ロンドン留学(ロンドン大学、Mick Jaggerと同じ)の時に音楽ユニットを組み、これが歌手デビューにつながったともいえますね。とはいえ、「Love Yourself」を含むアルバム『做自己 To Be』のリリース時がすでに27歳です。映画デビューのほうが1993年と早いです。香港といいますと、俳優イコールシンガーという面も少なからずあります。カレン・モクはハーフとはいえ、かなり独特な容姿ですので、王菲のように主役級の役が回ってくることはなく、映画でもかなり個性的な役回りであるようです。
とはいえ、この曲はケニー・ロギンスの手によるものではなく、作曲はGiorgio Moroder(ジョルジオ・モロダー)、作詞がTom Whitlockという人です。特にジョルジオ・モロダーは映画音楽で頭角を現した人といえます。代表曲としては「Flashdance…What A Feeling」があり、こちらはビルボード1位を獲得しているし、1983年の年間チャートでは3位になっています。また、日本ではなぜか「スチュワーデス物語」で麻倉未稀によるカバーでオリコン1位という具合です。
さて、ワタクシは1973年に彼らのシングル「Thinking Of You」(邦題「愛する人」ビルボード18位)を購入していました。
ですがね、この曲はジム・メッシーナの曲でリードヴォーカルもメッシーナ。ま、当時は映像もありませんでしたのでそんなことはわかりません。ですが、デュオとして70年代から現在まで最も売れたDaryl Hall & John Oates(ホール&オーツ)よりもしっかり二人が共同作業をしているようにワタクシは感じますね。
このあたり、ジム・メッシーナが元Poco(ポコ)のメンバーだったこともありますかね。PocoのメンバーであったRandy Meisner(ランディ・マイズナー)もTimothy B. Schmit(ティモシー・B・シュミット)もEagles(イーグルス)に加わることになり、そうしたテイストを個人的にも好むことから、ロギンス&メッシーナも早くから好んでいたのだと思います。
曲は「House At Pooh Corner」(邦題「プー横丁の家」)でした。こちら、アルバム『Sittin' In』収録です。シングルカットはされておりませんが、かつてケニー・ロギンスがニッティグリッティ・ダートバンドに提供した曲のひとつです。
わたしゃ、外国童話などにはまるで縁のない幼少時代を送っていましたので、「プー横丁ってなんだ?」となったわけです。それが、「水曜どうでしょう」を見ていたらイングランドのハートフィールドに「くまのプーさん」(原題「Winnie-the-Pooh」原作者はA.A.ミルン)の世界を再現したところがあることがわかりました。しかも、「くまのプーさん」の続編は「プー横丁にたった家」(原題「The House At Pooh Corner」)というのですね。
曲は1979年のDoobie Brothers(ドゥービー・ブラザース)の「What A Fool Believes」(1979年)でした。ビルボード1位を獲得し、第22回グラミー賞では最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞のダブル受賞となった曲です。ドゥービー自身2度目のビルボード1位がとんでもないことをやらかしたのです。
この曲が収録されたアルバム『Minute By Minute』リリース後、自らが誘ったにもかかわらずマクドナルド中心の新しいドゥービーの音楽性に違和感を感じ脱退した人です。その後、セッションギタリストとして浜田省吾のアルバム『Homebound』でもギターを弾いております。そしてなんと現在は軍事アナリストということですから、もしかしたらアメリカでウクライナ問題について何かやっているかも。小泉悠氏のような人かな。
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