« 長江クルーズ船 | トップページ | ブラボー!かまぼこ »

2022年12月13日 (火)

On the Border

陸路・海路の国境越え<1>

イミグレーションの通過にはある程度の緊張感が生まれるものです。それが特に、空路ではなく地続きの国境であるとなると、すぐそこに隣国があるというのに、様々な手続きがあったりして感慨深いものだったりします。

一時、このような国境越えを趣味のようにしていたこともあって、空路以外の国境越えは40回近く行っておりました。

ということで、不定期連載。一応、海路も含めますね。

Fe1188

<P&Oフェリー>K-7/DA16-50mm

今回のルートは、フランスのカレーから、イギリスのドーバーへ向かうルート。交通手段は、ユーロトンネルを使う高速鉄道のユーロスターと、ドーバー海峡を渡るフェリーの2種類ですね。

当然ながら、安いほうのフェリーを使います。

Fe1136

<カレーのバス停>K-7/DA16-50mm

パリからTGVでカレー・ヴィルまで。これより先はドーバー海峡に面するので、終着駅となりますか。とはいっても、とても小さな駅で、ここでいいのかという感じも致します。でも、カレーの中心みたいです。

ちなみに、TGVは高速専用線だけでなく、在来線にも乗り入れています。こういう時、鉄道の軌間が同一だと便利ですね。日本はそうじゃないですし。

また、カレー・ヴィルの一つ手前にカレー・フレタンという駅があり、もしかするとこちらで降りたほうがフェリーターミナルへのアクセスが便利だったかもしれません。

駅のすぐ脇にフェリーターミナル行きのバス停を見つけました。しかし、1時間待ちです。ほとんど利用者はなく、みんなタクシーでフェリー民なるに向かうものと思われます。

Fe1148

<フェリーターミナル>K-7/DA16-50mm

何とかたどり着きました。バス料金2.0ユーロ。おそらく今でも現金しか利用できないと思います。

さて、フェリーは3社あるのですが、footpassengerが利用できるのはP&Oフェリーのみです。

2014年当時、イギリスはEUに加盟してましたが、イギリスがシェンゲン条約の適用国ではないため、EU内からの移動であっても、パスポートチェックを行います。

チケットを購入し(これが高い)、まずはEU出国のイミグレーションです。こちら難なく通過。そして、次に現れたのが、イギリスのイミグレーションでした。沢木耕太郎氏の時代には、ドーバーでチェックを行ったという記述があります。そこでは、中東系の旅行者が書類の不備などで追い返されたとありますし、沢木氏も非常に時間のかかるチェックを行われました。

ワタクシにも本日の宿泊所の名前と、職業をきかれ、帰りのチケットも確認されました。e-ticketの写しはキャリーバッグの中にあり、ちょっと面倒でしたが。

Stmp01

<出入国スタンプ>PowerShot

右がEUの出国スタンプ。左がイギリスの入国スタンプです。ちなみに、イギリスは出国時にパスポートチェックはありますが、スタンプは押されません。アメリカと同じですね。

Fe1151

<フェリーのチケット>GR DIGITAL

これで無事に船上の人となるはずですが、なんといっても巨大な船です。船にはバスで向かうのでした。

Fe1150

<巨大な昇降口>K-7/DA16-50mm

中はスロープになっていたので重い荷物を抱えずに済みました。

Fe1155

<売店>K-7/DA16-50mm

船内はひとり用のソファーを並べたような区画と、丸テーブルが点在するラウンジのような区画に分かれてました。まあ、基本どこにいても構わないのですが。

Fe1199

<ホワイトクリフ>K-7/DA16-50mm

フェリーは2時間程度でドーバーに到着です。

Fe1217

<再びスロープ>K-7/DA16-50mm

ここを通って外に出る人は少なかったです。ほとんどがマイカーあるいは輸送用のトラックなどでやってきているようでした。

Fe1226

<無料バス>K-7/DA16-50mm

そして、港の外に出るには徒歩というわけではなく、こちらを利用します。

港の外からは、地元のバスで、ドーバー・プライオリー駅まで向かうのでした。

ちなみに、このルート(パリーカレーードーバー)で最も安上がりなのは、沢木さんが利用した国際バス(おそらくEurolines)でしょう。最も高いのはドーバートンネルを使うユーロスターでしょう。ユーロスターの場合、パリ北駅にEUとイギリスのイミグレーションがあります。

そして、フランスからイギリスに向かう船のルートはダンケルク、ルアーブル、サンマロなどいくつものルートがあります。自分の場合は沢木ルートとして、カレーードーバー以外は考えらえませんでしたが。

人気ブログランキングに参加しています。バナークリック及びフォローをお願いいたします。


海外旅行ランキング


カメラランキング

 

| |

« 長江クルーズ船 | トップページ | ブラボー!かまぼこ »

Vehicle」カテゴリの記事

04b France」カテゴリの記事

04e UK」カテゴリの記事

コメント

まぁイギリス南部に住んでいるとドーバーを船でという発想もあるのですが、自分が住んでいたノースウェストのリバプールだと、LCCでスペインとかイタリア・フランス行きでしたね(^^;

投稿: おりんぴあ | 2022年12月17日 (土) 22時14分

おりんぴあさん。

ま、これだけLCCが発達すると、わざわざ時間のかかるフェリーを使う手はありませんよね。
自分の場合は「深夜特急」のルートでしたので、たどってみました。

ところで、おりんぴあさん。
カタールでは頑張ってこられましたね。
今夜、これから決勝です。
これも録画予約済み。

投稿: ヒョウちゃん | 2022年12月18日 (日) 23時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 長江クルーズ船 | トップページ | ブラボー!かまぼこ »