坑道の内部・足尾銅山
2021年10月31日(日)続き
<坑道>KP/DA21mm
足尾銅山観光のトロッコで坑道の奥に到着しました。列車はバックで引き返していきました。
<さらに続く>KP/DA21mm
公開されているのは460メートルとほんの一部です。坑道の総延長は1234kmあるとのことで、東京・大阪を往復するより長いですね。掘りも掘ったりですな。
<ジオラマ>KP/DA21mm
江戸時代以前の再現ですかね。この時期、外は薄手の上着がいるくらいの気温でした。坑道の天井からは染み出した地下水のしずくが断続的に落ちるため、坑道の路面は軽く濡れています。寒いということはなく、外と同じくらいかやや暖かいくらいでした。
<負夫>KP/DA21mm
公開されている坑道はトロッコも入っていくくらいのところなので、十分な高さと幅もあります。しかし、坑道が延びるに従い、低く狭くなっていくはず。枝分かれしたところも同様でしょう。姿勢を低くし、かがまないと作業もできないと思います。
<水管人夫>KP/DAmm
掘ると水脈に当たってしまい、水も湧き出ますね。いやあ、辛そうだ。
<別館の展示>PowerShot
工夫たちの出入りには、マッパになってタイムカードに当たる鑑札を示して行ったそうです。全裸になるのは鉱石を持ち出したり、異物を持ち込むのを防ぐためですね。もちろん、江戸時代の話ですね。
<作業用トロッコ>KP/DA21mm
江戸時代の足尾銅山は幕府直轄の鉱山でしたが、近代化以前の産出量は年間150トンにまで落ち込んでいたそうです。
1877年古河市兵衛が経営に着手し、有望な鉱脈を発見し、採掘技術の発達とともに続々と新しい鉱脈を発見していき、1905年に会社組織になったそうです。
<動くジオラマ>KP/DA21mm
これらのジオラマの一部は見学者がボタンを押すと動いたり、音声が流れたりします。見学者が比較的少ないので、割と自由に操作できます。
<鉱山メシ>KP/DA21mm
一日まったく太陽の光を浴びないということもあったでしょうね。食事もここで。労働基準法もあったもんじゃないでしょうが、少なくとも前世紀末くらいまでは休憩時間もないような働き方もざらではなかったかと。
ちなみに、足尾銅山は1973年に採掘を停止しています。坑道での作業はなくなったのですが、銅の精錬は輸入した銅を使って行っていたそうです。こちらも現在は行われていません。
<電気鉄道式作業車>KP/DA21mm
ところで、足尾鉱毒事件ですが渡良瀬遊水地やいくつかのダムを渡良瀬川に作り、鉱毒を沈殿させるようにしました。
<草木湖>PowerShot
渡良瀬川の下流部に草木ダムが作られ、鉱毒を下流に流さないための設備も導入されたようです。ただ、ダムの完成後はすでに足尾銅山は閉山されていて、流れ出る鉱毒自体が減っていたとのことです。現在は水質検査では異常な数値は出てないとのことです。
<道の駅富弘美術館>PowerShot
ここに道の駅があり、スタンプゲットしました。
話が草木湖まで飛びましたが、足尾銅山の続編はまだあります。
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