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2023年2月25日 (土)

あれからもう1年

かすてら音楽夜話Vol.160

24日でロシアによるウクライナ侵攻から1年が経ちました。戦闘はいまだに継続しています。

これまでさんざんロシアの力による現状変更については、あちこちで連日批判されてますので、ここではこれ以上申し上げることはありませんが、個人的な考えとしては、「反ロシア」であることに変わりありません。

さて、世の中に戦争や紛争というものは規模はともかく、毎年どこかで起こっているともいわれています。今回は堅い話になりますが、こんなことを…。

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<PENTAX K-7/FA35mm>

ウクライナに隠れて、忘れちゃいけないのがミャンマーです。2021年2月に軍事クーデターが起こり、その後は内戦状態。軍事政権は国の発展よりも自らの利権を第一と思っているらしい。

そして、シリアにアフガニスタン。強権国家に民族紛争、大国の利権等が絡むと事情がどんどん複雑になってきますね。沢木耕太郎氏の時代はアフガニスタンを自由に旅できたし、ワタクシの勤務先ではかつてアフガニスタンを旅行したことのあるという人もいたくらいです。沢木氏が最も印象に残る風景はアフガニスタンなのだそうです。とても綺麗だったと。

ワタクシもツアーでしたが、シリアに行ったことがあるんです。その時はダマスカスとクラックドシュバリエ、パルミラまででしたが。アレッポなども見てみたかったです。

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<K-7/DA50-200mm>

さて、話を東南アジアに移します。現在は安定した状態にあると思える、ミャンマーを除く大陸部の東南アジア諸国ですが、我々の考える民主主義とは呼べない国家群なんですね。

ベトナムとラオスは社会主義国家であり、一党独裁です。民意で選ばれた議員や指導者がいません。

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<K-7/DA50-200mm>

カンボジアはフンセンが38年間も首相の座にあり、野党党首を逮捕、野党は解散。後継者は自身の長男とするなど、政権をほぼ私物化するような状態です。

タイは軍事クーデター後にようやく総選挙を行いましたが、一定数の軍人が選挙と関係なく議員とされているため、クーデターを起こしたプラユットの首相職は当面続きそうです。

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<PENTAX MZ-3/Sigma20mm>

アジアの優等生ともいえるシンガポールですが、実質は与党人民行動党の一党独裁に近いものがあります。

マレーシアは比較的民主的に見えますが、首相候補をでっちあげに近い罪状で逮捕し、政治生命を葬りかけたことのあるような政争のあったことで知られます。

まあ、この中でもシンガポールとマレーシアは安全な方で、旅行者がいわれもなく拘束されるようなことはないと思いますが。ちょっと前のタイのトラブルはチケットを持っていても出国できないようなひどいことになっていたことも、忘れてはならないですね。

やっぱりというか、強権国家って嫌ですねえ。

実はヤムの会などでもお会いし、その後も交流のある某氏がウクライナに行っているみたいです。

先日バイデンがキーウを訪問しゼレンスキーと会っていた報道があり、その時にも空襲警報のサイレンが鳴り響いていたというものでした。あれはサイレン自体が「やらせ」であるとの話もあり、キーウをはじめとするウクライナ中部から西部にかけては比較的安全ではないかとは思うんですけどね。

ご本人の消息がたまにInstagramであるだけで詳しいことはわかっておりません。多分、ウクライナ南東部へは本人が行きたいといっても、一介の旅行者なんで止められると思いますけどね。

つうことで、これ以上御託は並べず、この曲をお聴きください。

 

NENAの「99 Luftballons」(邦題「ロックバルーンは99」1983年)でした。

NENAは西ドイツ(当時)のバンドというかヴォーカルのネーナのプロジェクトみたいなグループです。今回はドイツ語版ですが、西ドイツのチャートで1位を取り、その後、ビルボードのシングルチャートでも2位を記録するという曲です。その後、英語ヴァージョンもリリースされました。

当時の状況ですので、米ソの対立があり、西ドイツにNATOのミサイルが配備され…風船が地平線のかなたに飛んで行ったら、あの国では未確認飛行物体としてスクランブル状態になるかも…みたいな内容のようです。

ま、この1年後にウクライナの状況がいい方に向かっていることを期待しましょう。そして、評論家の石平氏が無能と評価するどこかの国の指導者が、南シナ海付近で無謀なことを行わないようにもね。あと、北の王朝のボンも、ええ加減にしときや~。

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2023年2月21日 (火)

クメール風チャークイティウ

今日の立ち食い蕎麦・うどんVol.41

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先日確定申告に行った会場に置いてあった、ポケモンのマンホールカバーです。

こんなの、どこにあるんや?うちの近くでは見てないと思っていたのですが、すべてが国際版画美術館というところにあるみたいでした。

さて、確定申告ですが、昨年手術をしたことで、確認にだいぶ時間がかかりました。もう、お昼です。さて、何を食べようか。

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気になっていたバックパッカーズカフェはまだ準備中。タイ料理のマイペンライはランチタイムは混む…ということで、ここにやってきました。

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やはり、お得なランチセットでしょうねえ。メニューの左のやつです。

その左上のコー・サイチュルックは前に食べましたので、悩みながらもチャー・ビーフン(左の中段)にしました。

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ランチメニューにはスープ、サラダ、デザートが付きます。これは昨年と変わってないな。

スープは薄味で、サラダにはいわゆる「でんぷん」のようなものがかかっています。まあ、それは見た目だけで、一説によると肉の加工品だとか。タイでもたまに出てくるんですが、名前は知りません。でんぷんのように甘い味付けではないです。

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スープとサラダを食べ終わろうかという頃、メインのチャー・ビーフンが登場しました。

具だくさんですね。

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同時にこれも置いていかれました。ホームページによると、「特性タレ」とあります。特製の間違いでしょうね。

ビーフンはどこか甘い味付けでしたが、タレを加えてよく混ぜると、少しだけ味が引き締まりました。でも、スパイシーではありません。

カンボジアまたはクメール料理での唐辛子の使用量ですが、それほど大したものではなく、ベトナム料理と同じく、普通の日本人であるならば、なんら違和感なく味わえる料理です。その代わり、カンボジアではカンポットの胡椒が有名です。こちらには使用されておりませんが。

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毎度おなじみのリフトアップです。「チャー」(炒める)とありますが、若干スープも皿の下にあります。

ビーフンとありますが、タイでいうクイッティアオでしょう。クメール語でもクイティウ。潮州語の粿条が元の言葉といいます。同様にマレーシアの華人社会でも同じ言葉が使われています。…ということで、タイトルもチャークイティウにさせていただきました。

タイのクイッティアオでいうとセンミーという一番細い麺になります。

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デザートのココナッツゼリーです。

総額1078円(税込み)。980円のランチでした。一応1000円くらいということで、立ち食い蕎麦・うどんに入れさせてもらいました。

カンボジア王宮料理 アンコールトム

今回の写真データはすべてCANON PowerShot SX730HSです。

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2023年2月17日 (金)

タイ・ラオス友好橋

陸路・海路の国境越え<6>

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<RICOH GR1s>

2008年8月。ラオスのウドムサイからノーンキャウ、ルアンパバーン、バンビエンと移動し、首都ビエンチャンにたどり着きました。まあ、当時はのんびりしたところでしたね。

ここには1泊だけし、タイに戻ります。ほぼ半月ぶりとなります。

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<PENTAX MZ-3/FA50mm>

当然、友好橋を渡ることになります。では、友好橋までどうやって行くかです。かつての東京都営バスが路線バスとして友好橋まで走っているという情報はありました。塗装はそのままで、ハンドル位置をラオス仕様の左に持ってきたらしいです。おそらく、乗降ドアも右にあるのではないかと思います。でも、結局はその辺にいるトゥクトゥクを利用しました。

料金、85,000キープ。かなりの距離があり、30分ほどかかりました。

当時はスマホもタブレットもありませんので、ネット情報は事前に調べたもののみ。あるいは、ネットカフェで調べるとか。当時から、タイに渡るラオス人はたくさんいたので、ビエンチャンからタイのウドンタニー行きの国際バスもあったことでしょう。

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<RICOH GR DIGITAL>

ラオス側のイミグレーションは実に簡単に通過します。スタンプを押してもらうだけですから。橋のたもとに到着して、10分後にはこのバスに乗り込んでいました。

バスは橋を行き来するもので、料金は4,000キープ。ラオスは左ハンドルの国なので、このバスはタイのバスということになります。

橋の上はタイの規則に従い、左側通行になります。中央に線路が見えますが、ノンカイからラオスのタナレーンに向かう国際列車(といってもたったの1駅)がここを通るのです。

この国際列車、当時はまだ営業はしていなかったようです。確実にできていたのならば利用した可能性はあったでしょう。

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<PowerShot>

ノンカイ側のタイのイミグレーションには5分で到着です。しかし、こちらはめちゃくちゃ混んでいました。それでも、当時は陸路越境でも30日間の滞在が許されたんですよね。まあ、5日いただけで出国したんですけど。

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<MZ-3/FA35mm>

ノンカイも1泊だけでしたが、翌日の夜行バスで移動するので時間は結構取れました。

こちらは、タイ人とラオス人だけが利用できるイミグレーションです。移動はもちろん船です。チェンコーンとフアイサイのメコンに比べて流れは穏やかそうです。

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<GR DIGITAL>

その日の夕暮れ。

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<GR DIGITAL>

その日の夕食。ビールはビアラオからビアシンに変わりました。そして、何もいわなくてもナムケーンを持ってきます。

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2023年2月14日 (火)

東急砧線跡を歩く

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<PENTAX KP/FA35mm>

2月のよく晴れた日、東急砧線の廃線跡を散歩してきました。

ここで、確認です。

東急砧線ですが、もともとは東急玉川線の支線でした。現存する東急多摩川線とは異なります。

さらには、東急玉川線ですが、渋谷駅ー二子玉川園駅(改称前の駅名、現二子玉川駅)の9.1kmを現在の国道246号線の路上(専用軌道あり)を走っていたものでした。その他の支線には、溝ノ口線、天現寺線、中目黒線、下高井戸線がありました。

このうちの下高井戸線が現在の東急世田谷線です。

1969年に国道246号上に首都高速を建設するためと、交通量の増加によって、下高井戸線を除き玉川線は廃線となりました。

オールドファンは「玉電」の愛称で親しんだといいます。玉川線の前身は玉川電気鉄道といい、1938年に東急が買収したのですね。そして、砧線は多摩川の砂利運搬が当初の目的だったそうです。その後、この一帯の砂利採取が禁止になり、旅客の運輸に業務がシフトしていくことになります。

散策開始

砧線は二子玉川園から砧本村(きぬたほんむら)までの2.2kmという短い支線でした。

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<KP/DA15mm>

スタートは二子玉川駅の高架下です。渋谷方面に向かう田園都市線が右側で、この下を歩きます。左は大井町線の高架ですね。

遺構その1

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<KP/DA15mm>

こちら、砧線の鉄道柵だそうです。撤去してもよさそうなものですが、土地は東急のものみたいなので、東京都や世田谷区は何もできないようです。

砧線が通っていたのはこの柵の内部ですね。もうしばらく行くと、左に急カーブ(ほぼ90度)し、国道246号(旧道)を横断することになります。世田谷線に踏切があるように、246にも踏切があったのでしょうか。その痕跡はみつかりませんでした。

遺構その2

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<KP/DA15mm>

246(玉川通り)を渡りますが、信号のない一方通行出口があります。どうやらその先が砧線が通っていた跡のようです。246の高架下を過ぎると、その先は自転車と歩行者だけの専用道となり、このような遺物がごろごろ出てきます。

遺構その3

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<KP/DA15mm>

この歩道のタイルに従えば、砧線は専用軌道であったようです。でも、このあたりだけかな。

遺構その4

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<KP/DA15mm>

もちろん、駅舎というか停留所は残っていませんが。

遺構その5

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<KP/FA35mm>

マンホールも玉電のデザインです。

遺構その6

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<KP/FA35mm>

ところで、玉電こと旧東急玉川線ですけど、ほとんど無縁の乗り物でした。

遺構その7

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<KP/DA15mm>

廃止となった1969年頃は京王沿線に住んでいて、もっぱら都心部に連れて行ってもらうのは、新宿でした。ですが、下高井戸でちらっと目に入る緑の小さな電車が気になっていました。

遺構その8

ガードレールは砧線のレールの再利用です。

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<KP/FA35mm>

たまに、渋谷に連れて行ってもらうと、井の頭線の改札を出たあたりに、あの緑の「青ガエル」が鎮座してたのにはちょっとびっくりしました。

結局は玉電というか東急世田谷線に乗ったのは、小田急沿線に越したあと、学生時代の同級生が住んでいた八幡山に行くとき、豪徳寺で降りて山下から下高井戸までというのが初めてでした。

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<KP/DA15mm>

やがて遊歩道が終わり、吉沢橋へ。吉沢橋交差点へはやや左にカーブしています。

こちらにはまた踏切があったのでしょうかね。

遺構その9

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<KP/FA35mm>

吉沢橋交差点を過ぎたあたりに吉沢橋駅(停留所)があったそうです。そこには何も残されていません。

そして、吉沢橋、川は「野川」です。

遺構その10

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<KP/FA35mm>

このような説明もありました。

現在の吉沢橋は新しく架け替えられたもののようですが、かつての吉沢橋は砧線廃線後は鉄道橋をそのまま利用したものだったようです。

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<KP/DA15mm>

ここに大蔵駅(停留所)があったそうです。この道はかなり狭いです。歩道も途切れるくらいです。途中から砧本村方面へはクルマは一方通行となります。

砧線は単線だったようです。このあたりは専用軌道ではないとすると、クルマと共用の道路であった可能性があります。当時はクルマも一通だったのかどうか。ともあれ、現在はバスが通ります。

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<KP/DA15mm>

砧本村到着です。今はバスの折り返し点です。この右手にある公園が砧線の終点、砧本村駅(停留所)だったようです。

実はこのバス停かつては砧本村のホームの屋根を流用して、日よけ兼雨よけにしていたようですが、撤去されてました。

東京に限らず、かつて鉄道が走っていた跡地って結構あるんですね。近々別の場所も探索してみようかと思ってます。

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2023年2月11日 (土)

ミケポスカフェで音楽談義

かすてら音楽夜話Vol.159

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1月の寒い日、ミケポスカフェに再びお邪魔いたしました。

この日はワタクシひとりではなく、トーマスさんをお誘いいたしました。

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というのも、オーナーさんにお借りしたイカ天ビデオを返却することと、自宅編集したDVDをお渡しするためでもあります。その自宅編集のDVDには偶然再発見した知子のロックの出演シーンを付け加えたんですね。これは、何が何でもトーマスさんにお渡ししなくては。

オーナーさんにオーダーしておいた豆腐グラタンで身体が温まります。これ、ヘルシーですし、自分好みのベーコンも入っていて大変美味しゅうございました。

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このカリカリのバゲットにつけて味わって、さらに美味しくなります。

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付け合わせのピクルスとも相性がいいです。

さて、音楽好きな3人が集うということで、トーマスさんから「シティポップスを語りつくしましょう」という命題が出ておりましたので、3枚ほどCDを持参しました。

1枚目『Back To The Street』。佐野元春のデビューアルバムです。
2枚目『Pocket Park』。松原みきの同じくデビューアルバムです。
3枚目『Asami Kado Twin Very Best Collection』。門あさ美のテイチク時代のシングルAB面曲とアルバム中の佳曲をセレクトしたものです。

この演奏はスカスカだけど、わざと狙っているとか。唯一の男性とのデュエット曲で、その相手の出自がかなりレアなグループのヴォーカルであるとか。デビューアルバムにしては超一流のスタジオミュージシャンを起用していて贅沢であるとか。キャリアを重ねてファンの琴線をつかむような声の仕上がりになってきただの。

オーナーさんとトーマスさんからも結構貴重な情報が語られたり。

ま、詳しいことは後日、別件で記事にいたします。

逆にですね、トーマスさんからワタクシの知らなかった人たちの情報ももたらされましたので、まあ、お聴きください。

 

阿佐ヶ谷ロマンティクスで「独り言」でした。

トーマスさん曰く、「はっぴいえんどが中央線沿線で素敵な女性ヴォーカルを発見し結成したようなバンド」。

このアルバムは2022年1月のリリース。シングル「独り言」は2019年12月のリリースとあります。とりわけ、「独り言」はストリーミングで50万回以上再生され、海外での評価も高いです。それを反映するようにアルバムラストは「Hitorigoto」という、「独り言」の英語によるセルフカバーですね。

今や数少なくなった地上波での音楽番組ですが、そこに頻繁に出演する現在のトレンドの人たちとは一線を画していて、時代とか最先端とはまるで関係なく肩の力を抜いている感じですね。

そして。

 

滝沢洋一、「シティバード」でした。ビートたけしに提供した曲のセルフカバーみたいです。

この方も初耳。なんでも、「ニューミュージック」という言葉を初めて電波で使った方だとか。

わたしゃ、数々の曲を聞かせてもらい、大瀧詠一が「Niagara Triangle Vol.2」でこの方を起用していたら、今の音楽シーンはかなり変わっていただろうと感じました。

滝沢氏は不遇の人で、残したアルバムはこの曲を含んだ『レオニズの彼方に』の1枚だけ。セカンドアルバムは収録が済んでいたものの、発売延期となりいまだに音源化されていません。

その間、あまたのシンガーやグループに曲提供をしていましたが、2006年にお亡くなりになっています。是非ともどこかで発売してほしいものです。とはいえ、Apple Musicなどでストリーミング化されているみたいです。

最後は。

 

一十三十一(ヒトミトイ)で「悲しいくらいダイヤモンド」でした。

声とかテイストが若き日のニューミュージック界の大御所に似てません?しかも、曲のタイトルもどことなく大御所を彷彿とさせるんですよね。

でも、オリジナリティがあるし、曲それぞれが心地いい。これ、十分に「聴き流せる」音楽として、ドライブのお供になりますよね。

いやー、トーマスさん、GSや昭和歌謡だけじゃないんですね。あらためて、トーマスさんの懐の広さを知りましたです。

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こちら、町田からお持ちいたしました、「学園ぽてと」でございます。直近数か月で3人ともひとつ歳を重ねたということで。

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そして、トーマスさんに頂きました。本当にありがとうございます。こちらももちろん、USBに入れまして、ドライブのお供となっております。

この日は平日にもかかわらず、ミケポスカフェではギャラリーを見にやってくる方がひっきりなしでして、オーナーさん忙しそうで、あまり深く音楽談義はできなかったんですよね。

さて、次はこの続編とかあるいは洋楽編。GSでもいいですよ。それまで、ネタを仕込んでおきます。次回は4名でできるといいですね。

ミケポスカフェ

<今回の画像データはすべてCANON PowerShot SX730HSでした>

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2023年2月 7日 (火)

ジョホール水道の2つのチェックポイント

陸路・海路の国境越え<5>

2007年の年末から2008年の年始にかけて、ジョホール水道を行き来して、シンガポールとマレーシアの国境を2回越えました。

ちなみにシンガポールもマレーシアも初めて訪れる国でした。シンガポールはそれ以来ありませんが、2回入国したことになります。マレーシアは5回ほど訪れております。

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<PENTAX MZ-3/Sigma20mm>

シンガポールに1泊だけしまして、バスでマラッカを目指します。いよいよこのバスでコーズウェイを渡るのかと、ちょっぴりセンチメンタルになっていたのですが、通過したのは、トゥアスというチェックポイントでした。

コーズウェイは混雑するためか、マレーシアーシンガポールセカンドリンクというルートを取ったようです。シンガポール側ではスタンプを押すだけかと思ったら、中国系の男性とともに別室に呼ばれ、指紋を取られました。どうやら、シンガポール国籍以外の人物にはそういうことをするようです。

マレーシア側では荷物を持ってイミグレーションに向かいます。自分以外は皆、記入済みのマレーシアの入国カードを持っていて、すいすいと通過していきますが、こちらは時間がかかりました。ちなみに、現在はマレーシアの入国カードはなくなりました。それでも、バスは待っていてくれました。

途中、高速を降りてドライブインのようなところで30分の休憩ですが、マレーシアの通貨を持っていなかったので、トイレとドライブイン探検をしたのみでした。

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<PENTAX K-7/DA16-50mm>*画像は2013年のものです

ともかく、無事マラッカに到着。マラッカに4泊してあとはシンガポールに戻るのですが、直行はせずにジョホールバルに1泊だけしました。

さて、ジョホールバルでは当時のジョホールバル駅に近いホテルを予約していました。それは当然、コーズウェイを通る最も手っ取り早いルートだったからです。

ちなみに、当時のジョホールバル駅は姿を消し、JBセントラル駅が新設されました。位置もコーズウェイからやや離れたところにあります。

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<MZ-3/Sigma20mm>

さて、シンガポールに戻る手段は4つ。

A:バス。こちらは乗客が大変多く、乗り場もいくつかある模様で没。

B:タクシー。相乗りが基本でしょうか。バスよりもハードルが高そうです。

C:鉄道。ホテルをチェックアウト前に駅に時刻を調べに行きました。時間は合います。

D:最終手段の徒歩。劇的紀行・深夜特急で大沢たかおがコーズウェイを歩くシーンがあります。これ、現在は禁止となりました。

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<MZ-3/FA35mm>

結局はマレー鉄道による国境越えです。シンガポール駅(タンジョンパガー駅)まで2.9リンギ。激安ですね。

現在はJBセントラルとウッドランズの間にシャトル電車が走り、ずいぶんと便利になったようです。運賃は5.0リンギだそうで。

11:37発の列車です。でも、当時は非電化で、到着が遅れてます。JBからの乗客はまばら。数えられるほどです。11:40頃にコーズウェイ寄りの事務室が開き、そこがイミグレーションとなりました。これは職員が出入国カードを集め、スタンプを押すだけなのですぐに終わります。なお、ジョホールバル以遠からシンガポールを目指す乗客は車内で出国審査が行われる場合もあるようですが、この列車の乗客は数名が下りてきて我々と同じように出国手続きをしていました。

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<RICOH GR DIGITAL>

せっかくのコーズウェイは雨で煙っていました。

ウッドランズの駅で入国審査です。荷物を持って並び、スタンプを押してもらって終了。

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<MZ-3/FA35mm>

タンジョンパガー到着です。

マレー鉄道はタンジョンパガーーウッドランズ間が廃線となり、この駅はどうなったのか。ちなみに、マレー鉄道はシンガポール国内を通りますが、はるか昔の東清鉄道(のちの満鉄)のように、線路のある部分と駅舎はマレーシアの持ち物なんだそうで。

したがって、逆ルートでマレーシアを目指した場合、このタンジョンパガーでマレーシアの入国審査が行われ先にマレーシアの入国スタンプが押されたとのことです。そして、シンガポールの出国審査があいまいなので、人によってはシンガポールの出国スタンプがなく、あとでもめることもあったとか。

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<PowerShot>

上がマレーシアのスタンプ。青の四角がトゥアスの入国スタンプです。赤の三角はジョホールバル駅での出国スタンプ。他の手段でコーズウェイを通過する場合も同じかもしれません。

下がシンガポールのスタンプ。青の四角がウッドランズの入国スタンプ。緑の丸形がチャンギ空港の出国スタンプです。どちらも場所の明記はないですね。画一的な国ですな。

ところで、なんでJBが混雑するかというと、シンガポールの物価が高いからにつきます。そのために、シンガポールからクルマでやってきてガソリンを給油して戻るなんてこともあるようで。この場合も満タンにはできずにタンクの何割までという制限付きだとか。

また、当時はマレーシアから持ち込んだたばこを路上で販売する人たちもいました。なお、現在は入国に関してたばこ1本から税金を取るようです。

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2023年2月 2日 (木)

逝く人、復活の人

かすてら音楽夜話Vol.158

悲報

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*イメージです

先月末、シーナ&ザ・ロケッツのギタリスト、鮎川誠さんがすい臓がんのためお亡くなりになりました。

伝説のサンハウス時代から九州は博多から日本のロックをけん引してきた人です。シーナ&ザ・ロケッツとしては東京に進出し、博多のロック、「めんたいロック」の代表格として48年間頑張ってきました。

奥さんのシーナが2015年に亡くなってからも、その悲しみをこらえてバンドを続けてきました。

 

このところ、ミュージシャンの相次ぐ悲報になんともやりきれない気持ちです。

ですが、鮎川さん、シーナさんの元に戻って、大好きなギターを弾きまくっているんじゃないでしょうかね。シーナさんはもちろん歌でね。という風に考えないと参っちゃいますよ。

<2023/02/06追記>
深夜番組のドキュメントで、鮎川誠さんを追ったものが放送されました。シーナ&ザ・ロケッツのアルファベット表記ですが、「Sheena & The Rokkets」です。これはシーナさんの本名、悦子とロックを掛け合わせたものだったとか。

そして、がん進行中と思われる映像の中でもたばこ片手にインタビューに答える。そして、全然弱みを見せずに最後までかっこいいロッカーでしたね。先日のロック葬もものすごい弔問客だったそうです。ご冥福をお祈りいたします。

朗報

その一方、明るいニュースが。

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2000年に解散していた、The Street Sliders(ストリートスライダーズ)が、活動再開します。それも、いきなり武道館公演です(5月3日)。

ヴォーカル&ギターのハリー(村越弘明)は2021年に肺がんの治療中であることを公式に発表していました。手術で除去するのが難しい場所で、化学療法を行っているようです。発表時には既に退院し、治療を続けているということですが。

 

ハリーはちょっと心配なんですが、状態がいいのならば、年数回でいいので、ライヴをやってほしいですね。そして、復活のアルバムも期待しちゃいます。

それでも、ハリーの2022年はライヴを数回行うなど、予想外の元気さを見せてくれていました。わたしゃ、はっきりいって「もう終わった」と思っていたんですよ。

なんと、スライダーズの公式YouTubeチャンネルも開設されました。まだできたばかりで、映像は少ないですがね。これからに期待しましょう。

そして、スライダーズのこれまでのアルバムですが所属のEpicから正式なアナウンスはないものの、ほぼ廃盤状態のような感じで、非常に流通量が少ないんです。これを何とかしてもらいたいですね。

今回、予定していた記事を飛ばして、緊急にアップいたしました。

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また、「かすてら音楽夜話」では取り上げてほしいシンガーやグループについてもリクエストを受け付けております。できる限り対応したいと思いますので、よろしくお願いいたします。


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