四川省成都
西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(20)
青海省とチベットで手持ちのリバーサルフィルムをほとんど撮り切ったため、成都以降は散発的な写真しかありません。旅のメインはすでに終わっているので、この時点ではほとんど漫然と過ごしていたことになります。当時、サブカメラも持ってこなかったし(当然ながら、デジカメは出現しておりません)。
てなことで、散発的な紹介となります。
四川盆地の真っただ中にある成都はラサから下ってきた身としては暑かったです。思わず、バスの中で半袖に着替えたほどでした。当然ながらバスにはエアコンが効いていたのですが。
<四川料理レストラン>P-30/SMC A28mm
空港から四川料理の店に直行。どんなに辛いのかと思ったものの、ツーリスト向けの味でした。
とっちゃん坊や風の成都のガイドによると、四川は蒸し暑いので汗が出にくく、辛い物を食べて汗を出して体調を維持する旨のことを説明していたのですが。
<陳真麻婆豆腐店>P-30/SMC A28mm
そのかわり、夕食は強烈でした。かの有名なこちらです。
入口は多少体を成していたのですが、内部ははっきりいって貧弱な内装でした。そして、ここには人民が集い、麻婆豆腐だけでご飯をかきこんでおりました。
さて、その麻婆豆腐ですが、一口味わうと、口の中がじゃりじゃりしました。使っている山椒の量が半端じゃありません。そして、舌がしびれてきました。冷えていない常温のビールで洗い流すのですが収まりません。そして、汗がだらだらと出てきます。
ここは人民のように麻婆豆腐をご飯にのせてガーッと書き込むのが正解なのでありました。
これは「味」云々の世界ではなく、本当の意味の発汗のための食事でしたね。
<屋外席>P-30/SMC A28mm
こちらは席を外して涼んでいるときに見かけたもの。
<ワイルドに食らう少女>P-30/SMC A28mm
夕食までの間に、杜甫草堂とか川の近くの公園などを案内されましたが、刺繍を作るところなども見学。なんともまとまりのない観光です。公園には屋台なども出ていて、様々な店がありました。
<光臨少姐>P-30/SMC A28mm
こちらは、初めて見た中国式の歓迎をする女性たちですね。コロナ前のマカオのフェリーターミナルなどに、カジノの送迎バスの案内にこうした人たちがいます。
<岷山飯店>P-30/SMC A28mm
こちらに泊まりました。
翌年、同じ添乗員による仲間内のツアーで、長江下りを行いましたが、やはり泊まったのはここでした。
その時は、朝食時にゆで卵が用意されていて、同じく同室になったH氏が卵を数個持ち帰ろうとしたら、服務員に注意を受け持ち帰れなかったことがありました。ビュフェ形式の朝食でしたが、卵が貴重品だったのでしょうかね。
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コメント
私もイギリス在住中によく中華系スーパーの麻婆豆腐の素を使って麻婆豆腐を作っていたのですが、まぁ本場の麻婆豆腐の素の辛いこと辛いこと(・o・)。
最初の頃は汗だらだら垂らしながら食べていたのですが、それに最終的には慣れてしまい、日本帰国後に日本の麻婆豆腐の中途半端な辛さに憤りを感じました(笑)。
投稿: おりんぴあ | 2022年10月30日 (日) 22時52分
おりんぴあさん。
リバプールの中華街でお買い求めかと。
本格中華ですね。
それでも、慣れてくるんですね。
ま、考えてみれば、激辛タイ料理でも経験重ねると、大丈夫になってくるようなものですかね(当社比)。
麻婆豆腐とはちょっと異なりますが、最近はスーパーでも「味覇」などが売られているので、街中華ではない、本当の大陸中華の味が、家庭でも再現できるようになってきたかと。
タイの調味料メーカーも頑張ってほしいところです。
投稿: ヒョウちゃん | 2022年10月31日 (月) 19時53分