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2022年10月30日 (日)

四川省成都

西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(20)

青海省とチベットで手持ちのリバーサルフィルムをほとんど撮り切ったため、成都以降は散発的な写真しかありません。旅のメインはすでに終わっているので、この時点ではほとんど漫然と過ごしていたことになります。当時、サブカメラも持ってこなかったし(当然ながら、デジカメは出現しておりません)。

てなことで、散発的な紹介となります。

四川盆地の真っただ中にある成都はラサから下ってきた身としては暑かったです。思わず、バスの中で半袖に着替えたほどでした。当然ながらバスにはエアコンが効いていたのですが。

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<四川料理レストラン>P-30/SMC A28mm

空港から四川料理の店に直行。どんなに辛いのかと思ったものの、ツーリスト向けの味でした。

とっちゃん坊や風の成都のガイドによると、四川は蒸し暑いので汗が出にくく、辛い物を食べて汗を出して体調を維持する旨のことを説明していたのですが。

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<陳真麻婆豆腐店>P-30/SMC A28mm

そのかわり、夕食は強烈でした。かの有名なこちらです。

入口は多少体を成していたのですが、内部ははっきりいって貧弱な内装でした。そして、ここには人民が集い、麻婆豆腐だけでご飯をかきこんでおりました。

さて、その麻婆豆腐ですが、一口味わうと、口の中がじゃりじゃりしました。使っている山椒の量が半端じゃありません。そして、舌がしびれてきました。冷えていない常温のビールで洗い流すのですが収まりません。そして、汗がだらだらと出てきます。

ここは人民のように麻婆豆腐をご飯にのせてガーッと書き込むのが正解なのでありました。

これは「味」云々の世界ではなく、本当の意味の発汗のための食事でしたね。

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<屋外席>P-30/SMC A28mm

こちらは席を外して涼んでいるときに見かけたもの。

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<ワイルドに食らう少女>P-30/SMC A28mm

夕食までの間に、杜甫草堂とか川の近くの公園などを案内されましたが、刺繍を作るところなども見学。なんともまとまりのない観光です。公園には屋台なども出ていて、様々な店がありました。

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<光臨少姐>P-30/SMC A28mm

こちらは、初めて見た中国式の歓迎をする女性たちですね。コロナ前のマカオのフェリーターミナルなどに、カジノの送迎バスの案内にこうした人たちがいます。

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<岷山飯店>P-30/SMC A28mm

こちらに泊まりました。

翌年、同じ添乗員による仲間内のツアーで、長江下りを行いましたが、やはり泊まったのはここでした。

その時は、朝食時にゆで卵が用意されていて、同じく同室になったH氏が卵を数個持ち帰ろうとしたら、服務員に注意を受け持ち帰れなかったことがありました。ビュフェ形式の朝食でしたが、卵が貴重品だったのでしょうかね。

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2022年10月27日 (木)

まぼろし博覧会@大仏殿や衛生博覧会など

2022年10月16日(日)続き

またまた、まぼろし博覧会をしつこく紹介します。

大仏殿

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<聖徳太子像>PowerShot

入場券を購入し、一番最初にあるところ。おそらく、最も最初にできた展示スペースです。もともとは、熱帯植物園だったところを買い取ってまぼろし博覧会は始まりました。

見ての通り、温室は解体されてなくて、ここを大仏殿という名前にしています。メインの聖徳太子像はどこかで大仏として展示されていたものだとか。なんと、全長でしょうか50メートルあるそうで。
(追記:映画で使われた大仏のセットだそうです)

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<オルメカ遺跡と呪詛する僧侶>PowerShot

なんとも取り留めのない図柄です。右の巨大な石頭はメキシコ中部、メキシコ湾岸のビジャエルモッサのラ・ベンタ遺跡公園で見た「オルメカ・ヘッド」というものです。

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<古代エジプト>PowerShot

どうやら主催者は古代文明に興味をお持ちのようで、このようなものが次々に現れます。…といっても、大英博物館じゃないんだから、すべてコピーで、どこからか引き取ってきたものでしょう。

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<牛頭馬頭御輿>PowerShot

こちらは、東京藝術大学の学生の作だそうで。卒業制作を寄贈されたのでしょうかね。聖徳太子もでかいですが、こちらも相当な大きさです。そのままでは運べないので、解体して芸大生の指揮によってこちらで再び組み立てたとか。

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<願い事>PowerShot

こちら、パワースポットとなってしまったのでしょうか。一体、どなたが始めたのか。絵馬とおみくじと七夕の飾りが混然となったような感じ。西洋によくある南京錠をいくつも付けられた欄干にも通じるものがあります。

場内ではこのような短冊を配布していなかったように記憶してますが、皆さん用意してきてるんですかね。もしかしたら、イベントで使われたものかも。

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<便所紙神社>PowerShot

大仏殿内には小さな祠がいくつもありまして、それぞれ「神社」を名乗っておりました。

実際にお金を置いていく人もいるようですね。「聖水神社」「残り湯神社」なんてのもありました。怪しいぞ。

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<新聞広告>PowerShot

このようなものがびっしりと貼られたコーナーも。新聞や雑誌の片隅の広告を拡大したものでしょうか。

今となってはお笑いですけど、1970年代くらいまで「君も身長がぐんぐん伸びる」とか「シーモンキー」、「透視眼鏡」などなど、もっと怪しげなものも掲載されていたはず。これらは、すでに一掃されましたね。

衛生博覧会

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<妊娠の過程>PowerShot

このあたりの展示品は伊勢にあった秘宝館から持ち込まれたようです。かなりグロいので、子供は泣いちゃいますね。

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<内部>PowerShot

熱心に見入るトーマスさんの後ろ姿。

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<記念撮影用>PowerShot

顔を出せます。傍らには「ニューハーフになりました」という表示もあり。

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<まぼろし島>PowerShot

屋外の展示もあります。

さらには、「おばあちゃんの部屋」というものがあり、お亡くなりになったおばあさんがこつこつと小遣いで収集してきた縫いぐるみや小物を展示したところも。どうも、処分に困っていたものを引き取ったようです。

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<記念撮影>*トーマスさんよりご提供

なんともサービス精神旺盛な「セーラちゃん」ですが、おそらく全共闘世代の某出版社のトップの人なんです。

お姫様抱っこ大歓迎だそうで。

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<名刺もいただきました>PowerShot

2022年の正月にNHK「ドキュメント72時間」でまぼろし博覧会が取り上げられました。その時には素顔が出てたな。

それ以来、全国的に知られるようになってきたようです。この日も来館者多数。グループもファミリーも多かったです。一番多かったのは、我々のようなおっさんではなく、若いカップルと若い女性ですね。

入場料、1200円。中高生割引、障害者割引あり。ただし、バリアフリーには未対応です。また、コスプレ歓迎だそうで、簡素ながら更衣室もありました。当日券で退出後、再来場が可能です。

展示物が古くて、紙のものも多くいずれは消滅しそうですが、どんどん、いろいろなものが送られてくるし、そのようなものを見つけてくるので、展示物も少しずつ変わっていくような予感がします。

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<セーラちゃんの見送り>*トーマスさんよりご提供

大漁旗で見送っていただきました。なんとなく、癖になりそう。またいつか行くかも。トーマスさん、カルロスさん、ご同行ありがとうございました。楽しかったぜ。

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2022年10月24日 (月)

まぼろし博覧会@昭和という時代

2022年10月16日(日)続き

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<これより昭和へ>PowerShot

さあ、昭和へタイムスリップ。その歴史ごとに見ていきましょうか。今回はエロスはなしですよん。

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<大戦時>PowerShot

第二次世界大戦中、衆議院は任期が1年延長され、すべての政党が解散し、大政翼賛会に合流していた1942年に実施された第21回衆議院選挙のポスターです。よくぞ残っていたものです。

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<ミゼット>PowerShot

トゥクトゥクじゃありませんよ。ダイハツ・ミゼットです。1957年~1972年まで製造されていたそうです。

確かにタイのトゥクトゥク、特にアユタヤのトゥクトゥクはこのミゼットを元にして作られたみたいです。現在のアユタヤ型ミゼットですが、この形を踏襲していて、ご丁寧に「DAIHATSU」のロゴマークなどが付いておりますが、シャシーもボディもタイの専門のメーカーで作られているはずです。なぜなら、このエンジンもボディもはやダイハツでは作られていませんので。

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<長屋>PowerShot

丸いちゃぶ台。これは、星一徹が設定では貧しいにもかかわらず、ほとんど毎回、ちゃぶ台をひっくり返すことで知られてますかね。

この傍らには風呂場と「ぼっとん便所」があり、ご丁寧なことにマネキンが身体を洗っていたり、しゃがんでいたりしていましたが。

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<学生アパート>PowerShot

南こうせつとかぐや姫「神田川」のイメージですかね。魔法瓶にトースター、ドーナツ盤のレコード。そして、中央にはフェンダーテレキャスターリッケンバッカーというギターがあります。ジョン・レノンやジョージが使っていたギターです。

当時のアパート住まいの学生でテレキャスリッケンバッカーを所有するのは不可能だと思いますがね。持っているとしても、せいぜい、国産無名メーカーのアコースティックギターがせいぜいだろうと思いますが。

(駐)おりんぴあさんのコメントのご指摘もあり、画像をよく見てみましたが、フェンダーのエレクトリックギターは、ギターヘッドの左側(立てた場合、右利きの人が弾く場合は上に来る)にペグ(糸巻き)が並ぶ構造ですので、フェンダー製のものではありませんね。そして、ギターヘッドの模様からリッケンバッカー製と思われます。おりんぴあさん、鋭い。トーマスさん、合ってますよね?

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<バリケード>PowerShot

全共闘世代には懐かしいでしょうか。ワタクシの時代にはすでにこういうものは終わっていまして、その残党はごくわずかにいたかもしれません。たまに、このような文字を書いた看板が立てられたことはあったけど。

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<ヘルメット>PowerShot

これはさすがに、新しいヘルメットに文字を書いて再現したものでしょうね。

先ほどのバリケードなども、さすがに残っていたものではなく新しく作られたものでしょう。と、いうことは、全共闘世代の人がここには関係しているのではと、推測します。

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<およそ半世紀前>PowerShot

中央の「銭ゲバ」、あの「浮浪雲」のジョージ秋山の初期の作品ズラ。少年サンデーに連載されておりましたが、現在ならば大問題になったような作品ズラ。(語尾に「ズラ」をつけるのは主人公、蒲郡風太郎の口調ズラ。)

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<1970年代>PowerShot

このあたりまで来ると、つい最近のような気がします。

しつこいようですが、もう少々続けます。

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2022年10月23日 (日)

まぼろし博覧会@ストリップ小屋

2022年10月16日(日)続き

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<まぼろし博覧会>PowerShot

道の駅 伊東マリンタウンから約30分、怪しげなところに到着いたしました。こちら、「まぼろし博覧会」という、「キモ可愛いテーマパーク」です。

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<セーラちゃん>PowerShot

こんな人がお出迎えしてくれます。怪しいですよねえ。

それでは入園しましょう。セーラちゃんによると、受付は階段をずっと上った先だそうで。カルロス氏、すまんのう。おまけに、カルロス氏の介助人ということで、トーマスさんともに100円割引になりました。実際には介助は必要ないのですが、来る時が来れば尿瓶くらい…以下自粛。

ここは、かつて熱帯植物園があったところで、予想を上回る広大な敷地です。見て回る箇所もものすごく多いです。

ということで、テーマをひとつに絞って今回はご紹介いたします。それは、「ストリップ小屋」。

 

ま、ワタクシの文章を読むよりはこの楽曲をバックミュージックにどうぞ。

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<広島第一劇場>PowerShot

実際に閉館になった広島から看板を含めてトラック数台分で運び込んだという小屋です。このへんは未完成みたいなもので、これから手が加えられていくことになるようです。

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<楽屋の再現>PowerShot

プレハブに入ると入場券売り場があり、その先が楽屋みたいになっていました。踊り子さんですね。

このようなマネキンは腐るほどあります。ストリップ小屋以外にも、日本各地の閉館になった秘宝館などから、展示物を運び込んで様々に仕立て上げてくれるのですね。

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<キーワードは昭和>PowerShot

こちら、順路としては2つ目になります。階段を上がりきったところで、トイレもあるのですが、これまた怪しさ満点でした。

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<昭和のにおい>PowerShot

やや、猟奇的な感じもしますね。そして、場内はある程度の照明はありますが、非常に暗いです。

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<マリリン>PowerShot

こちら、スカートの下から風が常に吹いております。マリリンにとって代名詞ともいえる地下鉄の空気孔での超有名シーンですね。

マネキンは金髪であることとワンピースの衣装ということで、なんとなくモンローさんとわかるんですが、はっきりいって似てません。モロに似ていると、マリリン関係者からクレームが来るからでしょうかね。こちら、おそらくどこかの秘宝館から運び込んだものでしょう。

専門の業者(そんなものがあるかどうか)に発注して、マダムタッソー並みのものができて金をかけるよりも、雰囲気で自分たちで作ってしまえというところでしょうかね。

これ、スカートは思いっきり広がりません。そうやって見えちゃうと、秘宝館上がりですからいけない部分も露出してしまいますからね。なんたって、お子様も来園するところです。まあ、家族連れもいて恐くて泣いているお子様もいたくらいですが。

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<不美人座>PowerShot

この奥がエロスの世界ですね。

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<当時のポスター>PowerShot

それにしても、よくぞ集めたものです。

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<劇場のポスター>PowerShot

モノクロです。所狭しと貼ってあります。時代が不明ですが、入場料300円とか、記載されていました。

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<現役のポスター>PowerShot

さすがは熱海が近い。熱海城という秘宝館もありますね。もっとも、わたしゃ、ストリップ小屋も秘宝館も訪れたことはないんですが。

 

このあたりに焦点を絞って短い動画を作ってみました。最後に、トーマスさん、ご出演です。

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<ポスター>PowerShot

なんといっても、展示物が数多く、まだまだ紹介しきれません。おどろおどろしいところですが、もうしばらくお付き合いください。

「マダマダツヅクヨー!」(ストーンズの東京公演時のミック・ジャガーの一言)。

まぼろし博覧会

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2022年10月21日 (金)

まぼろしツアー序章

2022年10月16日(日)

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<Expasa海老名>PowerShot

この日、念願だった伊東にある某施設へと向かいます。ワタクシが声をかけたのはまずはトーマスさん。2年前の長野屋以来ですね。なんといってもこの手のものには大好きと勝手に思い込んでいたのですが、想像以上に乗っていただきましてよかったです。

もうひとりはカルロス氏。おなじみですな。透析中のお身体でありながら、ワタクシ以上にお出かけしまくっている人です。

すでに中年を過ぎ去ろうとしている三人ですので、頻尿であることは間違いなく、まずは海老名で休憩いたします。

道中、退職後の話なども出ましたが、思いのほかワタクシの用意したゴダイゴ、スペクトラムなどにトーマスさんが反応していただき、盛り上がりました。カルロス氏は聴くに堪えないのかぐったりしておりました。

これからあと数回休憩タイムが予想されましたが、日曜日にもかかわらず道は順調で、昼には伊東に到着です。

まずはメシです。

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<伊豆浜焼本舗>PowerShot

道の駅伊東マリンタウンです。ここは、そこらのローカル色漂う道の駅とは異なり、飲食もバリエーションに富み、いろいろな店が入っています。待ち時間の少なそうなここにしました。

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<メニュー>PowerShot

テーブルには浜焼き用の網などもありましたが、定食類はあちらが調理してサーブされます。ま、こんなところで浜焼きなどをしていると琥珀色の泡立つドリンクが欲しくなっちゃうからな。

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<イカネギ焼定食>PowerShot

イカはホイルに包まれておりました。ホイル自体も熱々です。慎重にホイルを開きます。

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<イカ>PowerShot

湯気がもうもうと立ち上ります。イカは柔らかく、味も染みて美味いです。

ここ、ご飯の量を選べます。このあと、眠くなっても困るので「小」にします。

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<あぶり豚>PowerShot

こちら、トーマスさんからおすそ分けのあぶり豚です。ここ、海鮮の店ながらこの豚には金目鯛の煮汁が使われているとのこと。トーマスさん、ありがとうございました。

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<お勧め調味料>PowerShot

こんなものもテーブルにありました。試しに白飯にかけてみると、イケます。

伊豆浜焼本舗、ランチとしては手頃な価格設定ですし、味もなかなか。釜飯だけは時間がかかるとのことでした。

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<唯一のスリーショット>PowerShot

ここでも話が盛り上がってしまいましたが、そろそろ行きますか。なんといっても、ディープスポットなのだから。

続きます。多分、1回じゃ終わらないです~!

伊豆浜焼本舗

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2022年10月17日 (月)

伝説のクルマ

2022年8月26日(金)続き

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<プリンス&スカイラインミュウジアム>OMD10/ED14-42mm

2つ前の記事でS40型グロリアを紹介いたしましたが、訪れたところはここでした。よくわからないんですが、カタカナ表記もできるだけ英語の発音に近づけたいということでしょうか。

とにかく、名称が表すように、ここはプリンス自動車工業の一部のクルマとプリンス~日産へと続く名車、スカイラインの博物館なんです。

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<二代目スカイライン>OMD10/ED14-42mm

入場するといきなりこのクルマがお出迎えです。プリンス自動車工業から出ていたスカイラインですね。

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<櫻井眞一郎氏>OMD10/ED14-42mm

現在の日産GTRにも受け継がれる、スカイライン生みの親(実際には違いますが)、故櫻井眞一郎氏の肖像写真がお出迎えです。ここは、地価の展示場に下る階段ですね。

櫻井氏は初代スカイラインからその開発にかかわり、二代目スカイラインから開発責任者(主管)となった人物です。では、実車を見に行きましょう。

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<初代スカイライン>OMD10/ED14-42mm

L型/20系という、初代。1953年~1963年まで作られたクルマです。なんだか、現在のスカイラインとは似ても似つかないクルマですね。

どちらかというとアメ車のような雰囲気です。エンジンは1.5リッタークラスでしたが、最高速は当時のトヨタや日産の同クラスよりも出たとのこと。

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<二代目>OMD10/ED14-42mm

入口にも展示されていた二代目スカイライン、50系です。1963年から1968年まで生産されましたが、途中プリンスと日産が合併したため、日産ではS5型という型式です。そして、このクルマから櫻井氏が開発主管になりました。

さて、伝説はこのクルマから始まったのです。現在のF1日本グランプリとは異なる第1回日本グランプリでプリンスはこのクルマで出場しますが、ほとんど市販車同様に手を加えられなかったため、レースでは惨敗。その反省もあって第2回日本グランプリのGTクラスでは、このクルマにグロリア用の6気筒エンジンを載せ(ノーズを6気筒エンジンを搭載できるよう延長した)、一時はポルシェ904を抜くという快挙を成し遂げたのです。

そのレース用のクルマは市販車として92台が販売されました。それがスカイラインGTです。ここから「スカG」伝説が始まったのですね。

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<三代目>OMD10/ED14-42mm

C10型という三代目。1968年から1972年まで。また、このクルマからGTのさらに上級であるGT-Rが追加されました。

通称、「ハコスカ」、「羊の皮を被った狼」、「愛のスカイライン」ですね。「頭文字D」などが注目されておりますが、あちらはAE86型と呼ばれるトヨタのスプリンタートレノですね。こちらも、エンジンは4気筒DOHCなんですが、後輪のサスペンションが車軸式、つまり独立懸架ではないという、安いクルマ。櫻井氏の思想とは異なります。

さて、初代GT-Rですが、レーシングモデル、R380に搭載していたエンジンをベースに搭載され、そのスペックは、160PS(馬力)でした。まあ、当時の測定方式と現代は異なるため、実測上はこの程度のスペックを持ったクルマは現在かなり存在します。それでも、当時としては驚異的だったと思われます。

高度成長時代とはいえ、初任給ひとけた万円では、いくらローンを組んでも買えませんね。本当のお金持ちがドラ息子に買い与えるみたいな図が浮かんできます。

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<四代目>OMD10/ED14-42mm

C110型。1972年から1977年まで作られました。通称ケンメリ。CMで「ケンとメリーのスカイライン」、日本のフォーク系デュオ、BUZZが「ケンとメリー~愛と風のように~」を歌ったことからそう呼ばれました。

このクルマから2ドアハードトップも追加となります。

また、このクルマから丸目4灯のテールライトがGT系になり、以降そのアイデンティティが現在のスカイラインと日産GT-Rまで受け継がれています。一方非GT系のおとなしいエンジンを積むタイプには形状の異なるテールライトとなり、明確な区別がなされました。

また、GT-Rは三代目と同じエンジンを搭載しましたが生産量が極めて少なく、短期間の販売となりました。これはやがて実施される排ガス規制が関係していると思われます。

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<五代目>OMD10/ED14-42mm

C210型。1977年~1981年まで。通称ジャパン。

このクルマはとうとうGT-Rが出ませんでした。それでも、クルマバブルとでもいいましょうか、4年でのモデルチェンジですね。それだけ、クルマが売れて、多くの人がモデルチェンジごとにクルマを買い替えたという時代です。

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<六代目>OMD10/ED14-42mm

R30型。このクルマ以降10代目のR34まで型式に「R」がつくことになります。それ以降は、型式が「V」となりますが、エンジンが直列ではなくV型エンジンに変わったためと思われます。

1981年から1985年まで(バンは1990年まで継続生産)。このクルマもGT-Rが出ませんでしたが、直列4気筒DOHCの「RS」がトップモデルとなりました。ただし、バルブヘッドは4つになりかなりの高出力となりました。さらには、それにターボを搭載したRSターボも追加されます。こちら、190PSと、初代GT-Rを上回るスペックとなりました。

わたしゃ、スカイラインどころか日産車も所有したことがないのですが、このクルマには乗せてもらったことがあります。

さて、GT-Rはこの後のR32型で復活するのですが、物議をかわしたスカイラインがこちら。

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<V35型>OMD10/ED14-42mm

伝統の直列6気筒エンジンをやめ、デザインまでも大きく変更したスカイラインです。

なんでもルノー上層部の意向が大きく反映されたからといわれています。つまりはレバノンに逃亡したあの人…ですかね。

このミュウジアムにはR34までのGT-Rは展示されています。ですが、V36以降独立車種となった日産GT-Rはありません。あくまでもプリンス自動車工業の車種、スカイラインがメインであるからだと思われます。おそらく、ここを運営している人たちはGT-Rを集めてくることは可能と思われますが。

さて、現代のスカイラインは車両価格、450万円(廉価版)、GT-Rはなんと1500万円です。スカイラインはともかく、GT-Rは誰が買うんや~!

 

久々に動画も撮ってきました。字幕や簡単な解説もつけてみましたが、なんと誤字があった。

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<燦然と輝くRの文字>OMD10/ED14-42mm

ここ、とあるYouTube番組で知りまして、どうしても行ってみたかったので、伊那や木曽、安曇野などをセッティングいたしました。

一応、これにて8月後半のショートトリップ最後のエントリーとなります。

プリンス&スカイラインミュウジアム

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2022年10月12日 (水)

30年前の中国的飛行事情

西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(19)

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<ラサ・クンガ空港>P-30/SMC A28mm

ようやくチベットから脱出できる日がやってきました。とはいえ、かなり高地にも馴化し、富士山を超える標高であっても、夕食時にはビールなんぞを飲める身体になっておりましたが。

ラサからは成都に飛ぶことになります。しかし、その数日前から天候が安定しなかったらしく、ホテルでは空港から引き返してきたツアー団があふれていたこともあって、我々の座席はまだ確保されていないという状態でした。

この空港はラサ市内から100kmも離れていて、とにかく早めに行って座席を確保するということで、まだ真っ暗な中例のおんぼろバスに乗ってやってきたのでありました。

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<不安そうに待つ一団>P-30/SMC A28mm

また、チケットの確保は出稼ぎガイドの尹さんの力量にゆだねられているわけで、中国通で凄腕添乗員の鳴沢さんであっても手出しのできない世界なのですね。それに、必ずしも我々の尹さんに対する態度は友好的なものではなく、せいぜい社長(画像の左の人)がしこたまタンカや曼荼羅を購入したくらいでした。あとは、CITS(中國国際旅行社)の二人がいかに尹さんを立てるかにかかわってきます。

さあ、どうなるか。なんとか、確保はできたようです。以前別のツアーで、蘭州から北京へのフライトで、ツアー全員分のチケットの確保ができずに、添乗員と参加者2名が別経路で移動するという経験もしています。今回は全員一緒でした。

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<バスで滑走路へ>P-30/SMC A28mm

空港の小さなバスに乗り込み、いよいよ搭乗です。航空会社は中国西南航空(SZ)。一時期、中国国際航空から分割された時代の航空会社です。現在は再び中国国際航空に併合されました。

さて、バスから降りると少々待たされます。その時、ジープが乗り付けられ、数名が降り立ち、そのまま飛行機に吸い込まれるように消えていきました。お偉いさんですよね。

そして、その待っている間、飛行機の翼に人が現れ、何やら修理をやっている様子。これまた不安ですね。

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<ようやくの機内>P-30/SMC A28mm

何とか落ち着けました。やけに足元が広いのは、非常口があるためでした。しかし、外を見ると、先ほどまで修理をしていた翼のすぐそばでした。また、前日尊大な態度であったオヤジばかりの一団がすぐそばに陣取っていて、めちゃくちゃ酒臭かったですね。

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<チベットの山>P-30/SMC A50mm

眺めはよかったです。特に説明がありませんでしたが、ミニヤコンガなどでしょうか。フライト時間は2時間ほど。

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<タラップから>P-30/SMC A28mm

成都空港には昼前に到着。ようやく平地に戻ってきました。

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2022年10月 9日 (日)

栄光のグロリア

2022年8月26日(金)続き

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<諏訪湖>OMD10/ED14-42mm

こちら、諏訪湖を望む岡谷市の鳥居平やまびこ公園です。

松本からやっぱり下道で1時間半くらいでしょうか。しかし、この道は山間部をうねうねと走るワインディングロードの連続で、大型のトラックやダンプからおばちゃんのクルマまでが、必死の形相でぶっ飛ばしていくところでした。

☆長野県の一部地域では、交通の流れに乗って走っているにもかかわらず、前のクルマにぴったりとついて走るドライバーが、少なからずおります。ワタクシの居住する地域ではこのような行為は「あおり運転」と呼ばれていますが、どうやらそのような意識はないようで、当たり前のマナーになっているみたいなので、気を付けてくださいまし。

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<公園内>OMD10/ED14-42mm

先ほどの眺めのいい高台までは、このような階段を上がっていきます。これは、ごく一部で、目測で高低差約50メートル、ちょっとしたビルひとつ分上がっていきます。

その先には、とある博物館、ミュージアムがあるのです。しかし、こちらでは自称「ミュウジアム」という表記です。では、入ってみましょうか。

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<ミニカー>OMD10/ED14-42mm

どうやら、クルマの博物館…もとい、ミュウジアムらしいです。

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<プリンス・グロリア>OMD10/ED14-42mm

実はこのミュウジアムではこのクルマはごく一部を占めているだけです。ですが、ワタクシにとっては思い入れのあるクルマです。

こちらに展示されているのは、今は消滅したプリンス自動車工業のクルマです。

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<1964東京オリンピック仕様>OMD10/ED14-42mm

プリンス自動車工業は、1966年に日産自動車と合併し、消滅しました。そのプリンス自動車時代に生産されていたグロリアは、最上位に位置するクルマでした。

こちら、2代目のS40型になります。エンジンは直列6気筒2.0リッター。後年、排気量を拡大した直列6気筒2.5リッターエンジンも搭載されました。もろ、デザインはアメリカ車に近いです。ボディサイズは現在でいう5ナンバーサイズですが、かなり大きく見えます。

このS40型は1962年から1967年まで生産されました。つまりは、日産と合併後もそのまま作られたことになります。

そして、この時代、このサイズのクルマは価格もさることながら、ごく普通のサラリーマンが買えるものではなく、企業の重役が乗るような用途であったと思います。

ですがね、このクルマがたまに我が家にやってきたことがあったのです。つまり、父親が当時勤めていた会社から週末などに借りてきて、このグロリアでちょこっとドライブしたことが結構あったのです。同時に、トヨタのクラウン、日産のセドリックなども同じようにうちに現れたことがあるのですね。

さて、このグロリアにはボンネット中央に日の丸とともに五輪が描かれています。つまりは1964年の東京オリンピックでオフィシャル車として使われたということになります。

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<オープンカー仕様>OMD10/ED14-42mm

こちらは通常のラインナップにない、特注車ですかね。後部座席に優勝力士が乗っているような、スポーツの優勝パレードなどで使用されたものと思われます。

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<グロリア・エステート>OMD10/ED14-42mm

こちらはステーションワゴンです。5ナンバーもありましたが、完全に商用車となる4ナンバーもあったとのこと。

ちなみに、S40型グロリアは1962年から1967年まで生産・販売されました。後継のA30型(1967年~1971年、ライトが縦につながった通称「縦目グロリア」)は日産からの販売ですがプリンス時代のスタッフにより企画・設計されました。その後の230型からセドリックと同じシャシーとボディを共有した兄弟車となりました。なお、こちらに展示されているのはA30型のみです。

なお、プリンス自動車工業は皇室の御料車として、「プリンス・ロイヤル」というクルマも開発し、日産との合併後に納入されました。さすがに、御料車はここには展示されておりません。

また、上皇が皇太子時代、S40型グロリアを愛用していたとのことです。

なお、タイトルですが、「栄光」すなわち英語でグロリアと被っちゃうんですけど、そのようにいたしました。悪しからず。

この一角には商用のトラックなどもありましたが、そちらは省略いたします。記事はさらに続きます。

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2022年10月 6日 (木)

松本城と不思議蕎麦屋

2022年8月26日(金)続き

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<松本城>OMD10/ED14-42mm

安曇野から下道で松本に出ました。しかし、松本では駐車場を見つけるのに四苦八苦いたしました。

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<大手門>OMD10/ED14-42mm

しかも、あーた、信州ながらに気温36度ですぜ。

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<灯篭>OMD10/ED14-42mm

ここはさっさと、写真を撮って昼飯とでもしましょうか。

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<たかぎ>PowerShot

十割手打ちとあります。ここにすっか。

松本城のあたりはちょうどオフィス街でもあり、観光地でもあるためか、どの店も混んでそうでした。

しかし、この店に入ってみると、奇跡的に席がありました。

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<ざるそば>PowerShot

通された席は10人くらいが座れる大きなテーブルで、すでに6人くらいのグループが席についておりました。その一角で控えめに写真を撮ります。やりにくいったらありゃしないです。

そして、注文を取った兄さんは、流暢な日本語ながら、なかなかに彫りの深い顔立ち。どことは特定できませんが、少なくともインドから西に位置する地域の出身でしょう。

こちら、あらかじめそば湯も付いてきます。

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<ピンぼけ御免>PowerShot

グループに囲まれているためか、動揺してこんな写真しかありません。味はいうことないです。

ふと、厨房を見ると、ここにも顔の濃い兄ちゃんふたりが働いていたのでした。んー、なんだかな。

お代、880円の計算も例の兄ちゃん。店主のみが日本人で、下の土産店の割引チケットなどをくれました。

外国人だからどうというわけではありませんが、コンビニ店員のすべてが外国人という北区某所のコンビニみたいだなと思いました。それにしても、徹底してますね。

信州そばたかぎ

144年もやっているのか。土産にビアガーデン、カルチャー教室、宿までやってんのかよ。そりゃー、ビルが建つわな。

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<人力車と松本城>OMD10/ED14-42mm

人手は多いのに、なかなか客がつかない人力車です。もう、外国人への鎖国は解けたようなので、そろそろ大丈夫ですかね。

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<渡れない橋>OMD10/ED14-42mm

それにしても、この城はどこから見ても映えますね。

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<蓮池>OMD10/ED14-42mm

そろそろ、次に行くことにします。続きます。

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2022年10月 4日 (火)

碌山と中村屋

2022年8月26日(金)続き

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<碌山美術館・碌山館>PowerShot

大王わさび農場から碌山美術館にやってまいりました。こちらも広い駐車場があって助かります。最寄り駅は、JR大糸線の穂高駅になります。

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<碌山館内>PowerShot

ここ、碌山美術館ですが、彫刻家、荻原守衛の作品をメインとする美術館です。荻原守衛の号が「碌山」になります。

碌山はここ、旧穂高町の出身で、同郷の相馬愛蔵とその妻、相馬黒光が後援者となり活動を続けました。

前回の記事にも出した安曇野ユースホステル(現在は安曇野パストラルユースホステル。なんとまだ健在でした)に宿泊すると、大王わさび農場とともに訪れるべき場所として紹介されていたところです。

なので、数回来たことがあります。

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<第一展示棟>PowerShot

荻原碌山については中学・高校の美術の教科書にも載っていた人ですので、その程度の知識はありましたが、この地の出身であるとは知りませんでした。当時の知識はそれまでですね。

今回、訪れたことで、新宿中村屋との関係があったことを知りました。ちなみに、相馬夫妻は碌山のほかにも多数の芸術家を支援していました。

碌山美術館は碌山の画家時代の作品が展示されている杜江館(もりえかん)もあるのですが、こちらは撮影禁止でした。彫刻家に転じたのは、パリでロダンの「考える人」に感銘を受けたことがきっかけとなりました。ちなみに、杜江館は2008年に完成したので、初めて拝見することになりました。

次の展示棟は、こちらになりますが、碌山との交流があった高村光太郎などの作品も展示されています。上の画像は十和田湖にある「乙女の像」ですね。こちらにあるのは、「乙女の像」の中型試作だそうです。ここも1982年の竣工で、以前訪れたときは未完成だったと思われます。

ちなみに、十和田湖は先輩たちとレンタカーで回ってますが、現物は拝見しておりません。

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<グズベリーハウス>PowerShot

こちら、ショップなどの入るレストハウスとなります。

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<グズベリーハウス内>PowerShot

古い木造建築です。木の匂いがいたします。

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<碌山美術館>PowerShot

ほかにも第二展示棟があります。それも、1996年の竣工なのでお初となりますが。

荻原碌山は1910年、わずか30歳にして結核のため亡くなりました。最後に吐血したのは相馬家の茶の間だったそうです。

碌山美術館

相馬家ですがなんと名古屋グランパスの相馬勇紀が玄孫(やしゃご、愛蔵・黒光の4代あと)なんだそうで、もしかしたらカタールでもその雄姿を見ることができるかも。

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<安曇野市のマンホール>PowerShot

さ、次は急いで松本に出ますか。続きます。

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2022年10月 1日 (土)

安曇野のわさび

2022年8月26日(金)

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<北アルプス>OMD10/ED14-42mm

最終日。この日に帰ります。ようやく、いい天気になりました。

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<おろし生わさびのプロモーション>OMD10/ED14-42mm

本日最初に訪れたのは大王わさび農場です。豊科からクルマで10分程度のところですね。

こちら、巨大な駐車場があります。おそらく年中無休ですし、入園料などもございませんので、気軽に訪れることができます。

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<功労者たち>OMD10/ED14-42mm

ここは、「安曇野」という地名が日本に知れ渡る前からやっています。

私事になりますが、海外に出る前はワイド周遊券で日本の各地を回るという国内パッカーをやっておりました。もちろん、利用するのは分割民営化するJRではなくて、国鉄と一部の私鉄及びバスでした。宿泊はユースホステルです。

そしてですね、ここ旧穂高町には「あずみのユースホステル」という人気のユースがあったのです。あずみのユースには2回ほど止まったことがあります。そして、当時は薄っぺらな国内ガイドブックとともに、ユースの情報ノートやホステラーからの評価などを元に観光していたのですね。

もちろん、ユース側もミーティングという苦行の場でちょこっとだけ観光案内がありましたが。

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<わさび田>OMD10/ED14-42mm

この時期のわさび田には黒いシートが被せられていました。わさび田は奥にまだあります。

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<水で育つわさび>OMD10/ED14-42mm

こちらのわさびは渓流で育てられたものではなく、畳石式というそうです。わさびの植わっているところには砂利のような石を積み上げ、上流から流れる水をろ過しながら生育するというものです。

ここに流れるのは安曇野の扇状地からの湧水だそうですが、手を浸すとかなりひんやりしていました。わさびは冷涼を好むそうです。

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<ゴムボートクルーズ>OMD10/ED14-42mm

こちらは農場の脇を流れる川です。ラフティングというほどの急流ではありませんが、乗船したメンバーで力を合わせて漕ぐアトラクションもやっております。当然ながら、有料です。

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<神社>OMD10/ED14-42mm

おそらくはここを開墾した時に作られたものです。小さな社ですがそのわきには巨大なわらじが掛けられていました。

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<神を祀る洞窟>OMD10/ED14-42mm

このようなところもあります。洞窟はふたつ並んでいますね。

以前はわさび田はともかく、このように整備はされていませんでした。確か、初めて来たときには雪解けの時期でどろどろの状態だったので長靴を借りたような…。

飲食店も3か所、土産の建物もかなり充実しています。そして、トイレが奇麗でした。

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<わさびソフト>PowerShot

これ、さっぱりしています。390円とそれなりの値段はしますが。それほどツンと来ませんでした。

確かエクストラ仕様もあったような。わさびフランクもあるとのこと。

大王わさび農場

続きます。

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