もう半世紀も前になりますが、洋楽で2枚目に買ったシングルがThe Raspberries(ラズベリーズ)の「I Wanna Be With You」(邦題「明日を生きよう」)でした。ビルボードのシングルチャートで16位というスマッシュヒットを記録しました。作者はエリック・カルメンでリードヴォーカルもエリックです。
左上がWally Bryson(ウォリー・ブライソン)で、担当はリードギター。ラズベリーズのポップでありながらハードなサウンドはこの人のギターによるものですね。彼はジミー・ペイジやドン・フェルダー(イーグルス)のように12弦と6弦のダブルネックギターを「Go All The Way」では弾きこなすテクニシャンでもあります。
1975年のソロでのファーストシングル、「All By Myself」でした。全体で7分以上という長い曲でしたが、ビルボード2位というキャリア最高のヒットを記録した曲です。そして、ビルボードでは残念ながら1位に届きませんでしたが、アメリカでもうひとつの権威のあるチャート、Cash Boxでは1位を獲得しています。
1977年のショーン・キャシディの活躍は結構なもので他の曲でビルボード1位も獲得していて、同じくエリック提供の「Hey Deanie」もビルボード7位(エリックは1978年のアルバム『Change Of Heart』でセルフカバーしてます)。翌年のグラミー賞新人賞にノミネートされました。しかし、新人賞は当時最も強力なヒットを持つデビー・ブーンに持っていかれたものの、ノミネートだけでも大変な栄誉でして、これもエリックの貢献度が高いですね。
リンダがギターを弾いている映像というのもなかなか珍しいと思います。実はイーグルスはリンダのバックバンドとしてメンバーが集められたところから、発展的にできたバンドでもあります。映像では、オリジナルメンバーの他にDon Felder(ドン・フェルダー)が加わっていますので、1974年のアルバム『On The Border』以降のものと思われます。
「Take It Easy」収録のデビューアルバム『Eagles』では「Nightingale」という曲を単独で提供し、2作目のコンセプトアルバム『Desperado』ではオープニングの「Doolin-Dalton」をDon Henley(ドン・ヘンリー)、グレン・フライ、J.D.Souther(J.D.サウザー)と共作してます。同じく3作目の『On The Border』でも「James Dean」を同じメンツで作りました。
イーグルスへの曲提供や共作はここまでですが、ジャクソン・ブラウンも「Take It Easy」はセルフカバーしています。
彼はジャクソン・ブラウンよりもイーグルスのヒットシングルに絡んだ人で、「Best Of My Love」、「New Kid In Town」、「Heartache Tonight」と3曲もナンバーワンヒットを送り出しています。いずれも、ドン・ヘンリー、グレン・フライとの共作で、「Heartache Tonight」にはBob Seager(ボブ・シーガー)という人も加わってますが。
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