碌山と中村屋
2022年8月26日(金)続き
<碌山美術館・碌山館>PowerShot
大王わさび農場から碌山美術館にやってまいりました。こちらも広い駐車場があって助かります。最寄り駅は、JR大糸線の穂高駅になります。
<碌山館内>PowerShot
ここ、碌山美術館ですが、彫刻家、荻原守衛の作品をメインとする美術館です。荻原守衛の号が「碌山」になります。
碌山はここ、旧穂高町の出身で、同郷の相馬愛蔵とその妻、相馬黒光が後援者となり活動を続けました。
前回の記事にも出した安曇野ユースホステル(現在は安曇野パストラルユースホステル。なんとまだ健在でした)に宿泊すると、大王わさび農場とともに訪れるべき場所として紹介されていたところです。
なので、数回来たことがあります。
<第一展示棟>PowerShot
荻原碌山については中学・高校の美術の教科書にも載っていた人ですので、その程度の知識はありましたが、この地の出身であるとは知りませんでした。当時の知識はそれまでですね。
今回、訪れたことで、新宿中村屋との関係があったことを知りました。ちなみに、相馬夫妻は碌山のほかにも多数の芸術家を支援していました。
碌山美術館は碌山の画家時代の作品が展示されている杜江館(もりえかん)もあるのですが、こちらは撮影禁止でした。彫刻家に転じたのは、パリでロダンの「考える人」に感銘を受けたことがきっかけとなりました。ちなみに、杜江館は2008年に完成したので、初めて拝見することになりました。
次の展示棟は、こちらになりますが、碌山との交流があった高村光太郎などの作品も展示されています。上の画像は十和田湖にある「乙女の像」ですね。こちらにあるのは、「乙女の像」の中型試作だそうです。ここも1982年の竣工で、以前訪れたときは未完成だったと思われます。
ちなみに、十和田湖は先輩たちとレンタカーで回ってますが、現物は拝見しておりません。
<グズベリーハウス>PowerShot
こちら、ショップなどの入るレストハウスとなります。
<グズベリーハウス内>PowerShot
古い木造建築です。木の匂いがいたします。
<碌山美術館>PowerShot
ほかにも第二展示棟があります。それも、1996年の竣工なのでお初となりますが。
荻原碌山は1910年、わずか30歳にして結核のため亡くなりました。最後に吐血したのは相馬家の茶の間だったそうです。
相馬家ですがなんと名古屋グランパスの相馬勇紀が玄孫(やしゃご、愛蔵・黒光の4代あと)なんだそうで、もしかしたらカタールでもその雄姿を見ることができるかも。
<安曇野市のマンホール>PowerShot
さ、次は急いで松本に出ますか。続きます。
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コメント
実は私はすっかり、カメラは置いてきぼりに
しています。
近年、著作権と盗撮がうるさいのが主な理由です。
特に一眼レフは。
さて、手前勝手ですけど。
ヒョウさんはこの頃キヤノンとオリンパス光学
ばかりに
なっているのが寂しいです。
投稿: ペンタのP | 2022年10月 6日 (木) 20時37分
ペンタのPさん。
一応、6月の伊豆ではKPを持ち出したんですが。
持ち玉をまんべんなく使うということで。
でも、気付いたのですが、オリンパスはご近所散歩あたりが向いてるなと。
特に雨だとキツイです。
とはいえ、日本ではPENTAXもオリンパスも長距離ズームはあまり出番がないすね。
投稿: ヒョウちゃん | 2022年10月 6日 (木) 21時25分