シーロムのおとなしいファラン向けタイ料理店
2019年の夏のことでございます。
<ボートに乗る僧侶>KP/DA18-50mm*本文とは直接関係ありません
この時の旅では、クアラルンプールからバンコクまで鉄道だけで移動する旅をしました。例外はバタワースとジョージタウンを結ぶフェリーの往復。もうひとつはハジャイとソンクラーのロットゥの往復でした。
このルートを旅するのは3回目ですが、最後は全部バンコクです。クアラルンプールではなくバンコク。やっぱり、クアラルンプールよりもバンコクのほうが楽しいですからね。
つうことでバンコクなんですが、4泊いたしました。昼間はバンコク市内やバンコクに隣接する地域を訪れ、夕方に戻ってくるというパターンでした。
<サラデーン駅>OMD10/ED14-42mm*画像は2019年12月のものです
その年の春、短期でしたがシーロムに宿を取りました。その時ちょっと気になっていたレストランがあったのです。
場所はシーロム通り沿いのシーロムSoi6。有名なパッポン通りを過ぎ、クルンテープ・クリスチャン病院を過ぎると現れる通りがSoi6で、その入口近くに店はありました。
<冷えビー>PowerShot
店の名前は「After Hours」。店の前にテラス席がありましたが、暑いので店内に席を取りました。ちなみに、イギリスに「Swing Out Sister」という人気デュオがいますが、そのヒット曲が「After Hours」。実にファラン向けのネーミングですね。
客は欧米人ばかりで、いわばファラン御用達です。当然ながら、メニューには英文がありますし、店員も英語を話します。
<コームーヤーン>PowerShot
ビールはタイ人向けみたいに氷を入れませんが、ジョッキをきちんと冷やしてあります。ちゃんと冷蔵庫にジョッキを入れて凍らせたやつですね。
タイ料理も自分の中では定番ですが、タイにやってくるファランが好んで頼みそうもない、こうしたものも用意してあります。
パタヤやウドンみたいに、ちょい悪のファラン向けの店だとビールもジョッキではなくてビール瓶から直接ラッパ飲みするというのがお決まりのようですが、この店は違いますね。
おお、ビアチャーンが料理と合う。
<イサーンソーセージ>PowerShot
これまたチャーンに合います。もう、ジョッキを何杯かお代わりしたことはいうまでもありません。
それにしても、落ち着いた店だし、客層もまともです。ちょっとソイを移動すれば狂乱の世界が待ち受けているというのに。
それは、こちらに来てもらえばわかるのですが、このソイにはごく普通のタイ人も住んでいるのです。
厳密に調べたわけではありませんが、タニヤやパッポンに住宅があるでしょうか。あったとしてもごくわずかだと思います。このソイには住宅の他にはわずかなレストランとゲストハウスといっていいくらいの宿が点在しているくらいです。
バンコクのファラン天国またはコンイープン天国のすぐそばにはこうした地域もあるということで。
もちろん、シーロム通りを挟んだコンウェート通りなどもそうだろうし、カオサンの外れなどにも当たり前のタイ人の世界があるはず。
こうした店がもっとあったらいいんですがね。
ちなみに、外国人の観光客を本格的に受け入れたタイですが、Google Mapで調べてみたらAfter Hoursは休業中のようでした。再オープンするといいんだけど。ちなみに、ヤムの会で現在進行形でバンコクに飛んでいる人もいます。羨ましー。
<2022/06/02追記>
元ホムトンバナナのYamamotoさんから連絡がありまして、After Hoursは閉店していたとのことです。
また、夜はわからないもののタニヤもパッポンも閑散としていたそうです。
一応、シーロムってオフィス街なんですよね。タニヤは極端ないい方をすれば日本の治外法権が及ぶような場所。パッポンはファランの治外法権の及ぶような場所。といえます。シーロムエリアのオフィスのサラリーマンも、パッポンやタニヤの食堂(わずかにあるらしい)や屋台で食べたり、ビニ袋に入れてテイクアウトしていくような日常でしょうか。
ま、当たり前のタイが戻っているということです。
スクムビットさんのパタヤレポも期待したいですね。
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コメント
まだこちらは9割ほど復活ですが残りの1割がやっていないのでガッカリという目に何回か会いました。
ヒョウちゃんは来年は暮らすほどいけますよ。
毎日夜になると眠くなってしまいブログが書けません。
投稿: スクムビット | 2022年5月28日 (土) 22時57分
日本語がおかしい。
投稿: スクムビット | 2022年5月28日 (土) 22時58分
スクムビットさん。
タイからありがとうございます。
パタヤですね。
9割復活ですか。
業種によってはそれ以下じゃないかと思いますが。
現在の状況だと、門戸を開いたタイをはじめとする東南アジア諸国は気楽に行けそうですね。
コロナ以前は国境越えをひとつのテーマにしてましたが、行くとしてもひとつの国だけとなりそうです。
>毎日夜になると眠くなってしまいブログが書けません。
たまにでいいので、新しい記事をお願いしたいです。
やっぱり、リアルな状況に飢えてますから。
投稿: ヒョウちゃん | 2022年5月29日 (日) 20時35分