上海、そして帰国
西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(21)
翌日の成都は雨になりました。その合間をついて観光に出ます。とはいえ、お決まりの土産店に寄るのですが。
<土産攻勢>P-30/SMC A28mm
すでに手持ちの兌換券とわずかな人民元はほとんどなくなっていたし、これ以上荷物を増やす気もないので、ぶらぶらしておりました。
しかし、陳麻婆豆腐店の大量の唐辛子と山椒が腹具合を悪くします。トイレを借りましたが、ここは珍しく奇麗なところで助かりました。
続いて、武侯祠へ。三国志の英霊たちを祀るところです。
<武侯祠>P-30/SMC A28mm
三国志というと、日本では劉備、関羽、張飛の三義兄弟に焦点が当てられますが、ここで一番大きな扱いを受けているのは、諸葛孔明でした。
その孔明の碑のようなものの前で現地の人民はポーズを変えて何回もシャッターを押す光景。この十数年後に世界中で中国人が同じようなことをするとは、想像もできませんでした。
なお、ここにはNHKの人形劇で使われた辻村ジュサブロー氏の人形も展示されていました。
<雨の中歩いて飛行機へ>P-30/SMC A28mm
昼の便で上海に向かうため、早めの昼食後空港へ。ここで、知り合いというか同じ職場にいた人物に遭遇してしまった。それも2名。
それはともかく、バスで搭乗機に向かいますが、タラップまでは傘をさしてはいたものの濡れてしまいました。
ここまで同行してきた一応お目付け役の陳さんはここでお別れ。お疲れさまでした。お目付け役とはいえ、カメラも持参するなど、ものすごく楽しんでいたように思いますが。
<上海虹橋空港>P-30/SMC A28mm
当時はまだ上海浦東国際空港はありませんでした。古い空港でやっぱりバスで移動。宿は結構いいところでしたが、空港の近くで上海市が今では遠いところでした。
<格段に良くなったバス>P-30/SMC A28mm
そして翌日。この日は帰るだけですが、昼までは時間があり、豫園近くにみんなで行くことに。移動のバスは少人数のためかこのタイプでしたが、チベットや成都と比べると良くなりました。
<都会だ>P-30/SMC A28mm
上海を流れる黄浦江沿いには高いビルがすでにできていましたが、まだ現在のような光景ではありませんでした。それでも、あまり高い建物のない北京やそれ以降の地方を回ってきた身としては、新宿みたいだなと思いました。ま、その後新宿どころか、ニューヨークもしのいでしまうのですが。
<豫園商場>P-30/SMC A28mm
まさに上海の下町です。この中を歩いて豫園に向かいます。
<茶室>P-30/SMC A28mm
しかし、我々が楽しんだのは豫園ではなく、豫園の中にある茶室で中国茶を嗜んだのでした。
<軽い食事並み>P-30/SMC A28mm
このように点心のようなものまで付きました。お茶はなくなると、お湯を継ぎ足してくれて、好きなだけいられます。
とはいえ、そうもしてられず、レストランに移動し、あまり入らないおなかを満たして帰国したのでありました。スルーガイドの李さんとはここでお別れです。
これにて、終了いたします。
<追記>
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コメント
今回は銀塩フィルムの話です。
4~5年前にヒョウちゃんの影響を
受け、銀塩フィルムと一眼レフの
装備を中古で一揃い購入しました。
それでもやはり、映っているかどうかも
分からない24枚撮りとか36枚撮りの
フィルムカメラと出撃するのは気が進みませんでした。
それらは倉庫で眠っています。
ともかく、いつか銀塩カメラで再び撮りたいものです。
ちなみに高校生の時はキヤノンでコダックのモノクロームが自信作でした。
投稿: ペンタのP | 2022年11月14日 (月) 20時32分
ペンタのPさん。
ワタクシの当時のメインカメラはPENTAX MZ-3ですが、35mmオートフォーカス一眼レフとしては、MZ-Sに次ぐ機種でした。
とはいえ、全体がプラスティックで覆われているような状態ですし、フィルムをオートローディングするので、この部分はおそらく作動しないと思います。
そういう点では高額なライカやベッサー、ニコンのFシリーズ(F3まで)あたりならば、露出計以外はモーターを使っていないので、状態が良ければ動くと思いますね。
とはいえ、現像したフィルムをデジタル化するのに、結構時間がかかるので戻らないとは思います。お金もかかるし。
そして、このエントリーのチベットのデジタル化した画像ですが、初代のフィルムスキャナーで、なおかつ解像度が低いのでこの程度です。
二代目のミノルタのふぃすむスキャナーでデジタル化した2004~2010年頃の画像ならばまあまあ見れるかと思いますが。
投稿: ヒョウちゃん | 2022年11月14日 (月) 20時54分