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2022年11月29日 (火)

自称セクシー

かすてら音楽夜話Vol.154

 

いきなりのRod Stewart(ロッド・スチュワート)、「Da Ya Think I'm Sexy?」(邦題「アイム・セクシー」)での始まりです。

この曲は1979年2月にビルボードHot100で4週連続の1位。そればかりではなく、母国イギリスのチャートでも1位となり、世界中でこの怪しげなロッドのしわがれ声が響き渡ったのですね。

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さて、今回唐突にロッド・スチュワートを取り上げたかというと。現在進行中の2022FIFAワールドカップが理由ですね。

つまりですね、ロッドはかつてサッカー選手、もとい、フットボーラーだったのです(お忙しいと思いますが、おりんぴあさんフォローよろしくです)。

さて、この1979年、世の中ではまだまだディスコブームで、この曲もディスコ調です。それまでのロッドの経歴、Jeff Beck Group(ジェフ・ベック・グループ)~Faces(フェイセズ)という正統派ロックバンドのヴォーカルとしては、この曲はどうなんだという論調もあったようです。

しかし、すでにビッグな存在となっていたThe Rolling Stones(ローリングストーンズ)が「Miss You」をリリースし、Paul McCartney(ポール・マッカートニー)もWings名義で「Goodnight Tonight」をリリースしておりました。よりディスコサウンドを意識した曲ですよね。だったら、まあ、いいかくらいのものですかね。

これが、もしツェッペリンがディスコサウンドものを出していたら、大バッシング間違いなしでしたけど。

ところで、この1979年は国際児童年でもあったわけで、この年、ユニセフのコンサートが行われ、なんと、ロッドもこの曲で参加しているんですね。なんちゅう違和感やねん!

ちなみに、ほかの参加者はオリビアとかビージーズで、子供に害のなさそうな「Too Much Heaven」(邦題「失われた愛の世界」)などを演奏していたわけです。また、日本ではゴダイゴが「ビューティフル・ネーム」を協賛曲としてリリースしています。

 

ロッドはこれまで4曲をビルボードHot100の1位に送り込んでいまして、こちら、「Maggie May」が1971年にリリースした初の1位となった曲です。イギリスでも1位を獲得してます。

この時はフェイセズは活動中でしたが、当時からソロ志向はあったようで、フェイセズと並行してソロアルバムも数枚リリースしてます。このYouTubeの映像ではフェイセズ時代のギタリスト(ジェフ・ベック・グループでもベーシストのちギタリスト)、Ronnie Wood(ロニー・ウッド、ロン・ウッド、現ローリングストーンズ)を起用したアンプラグドのライヴですね。1993年の映像のようです。

ともかく、この「マギー・メイ」でロッドの知名度はぐっと上がったといえますね。

 

こちらは、1976年リリースの「Tonight's The Night(Gonna Be Alrihgt)」(邦題「今夜決めよう」)のプロモーションビデオです。この曲で2回目のビルボード1位を獲得しています。しかも、8週連続という。ただし、活動拠点をアメリカに移したため、イギリスでは5位止まりでした。

この音源は基本シングルと一緒ですが、最終盤の女性の声はこのビデオ用に入れられたものですね。いやー、ホントいやらしく映ってますよね、ロッド。

「Da Ya Think I'm Sexy」収録のアルバムは『Blondes Have More Fun』といい、邦題は『スーパースターはブロンドがお好き』というベタなものでした。アルバムジャケットは後ろ姿のブロンド女性の背中に手を回すロッドというものです。しかも、女性の服が大阪のおばちゃんじゃありませんが、ヒョウ柄です。

実際、ロッドは女性遍歴も派手で、4人の女性との間に8人の子供がいるそうです。こりゃ、ミック・ジャガーも顔負けですね。ちなみに、ロッドもミックも「Sir」の称号を受けております。

え?フットボールの話はどうしたって?

ロッドは父親がスコットランド系、母親がロンドン育ちで、ロンドンで生まれました。家業は新聞配達業だったそうですが、父親がいくつかのアマチュアのフットボールチームにかかわっていたそうです。当然ながら、幼少時からロッドもフットボールに親しみ、学校では中心選手であったようです。英語版のwikiではポジションがセンターハーフとなっていますので、今でいうミッドフィルダーですかね。ただ、当時の1950年代のフォーメーションと現代ではポジショニングなどはかなり違うと思いますので、何ともいえません。

さて、ロッドは学校を卒業後にロンドンのチーム、ブレントフォードFCのテストを受けます。日本版のwikiでは3週間ほどで退団とあるのですが。英語版ではテスト後にクラブからの連絡がなく、これを機に本格的に音楽の道に進んだという記述でした。

ちなみに、ブレントフォードFCは今でこそプレミアリーグに参加していますが、ロッドがテストを受けた時代は3部や4部にくすぶっていたようです。

なあんだ、といわれそうですが、日本でもJ3やJFLという下部のチームはあるわけで、そこにも当然プロがおります。もちろんイングランドはフットボール先進国ですからテストを受けただけでも、結構なレベルにあるのかも。

ロッドに限らずイギリスのミュージシャンはそれなりにフットボールの心得がありそうで、前述のロニー・ウッドはストーンズのライヴで降り注ぐ風船に対してヘディングをするシーンもあります(ツンツンヘアで風船を割るとか、くわえたばこの火で風船を割る)。ロッドもパフォーマンス中にキックを入れたりしますね。

また、FIFAワールドカップのイングランドの試合で、ミック・ジャガーが見に来たなんてこともありますよね。

ミュージシャンの才能と競技を伴う運動は相反する傾向がありそうですけど、ブラジル人は別かも。サンバの人とかリフティングが上手そうです。もしかしたら、マルシアとかサンバのお姉さんとかボールの扱いがとんでもなく上手かったり…なんてね。

さて、日本にとっては残念な結果に終わってしまったコスタリカ戦。でも、これがワールドカップですよ。

負けたからといってSNSに手のひら返しの投稿をしちゃったり、wikiのページを書き換えちゃったり。そのエネルギーをプラス方向に向けましょうや。最後まで楽しめばいいじゃない。どの国も通ってきた道なんだから。

ご意見、リクエスト、コメント大歓迎です。

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2022年11月25日 (金)

伊那の五平餅

8月のドライブ旅より。

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<水車小屋>PowerShot

ここは、長野県上伊那郡飯島町にある「道の駅 花の里いいじま」です。

この日は、長野県の伊那市から岐阜県の恵那市明智まで行くのです。中央高速に乗ればあっちゅう間に到着しますが、高速料金もばかになりませんので、下道でゆっくり向かうところです。

ガソリン代も結構するのではと思われそうですが、アメ車じゃないんで、1リットル当たり20km以上の燃費計算です。ガソリンタンクの容量は40リットル。今回の旅ではおよそ、750kmを走り無給油でございました。これに、高速料金をプラスしてトータルで計算しても、JRの運賃プラス特急料金よりは安く上がったのではないでしょうか。それに、JRだけでは行けないところにも容易にたどり着けます。

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<スタンプ>PowerShot

二つのアルプスが見える町とあります。東に南アルプス、西に中央アルプスですね。実際、この道の駅のある場所は、天竜川の近くではなく、中央アルプスの麓のようなところにあり、標高は高めです。

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<御柱のレプリカ>PowerShot

この御射山神社の御柱のレプリカだそうです。

御柱祭というのは諏訪大社で行われることは知っていましたが、調べてみると全国の諏訪神社および関連神社でも行われているとのことです。

この御柱も相当な大きさがあります。

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<ふるさとの味いいじま>PowerShot

ただ立ち寄っただけというのも面白みに欠けるので、五平餅でも食べていきましょうか。

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<五平餅>PowerShot

五平餅、150円也。オーダーすると、少し待たされました。

作り置きではあると思いますが、タレを塗ったり、焼いたりするのに時間が必要なようでした。

このタレはクルミだそうです。

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<美味し>PowerShot

かつて味わった五平餅は、この形ではなく、わらじのような形でした。かなりボリュームがあったと思います。また、タレもしょうゆベースだったような記憶があります。

形状やタレは地域ごとに違いがあるようですね。調べてみると、長野県特有のものではなく、岐阜から愛知の奥三河、静岡の北遠・駿河、富山県南部あたりまで広範囲に渡って作られていました。

定義としてはうるち米を軽くつぶしたものを固めて、串に刺し、タレを塗って焼いたものとなりますか。ここまでくると、地方がどうのこうのではなく、各家庭や店によって多種多様なのかもしれません。

食べ比べも面白いですが、ベースが米ですからそうはいくつも食べられないのが悩みですね。ちなみに、今回のルートでは安曇野や松本以外ではほぼ五平餅がありました。

さ、次行きましょう。

道の駅 花の里いいじま

話は飛びますが

世界を驚かせたW杯、ドイツ戦の勝利。逆転の浅野選手のゴールは、大会中のベストゴールのひとつに選ばれるのではないでしょうか。

さ、次はコスタリカ戦がもうすぐです。パワー送りましょう。

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2022年11月22日 (火)

どうなる、侍ブルー

2022FIFAワールドカップ(以下W杯)カタール大会が開幕しました。

日本にとっては初戦のドイツ戦、この結果でグループリーグの今後がある程度占えそうですが。

それにしても、開催国のカタールの初戦はともかく、AFCでFIFAランキング最上位のイランがイングランドにああした結果になるとは…。ま、そのあたりの詳しいことは、カタール滞在中のおりんぴあさんにお任せしましょう。

さて、今回のW杯カタール大会の出場国について、手持ちに画像があるものをぼちぼち紹介しようかというのが、この記事のコンセプトです。ほとんど意味ありませんが。

チュニジア

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<ケロアン>MZ-3/Sigma20mm

日本はあの2002日韓W杯のグループリーグで対戦し2-0で勝利したという国ですね。チュニジアはベルギーと引き分けにとどまり、グループリーグ敗退となりました。

ちなみに、この時日本もベルギーと引き分けております。

フランス

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<モンサンミッシェル>K-7/DA16-50mm

いわずと知れた前回優勝国です。W杯での日本との対戦は今のところありません。しかし、1998W杯フランス大会で日本はようやく初出場をはたしました。

イングランド

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<ロンドン、ホースガーズ>K-7/DA16-50mm

こちらもまた、日本との対戦はW杯ではなし。イングランド代表の代名詞ともいえるのがベッカムですかね。ベッカムヘア、トレンドになりましたが、すでに20年経ってます。

メキシコ

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<タスコ>MZ-3/FA28-105mm

メキシコもまたW杯での対戦はありません。しかし、1968年のメキシコオリンピックの3位決定戦でメキシコを2-0で下して銅メダルを獲得していますね。この時、ブラジルとも予選で引き分けてるんだな。といっても、当時は完全にアマチュアの世界。日本は釜本さんとか出てましたが、ブラジルはペレも出てないすね。

ちなみに、VWビートルが写ってますが、こちらメキシコ生産のビートルでタクシーです。助手席を取っ払って、客を乗せやすくしています。撮影時は2004年ですが、2003年まで現地生産されていました。だったら、今も走ってそうです。

モロッコ

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<シャウエン>MZ-3/FA50mm

モロッコも日本との対戦なしです。でも、旧宗主国のフランスへの移民も多くて、フランスサッカー界のみならず、フランスのスポーツ界に多数の人材は輩出していると思います。

あのジダンはアルジェリア系らしいですが、ベルベル人なんですね。

シャウエン、青く塗られた旧市街です。真夏でこんな感じ。これが白壁だったら目も開けてられんですね。

スペイン

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<サンティアゴ・デ・コンポステーラ>MZ-3/FA28-105mm

スペインもまた日本との対戦はこれまでありませんでしたが、今回のカタールでの予選最終戦に対戦しますね。

そして、U-24ではあったけれども、プロも参加した昨年のオリンピックの準決勝でスペインと対戦しております。両者ともその時のメンバーが今回の代表に選ばれていますね。

ポルトガル

リスボンのケーブルカー。ラヴラ線。<br><br><br><br><br><br><br>
Data:MZ-3/FA50mm/RVP F

<リスボンのケーブルカー>MZ-3/FA50mm

こちらも、W杯ではまだ対戦なしです。今や、クリロナのいる強豪国ですね。

あれは2001年のエヴォラでのこと。夜、部屋でくつろいでいるとにわかに歓声が街中から沸き上がったのでした。そういえば、ちょっと前にテレビでサッカーをやってました。それはW杯のヨーロッパ予選だったらしく、ポルトガルがオランダと引き分けたのでした。スコアまでは覚えていませんが、その予選でポルトガルはトップ通過。オランダは敗退でした。

でも、ポルトガル代表は日本ではなく韓国でグループリーグ敗退となったのでした。

その他、今回対戦するドイツはストラスブールからバスでライン川対岸のケールという都市に行っただけ。なんと、画像が見つかりません。すでにEUに加盟するフランスとドイツでしたが、ケールではなぜか酒とタバコが安く売られておりました。旅行者がすぐにわかるくらいですから、フランスから買いに来るんですかね。

アメリカもハワイなら画像があるんですが、本土はLAとヒューストンの空港のみ(それでも、入国扱いです)。割愛しましょ。

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<フィレンツェ、ドゥオモ>K-7/DA21mm

あれ、常連のイタリアは?そうすか、ヨーロッパ予選敗退ですか。たくさん優勝しているのに。

そこで、一句。

イタリア人 今頃BARで 何想う

お粗末様でした。

てな記事を書いているところ、なんとサウジアラビアがメッシのアルゼンチンを破るという番狂わせです。めでたい、AFC勢の初勝利。やればできる!(by ティモンディ高岸)

ポイチ氏はじめ、代表の皆さんも励みになったことでしょう。決戦はすぐだ!

<2021/11/24深夜追加>
なんと、ドイツに2-1で逆転勝ち。よく耐えましたね。

でも、すぐにコスタリカ戦です。万全の備えでしっかりとグループリーグ突破をお願いしますね。

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2022年11月19日 (土)

富士山を眺めてラーメン

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<富士山>PowerShot

ここはどこかと申しますと、静岡県の小山町です。

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<道の駅 すばしり>PowerShot

もう少し詳しくいうと、須走…先日バスの事故があったところの近くですね。だいぶ登ってきましたが、あの事故があった道路は使っておりません。訪れたのはあの事故のちょっと前でした。

さて、「道の駅 すばしり」ですが、ここでちょうど昼時となりました。富士宮焼きそばの看板がありますが、これは屋台でパックされたものをそのあたりのベンチで食すみたいな感じですので、レストランに移動します。

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<レストランからの眺め>PowerShot

もう富士山、ばっちりです。外のテーブルも使用可能ですが、これからの数か月はちょっと厳しいですね。

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<みそラーメン>PowerShot

自販機で食券を購入。食券を手渡しし、出来たら番号で呼ばれるという昔ながらのシステムです。

こちら、850円。味噌といいながらもバターものっていますね。具はチャーシューにほうれんそうともやしです。

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<リフトアップ>PowerShot

スープが濃厚でした。量もいうことなし。

ここ、麺類はだいたい同じ価格でした。その他、定食もあります。ただ、ご当地メニューはありません

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<カウンター席>PowerShot

平日だったためか、混雑してませんでした。どちらかというと、カウンター席のほうが少ない感じです。

食べ終わったら、返却はセルフで。ま、だいたいの道の駅は同じですね。

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<道の駅スタンプ>PowerShot

ま、これを集めに来たようなものです。

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<足湯>PowerShot

結構利用者がいたので、写しこまないようにいたしました。この日は半袖で出かけられたくらいなので、利用はしておりません。

8月の長野・岐阜でも道の駅はいくつか利用したので、たまに記事にしていきます。

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2022年11月17日 (木)

祝・ミケポスカフェ1周年

2022年11月10日(木)

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<おじゃましました>PowerShot

念願であったミケポスカフェにお邪魔しました。ここは昨年にオープンした予約制のカフェです。

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<猫グッズ>PowerShot

席数4というカフェで、完全にプライベート空間です。猫好きのオーナーさんが集めた猫グッズや、猫に関する本、ギャラリーもあります。

猫好きな方はオーナーさんと猫に関する話で、この空間を独占できるというわけです。

さて、ワタクシがなぜここを訪れたかといいますと。

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<ネズミもいるような>PowerShot

実はオーナーの「くろやぎ亭」さんとは旧Nifty Serveのパソコン通信内の音楽フォーラム(FBEAT)での知り合いで、思えばかなりのオフ会を行ったものです。

音楽フォーラムのオフ会というとマニアックなカラオケとかライヴを見に行くとかですが。

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<壁にも>PowerShot

とりわけ、当時「えびす温泉」というバンド発掘番組から出てきた「知子のロック」というバンドを勝手に応援する小さなグループを作りまして、くろやぎ亭さんも賛同してくれたのですね。また、同じく賛同していただいた方には、よくコメントを下さる「lastsmile」さんもおりました。

その、知子のロックですが、バンドリーダーがトーマスさんでございます。

ともあれ、くろやぎ亭さんにお会いするのはほぼ20年ぶり。お話をするのは猫のことじゃなくて、音楽のことに偏ってしまいましたが。

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<コーヒーミル>PowerShot

カフェを始められるにあたり、コーヒーもパウダーではなく豆から挽くようにアドバイスを受けたとのことです。コーヒーも地元の「ChanQ Coffee」さんから仕入れているとのこと。そのコーヒーもマイルドから深煎りまで3種類を用意されていました。

コーヒーミルもカフェのキャパシティに合わせて一番小さなものを探したそうですが、これがまた見つけるのが大変だったそうです。

実はくろやぎ亭さんはコーヒーが飲めない人なんですね。それでも、きちっとこうしたものを取り揃えてしまうし、豆も厳選。何気に凄くないすか?

わたしゃ、その深煎り(「最も濃いやつで」とかオーダーしました)を入れてもらいました。大変おいしゅうございました。…でも、写真を撮り忘れてました。あまりにも話に夢中になっていたようです。

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<イタリアンホットサンド>PowerShot

こちらをオーダーしておきました。プルドポーク、チーズ、レタスの入ったもので、トマトソースを塗ってあります。これも、焼き専用のホットサンドメーカーを使っておりました。

なんか、おもてなし感が凄いんですよ。

こちら、自家製のピクルスも付きます。これまた、話に集中していて写真がないです。ごめんなさいです。おいしゅうございました。

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<マキネッタ>PowerShot

こういうものも、用意されてました。

これ、直火でエスプレッソを入れる「マキネッタ」というもので、ワタクシもかつて東急ハンズで買い求めたことがあります。

これの存在を知ったのはモロッコのエッサウィラという世界遺産になった港町でのことです。フランス人のやっているイタリアンレストランで締めのコーヒーを頼むと、これが登場したのですね。これなら、自分ちでもできると購入したのですが、コンロとの形状が合わず、どこかにしまい込んでいるはず。でも、ミケポスカフェではコンロの五徳をマキネッタに合わせております。これも凄い。

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<コーヒーシュガー>PowerShot

砂糖も普通のものとコーヒーシュガーを用意されていました。そして、その容器にも猫の絵が。

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<テーブルも可愛い>PowerShot

どこまでも、おもてなしの心意気みたいなものを感じるカフェです。何気に置かれているロレックス(大嘘)はワタクシの私物。

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<お土産>PowerShot

1周年記念の頂き物です。ありがとうございます。なんか、もったいなくてまだ開封してません。

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<謎ビデオ>PowerShot

このようなものまで用意されてまして。ま、わかる人にはわかるということで。

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<表の看板>PowerShot

くろやぎ亭さんの自筆によるものです。

気づくと3時間もお邪魔してしまいました。それだけ、居心地のいいところなんですよ。

リンク貼っておきますが、いきなりやってきても対応できませんので、必ず予約を。リンクページから予約可能です。

ギャラリーカフェ mikepo's

くろやぎ亭さん、ありがとうございました。次回は例のブツを持参でお邪魔したいです。また、当時のあの人たちとも一緒に音楽談義したいですね。もちろん、猫のお話も。

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2022年11月14日 (月)

タイ屋台料理@ミカン下北

ミカン下北の続きです。

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<店内>PowerShot

チョップスティックスから店を変わります。ミカン下北には多数の飲食店が入っていますが、チョップスティックスの並びにある、ここにしました。

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<タイ文字>PowerShot

そう、ここはタイ屋台料理をうたう「999(カオカオカオ)」という店です。一方で店内には「烤」というネオンのディスプレイも掲げられております。「烤」という文字は中国語で「焼く、あぶる」というような意味だと思います。いわゆる北京ダック、中国語では「北京烤鴨」ですが、カタカナ表記をすれば「烤」は「カオ」となりますね。

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<メニュー>PowerShot

いかにもの雰囲気に惹きつけられた我々でしたが、ディスプレイの簡体字に「あれ?」と思ったものの、これを見て安心いたしました。

簡体字はワールドワイドな雰囲気を醸し出そうとしたからでしょうかね。ゼロコロナ政策により、中国人観光客は壊滅状態ですが、今やバンコクでも日本でも簡体字併記は当たり前ってところでしょうか。

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<お通し>PowerShot

なぜかパクチーの添えられたマカロニサラダでした。

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<PSB>PowerShot

こちら、国産。堺雅人と山本耕史、奈緒のCMでおなじみです。リオーやチャーンもありますが、輸入なだけあって割高ですね。

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<調味料>PowerShot

ちなみに一番手前はアルコールスプレーです。容器がいかにもタイですね。でも、5種類ってのが不明。まあ、店に行けば解説付きでどう使うか書いてあります。4種類は麺に使うものと一緒だと思います。

ここ、テーブル間が狭く、ぎっちりと席を作ってあります。そして、客の回転も早いです。

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<えびせん>PowerShot

こちら同行者の好みみたいです。でも、店のWebサイトのメニューにはないんだけどな。

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<ガイヤーン>PowerShot

アルミの小さい容器にはハチミツが入ってました。

こんがりと焼かれて美味いです。料理に厳しい同行者は「コンイープン向けにしている」とのことでしたが、わたしゃ満足です。部位としては足ではなく胸肉ですね。

この店、テーブルからカトラリーまで全部タイから持ち込んだとのことです。確かに雰囲気としてはタイにいるみたいな感じではあります。また、「パスポートのいらない…云々」旅行だったかタイだったかをうたってます。

店員も調理場の人などはタイ人っぽかったですが、不明。そして、店員は注文の入った料理をタイ語でやり取りしているみたいでした。我々の会計時には「チェックビン、カー」などとつぶやいておりました。これも、雰囲気作りなんすかね。

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<パックブーンファイデーン>PowerShot

いわゆる空心菜炒めですね。これまた、唐辛子少なめ。まあ、日本じゃプリッキヌーが手に入らないもんな。でも、赤いやつも少々ほしかったような気がします。

タイ料理999

ここ、チェーン展開していて東京に5店舗と大阪梅田に進出しています。なぜかWebページでは下北沢の店は出てこないんですが。

料理は一通り揃ってますね。カオマンガイや麺類もあります。感心したのは「ヤムママー」があったり、トムヤムでもナムサイとナムコーンがきちっとあることですね。

カジュアルすぎる店ですが、普通のタイ料理店よりは面白いと思います。

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2022年11月12日 (土)

ミカン下北でバインミー

下北沢を通る、京王井の頭線のかつての盛り土部分が生まれ変わりました。

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<ミカン下北>PowerShot

こんな感じです。見事にリニューアルされましたね。

この部分に多数の店舗を入れて、「ミカン下北」という集合体が出来上がりました。「ミカン」は「未完」の意味を込めたようです。ここができたのは3月のことだったようです。

この日はここで多国籍料理をいただきます。

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<さっそく生ビー>PowerShot

こちら、チョップスティックス下北沢店です。ミカン下北ができたことも関係しますが、おりしも、下北沢カレーフェスティバルが開催されていて、なおかつ週末ですから、ミカン下北自体が混んでました。

ということもあってか、店内では適当な席を見つけられず、通路に出したテーブルを使うことに。

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<バインミー>PowerShot

ここは、高円寺のビンミンおよびチョップスティックス高円寺店の支店ですね。と、いうことなので、通常のベトナム料理もあると思ったのです。しかし、ランチタイムはフォーとバインミー、デザートくらいしか対応してませんでした。

そして、オーダーはQRコードを読み込み、そこから行うようになっていました。とはいえ、口頭注文も可能でしたが。

つうことで、ビールに合うのはバインミーくらいしかありません。

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<バインミーサイゴン>PowerShot

こちら、チャーシューとパテが具となるバインミーサイゴン、800円でございます。パクチーたっぷり、その他の野菜も入りますね。

ベトナム価格の3倍くらいすると思いますが、味はしっかりとベトナムを再現しています。要するに美味しいです。

ビールはですね、ベトナム産が4種類くらいあるのですが、ハイネケンの生(500円)です。安いので。

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<テーブル席より>PowerShot

店内にはお会計の時くらいしか入れませんでしたが、テーブルからの景色はこんな感じでした。ハノイやホーチミンの路上だったら、なんら問題ありませんが、どこか落ち着きません。

他に頼めるものもフォーくらいしかないし。「どうします、ハシゴ?」「ですねー」

つうことで、店を変わることにしました。

続きます。

チョップスティックス下北沢店

ミカン下北

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2022年11月 9日 (水)

パスタで月食

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.40

パスタがこのカテゴリーに入るかどうか。一応小麦でできているし、比較的安かったから良しとします。

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<イタトマ>PowerShot

2022年になってからよく行くようになったお店です。

というのも、通院(例の腫瘍関連ではなく)が割と混んでいて、終わるのが昼前。ウエルシアで薬をもらい、そのついででここに立ち寄り、昼食を取るようになりました。

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<某ショッピングセンター>PowerShot

イタトマはここのテナントでして。ウィークエンドと祝日以外は駐車場、特に屋上階の駐車場がかなり空いております。こういうところは、昼下がりにはまるで関係のない商用車(軽四輪ワゴン、バン、ハイエースなどなど)が止まっていまして、昼寝してサボっているような人も多いんですが。

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<店内>PowerShot

ここ、レジで注文と同時にそこで支払いを済ませます。

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<トレイと番号札>PowerShot

支払いと同時にこのようなものを渡されます。そして、空いている席へ。客層は圧倒的に女性が多いです。買い物ついででしょう。

グラスの水もセルフです。水も2種類あって、ひとつは普通のやつ。ま、水道水だと思います。

もうひとつは、水にレモンを浮かせたもの。いずれも大型のボトルから適当に注ぎます。個人的には後者の水を選んでます。ドリンクをつけると高くなるので、これで済ませますね。

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<初回に頼んだもの>PowerShot

パスタ類は6つくらいあるようで。たまに入れ替えているようです。ま、パスタといっても全部スパゲッティです。

これは、「ベーコンのほうれん草クリームスパゲッティ」750円でございます。出来上がると店員が番号札を探して運んでくれます。

タバスコとパルメザンチーズはその際にいるかどうかきかれます。わたしゃ、所望いたします。

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<タバスコ&チーズのせ>PowerShot

スパが緑に染まってますね。香りもいいです。タバスコを割とたっぷりと振りかけ、チーズもたっぷりと。

ま、本場イタリアではタバスコはないし、某メーカーのパルメザンではなく、パルマ産のチーズ(パルメジャーノ・レッジャーノ)をすりおろしたものを持ってきますけど。また、このほうれん草を使ったパスタはなかったような気がいたします。

でも、店名こそ、イタリアントマトですが、できるだけイタリアの味に近いものを日本で安く提供しようというコンセプトなんでしょう。当然、そんなことは理解しております。

Su238

<いただきます>PowerShot

同じようなコンセプトの店に、サイゼリアがあります。と、いうか、サイゼリアはイタリアそのものの味を安価で提供しようという感じですかね。ランチメニューはここより安くて、500円(ドリンクなしの場合)ですよ。

ですが、このスパゲッティは美味かったです。実は一番安い料金なのでした。とはいえ、100円程度の差ですが。サイゼリアはコンセプトはわかるんですが、味がこちらより劣りますね。ま、イタトマは日本人受けする味に徹しているとは思いますが。

一応、このメニュー、イタトマのHPでは確認できますが、この前覗いたところ、メニュー落ちしてました。店舗によるのかも。

他にも食べていますので、時々記事にします。

イタリアントマト

今宵の月

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<月食中>OMD10/ED40-150mm

8日の皆既月食・天王星食、ご覧になりましたか?

前回のこのパターン、土星食だったそうですが、442年ぶりだったとか。もちろん、肉眼では天王星食は見えませんが。

次は300年ほど後だそうで。

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2022年11月 5日 (土)

スペクトラムとアミューズ

かすてら音楽夜話Vol.153

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久しぶりの音楽話。今回は新田一郎率いるスペクトラムと今や巨大事務所となったアミューズのお話です。

スペクトラムについては昨年「ブラスロック!」という記事で取り上げました。ですが、それはいわば十把一絡げの話でありまして。

その後、タワーレコードからリリースされているスペクトラムのオリジナルアルバムと、ラストのライヴアルバムを大人買いいたしまして、彼らについては結構詳しくなりました。もちろん、彼らが活動中であった1979年から1981年にかけては、ワタクシもテレビなどで拝見していましたし、ベストアルバムも購入しておりましたが。要するに解散後40年を経てはまったということです。

スペクトラムというと、思い浮かぶイメージは「トランぺッターがリードヴォーカルでしかもファルセット」。「トランペット回し」。「かつてのローマ戦士のような派手な衣装」。…といった、奇抜な、意表を突いた、さらに悪くいえば「イロモノ」的な見方をされていたようにも思います。しかし、実力派であることは間違いなく、それは次の曲でご確認ください。

 

1980年のセカンドアルバム『Optical Sunrise』収録のインストゥルメンタル、「侍S」でした。

凄まじいテクニックです。ここで、メンバーの確認をしておきましょう。

スペクター1号:新田一郎(トランペット/ヴォーカル)
スペクター2号:兼崎純一(トランペット)
スペクター3号:吉田俊之(トロンボーン)
スペクター4号:渡辺直樹(ベース/ヴォーカル)
スペクター5号:西慎嗣(ギター/ヴォーカル)
スペクター6号:奥慶一(キーボード)
スペクター7号:岡本敦男(ドラムス)
スペクター8号:今野拓郎(パーカッション)*現在は今野多久郎

奥慶一は東京藝大の大学院まで進んだ人ですが、その在学中に郷ひろみのバックバンドに参加したのち、スペクトラムに加入しました。解散後はスタジオミュージシャンとなり、多数の作曲、編曲を手掛けています。

岡本敦男はヤマハネム音楽院(現在はヤマハ音楽院)に在学していましたが、浜田省吾のいた愛奴に浜田の担当していたドラムスの後任として参加しました。ヤマハ音楽院は民間の音楽学校ですが、相当な人材を輩出していることから、岡本もエリートであるといえます。スペクトラム解散後はベースの渡辺とともにAB'Sに参加しました。

今野拓郎は解散後、桑田佳祐や原由子のサポート、およびKUWATA BANDに参加しリーダーを務めました。また、「いかすバンド天国」のプロデューサーとしても知られています。

以上は裏方というか、ステージでは後ろに控えるメンバーですね。いずれも名うてのテクニシャン。特に、今野多久郎はそれまでの認識では「イカ天」の「ロックロックこんにちは」なんてコーナーで、元ジューシーフルーツのイリアと軽いノリでやり取りしていたくらいでしたが、スペクトラムのスタジオ録音の音源、いやライヴ盤も含めてものすごく乾いた音で鮮やかに打楽器類を叩きまくっているのがわかりました。風貌はエセサーファー風ではあるんですが、やっていることはとんでもなく凄いんですね。

さて、フロントマンのブラスセクションとギター、ベースですが、母体となっているのが、キャンディーズのバックバンドであったMMP(ミュージックメイツプレイヤーズ)です。

 

キャンディーズとMMPの貴重な映像です。

キャンディーズの田中好子サイドにベースとギターがおりまして、これはそっくりそのまま渡辺直樹と西真嗣です。そして、藤村美樹サイドにブラスセクションがおります。ここではサックス奏者がいますが、当時はMMPに所属していた中村哲氏です。中央のトランペットが兼崎順一で、新田一郎は珍しくトロンボーンを演奏しています。間奏中にはこの3人とキャンディーズが相対するように振り付けで踊っていますね。のちのスペクトラムの原点を見たような気もします。

さて、キャンディーズは「全員集合」にも出演していたように、渡辺プロ所属です。MMPも渡辺プロ所属の専属のプレイヤー集団でした。キャンディーズを担当していたマネージャー、大里洋吉氏が独立してアミューズを設立します。MMPからホーンセクション3人は、大里氏についていき、「ホーンスペクトラム」として活動することになりました。

アミューズの設立は1977年。一説によると、原田真二の個人事務所的な側面もあったとか。そして、キャンディーズの解散は1978年ですが、キャンディーズの解散コンサートでは大里氏が総合演出を手掛け、ホーンスペクトラムも引き続きMMPとキャンディーズのサポートを行っていました。

話は長くなってしまいますが、新田一郎に関してはMMP以前に、伊丹幸雄のバックバンド、「ロックンロールサーカス」、あいざき進也のバックバンド、「ビート・オブ・パワー」に所属していました。

伊丹幸雄とは同学年になるので、高校在学中から活動していたことになります。新田一郎は奈良県出身ですから、青田買いされてナベプロの寮住まいだったのではと推測します。同様にギターの西慎嗣も長崎の五島列島の出身で、キャンディーズの解散時にはわずかに17歳です。さすがはナベプロでアイドル以外のプレイヤーもこうして育てていったのですね。これは、社長だった渡辺晋がジャズミュージシャンであったことも影響しているでしょう。

 

さて、アミューズ所属となったホーン・スペクトラムですが、原田真二ほど騒がれていなかったサザンオールスターズの編曲(管弦編曲)や、ライヴおよびレコーディングに関わっていました。

そんな中、サックスの中村哲氏が脱退。MMP時代の仲間、渡辺直樹に声をかけ、メンバーが集まり正式にデビューすることになります。ちなみに、パーカッションにはまだ今野拓郎は参加しておらず、MMP時代のメンバー、菅原由紀がサポートしていました。

なお、映像は切れているみたいに見えますが、Victor Entertainmentのものですので、きちっと見れます。

なお、大里氏は中学高校時にブラスバンドに所属していたらしく、アミューズでもまたスペクトラムを大事にしていたのではないでしょうか。もっとも、人柄としてはぶっきらぼうであるとの証言もあるようですけど。

 

そんな大里氏とスペクトラムの関係を表したような曲が、こちら。「ミーチャン Going To The Hoikuen」(作編曲:スペクトラム)です。

1980年3月発売の3枚目のシングル(「F・L・Y」と両A面)になります。途中の会話に出てくる子供(ミーチャン)は大里氏の娘さんです。当時未就学児であるため、会話を何度も録音し、つなぎ合わせて編集したと、ライナーには書いてありました。

コーラス部分はテープの回転を早めてますね。これは「帰ってきたヨッパライ」以来の伝統的な手法ですね。

このような曲でライヴができるのかというと、スペクトラムはやってしまうんです。もちろん、会話の部分はバックで録音したものを流すのですが。当時は現在のようにプレイヤーはイヤホンなど使用せずモニターで聴き取っていたわけで、これは8人全員の息が合っていないとできないことと思いますね。

その会話ですが、スペクトラムの解散ライヴ(なんと、前座がサザンオールスターズ)ではミーチャンが小学生になっていて「ミーチャン、保育園面白い?」(新田一郎)に対して、「ミーチャンは保育園を卒業して小学生になったんだよ」(ミーチャン)、「おじさん、知らなかったなあ」(新田一郎)という風に変更されていました。また、後年のリミックス盤ではミーチャンは高校生になっていた旨が収録されています。

また、「面白い子いる?」(新田一郎)に対してミーチャンは「ようきちくん」と答えているように聴こえます。これ、新田一郎並びにスペクトラムからの大里氏に対するリスペクトですよね。ローマ戦士風の衣装に身を固め、一見無機質にも見える彼らの人柄も伺えます。

スペクトラムのようにCDが導入される前に解散したバンドや消えていったシンガーは、音源がCD化されなかったり、されたとしてもすぐに市場からなくなってしまうことが多いのです。しかし、幸いなことにスペクトラムのすべてのアルバムはタワーレコード限定ではありますが、売っているんです。Spotifyでも聴けるんじゃないかな、知らんけど。

もう、こんなバンド、出てこないですよ。現在も活動していたら、昨年のオリンピックでメイン張ってたかも…。

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2022年11月 2日 (水)

上海、そして帰国

西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(21)

翌日の成都は雨になりました。その合間をついて観光に出ます。とはいえ、お決まりの土産店に寄るのですが。

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<土産攻勢>P-30/SMC A28mm

すでに手持ちの兌換券とわずかな人民元はほとんどなくなっていたし、これ以上荷物を増やす気もないので、ぶらぶらしておりました。

しかし、陳麻婆豆腐店の大量の唐辛子と山椒が腹具合を悪くします。トイレを借りましたが、ここは珍しく奇麗なところで助かりました。

続いて、武侯祠へ。三国志の英霊たちを祀るところです。

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<武侯祠>P-30/SMC A28mm

三国志というと、日本では劉備、関羽、張飛の三義兄弟に焦点が当てられますが、ここで一番大きな扱いを受けているのは、諸葛孔明でした。

その孔明の碑のようなものの前で現地の人民はポーズを変えて何回もシャッターを押す光景。この十数年後に世界中で中国人が同じようなことをするとは、想像もできませんでした。

なお、ここにはNHKの人形劇で使われた辻村ジュサブロー氏の人形も展示されていました。

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<雨の中歩いて飛行機へ>P-30/SMC A28mm

昼の便で上海に向かうため、早めの昼食後空港へ。ここで、知り合いというか同じ職場にいた人物に遭遇してしまった。それも2名。

それはともかく、バスで搭乗機に向かいますが、タラップまでは傘をさしてはいたものの濡れてしまいました。

ここまで同行してきた一応お目付け役の陳さんはここでお別れ。お疲れさまでした。お目付け役とはいえ、カメラも持参するなど、ものすごく楽しんでいたように思いますが。

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<上海虹橋空港>P-30/SMC A28mm

当時はまだ上海浦東国際空港はありませんでした。古い空港でやっぱりバスで移動。宿は結構いいところでしたが、空港の近くで上海市が今では遠いところでした。

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<格段に良くなったバス>P-30/SMC A28mm

そして翌日。この日は帰るだけですが、昼までは時間があり、豫園近くにみんなで行くことに。移動のバスは少人数のためかこのタイプでしたが、チベットや成都と比べると良くなりました。

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<都会だ>P-30/SMC A28mm

上海を流れる黄浦江沿いには高いビルがすでにできていましたが、まだ現在のような光景ではありませんでした。それでも、あまり高い建物のない北京やそれ以降の地方を回ってきた身としては、新宿みたいだなと思いました。ま、その後新宿どころか、ニューヨークもしのいでしまうのですが。

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<豫園商場>P-30/SMC A28mm

まさに上海の下町です。この中を歩いて豫園に向かいます。

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<茶室>P-30/SMC A28mm

しかし、我々が楽しんだのは豫園ではなく、豫園の中にある茶室で中国茶を嗜んだのでした。

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<軽い食事並み>P-30/SMC A28mm

このように点心のようなものまで付きました。お茶はなくなると、お湯を継ぎ足してくれて、好きなだけいられます。

とはいえ、そうもしてられず、レストランに移動し、あまり入らないおなかを満たして帰国したのでありました。スルーガイドの李さんとはここでお別れです。

これにて、終了いたします。

<追記>
カテゴリーに「1992 Tibet」を新設し、すべての記事をそちらに移しました。時系列で読めますので、是非ともご活用ください。記事もある程度修正を加えました。

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