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2023年2月 7日 (火)

ジョホール水道の2つのチェックポイント

陸路・海路の国境越え<5>

2007年の年末から2008年の年始にかけて、ジョホール水道を行き来して、シンガポールとマレーシアの国境を2回越えました。

ちなみにシンガポールもマレーシアも初めて訪れる国でした。シンガポールはそれ以来ありませんが、2回入国したことになります。マレーシアは5回ほど訪れております。

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<PENTAX MZ-3/Sigma20mm>

シンガポールに1泊だけしまして、バスでマラッカを目指します。いよいよこのバスでコーズウェイを渡るのかと、ちょっぴりセンチメンタルになっていたのですが、通過したのは、トゥアスというチェックポイントでした。

コーズウェイは混雑するためか、マレーシアーシンガポールセカンドリンクというルートを取ったようです。シンガポール側ではスタンプを押すだけかと思ったら、中国系の男性とともに別室に呼ばれ、指紋を取られました。どうやら、シンガポール国籍以外の人物にはそういうことをするようです。

マレーシア側では荷物を持ってイミグレーションに向かいます。自分以外は皆、記入済みのマレーシアの入国カードを持っていて、すいすいと通過していきますが、こちらは時間がかかりました。ちなみに、現在はマレーシアの入国カードはなくなりました。それでも、バスは待っていてくれました。

途中、高速を降りてドライブインのようなところで30分の休憩ですが、マレーシアの通貨を持っていなかったので、トイレとドライブイン探検をしたのみでした。

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<PENTAX K-7/DA16-50mm>*画像は2013年のものです

ともかく、無事マラッカに到着。マラッカに4泊してあとはシンガポールに戻るのですが、直行はせずにジョホールバルに1泊だけしました。

さて、ジョホールバルでは当時のジョホールバル駅に近いホテルを予約していました。それは当然、コーズウェイを通る最も手っ取り早いルートだったからです。

ちなみに、当時のジョホールバル駅は姿を消し、JBセントラル駅が新設されました。位置もコーズウェイからやや離れたところにあります。

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<MZ-3/Sigma20mm>

さて、シンガポールに戻る手段は4つ。

A:バス。こちらは乗客が大変多く、乗り場もいくつかある模様で没。

B:タクシー。相乗りが基本でしょうか。バスよりもハードルが高そうです。

C:鉄道。ホテルをチェックアウト前に駅に時刻を調べに行きました。時間は合います。

D:最終手段の徒歩。劇的紀行・深夜特急で大沢たかおがコーズウェイを歩くシーンがあります。これ、現在は禁止となりました。

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<MZ-3/FA35mm>

結局はマレー鉄道による国境越えです。シンガポール駅(タンジョンパガー駅)まで2.9リンギ。激安ですね。

現在はJBセントラルとウッドランズの間にシャトル電車が走り、ずいぶんと便利になったようです。運賃は5.0リンギだそうで。

11:37発の列車です。でも、当時は非電化で、到着が遅れてます。JBからの乗客はまばら。数えられるほどです。11:40頃にコーズウェイ寄りの事務室が開き、そこがイミグレーションとなりました。これは職員が出入国カードを集め、スタンプを押すだけなのですぐに終わります。なお、ジョホールバル以遠からシンガポールを目指す乗客は車内で出国審査が行われる場合もあるようですが、この列車の乗客は数名が下りてきて我々と同じように出国手続きをしていました。

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<RICOH GR DIGITAL>

せっかくのコーズウェイは雨で煙っていました。

ウッドランズの駅で入国審査です。荷物を持って並び、スタンプを押してもらって終了。

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<MZ-3/FA35mm>

タンジョンパガー到着です。

マレー鉄道はタンジョンパガーーウッドランズ間が廃線となり、この駅はどうなったのか。ちなみに、マレー鉄道はシンガポール国内を通りますが、はるか昔の東清鉄道(のちの満鉄)のように、線路のある部分と駅舎はマレーシアの持ち物なんだそうで。

したがって、逆ルートでマレーシアを目指した場合、このタンジョンパガーでマレーシアの入国審査が行われ先にマレーシアの入国スタンプが押されたとのことです。そして、シンガポールの出国審査があいまいなので、人によってはシンガポールの出国スタンプがなく、あとでもめることもあったとか。

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<PowerShot>

上がマレーシアのスタンプ。青の四角がトゥアスの入国スタンプです。赤の三角はジョホールバル駅での出国スタンプ。他の手段でコーズウェイを通過する場合も同じかもしれません。

下がシンガポールのスタンプ。青の四角がウッドランズの入国スタンプ。緑の丸形がチャンギ空港の出国スタンプです。どちらも場所の明記はないですね。画一的な国ですな。

ところで、なんでJBが混雑するかというと、シンガポールの物価が高いからにつきます。そのために、シンガポールからクルマでやってきてガソリンを給油して戻るなんてこともあるようで。この場合も満タンにはできずにタンクの何割までという制限付きだとか。

また、当時はマレーシアから持ち込んだたばこを路上で販売する人たちもいました。なお、現在は入国に関してたばこ1本から税金を取るようです。

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コメント

ここの国境越えはほとんど路線バスでしてました。

投稿: 伊 謄 | 2023年2月 7日 (火) 13時40分

ジョホールバル、懐かしい。私の思い出の地です。

1997年11月17日、私はジョホールバルのラーキン・スタジアムで日本代表のワールドカップ初出場を決めた試合を見たのですが、拠点をシンガポールに置いてシンガポールからコーズウェイをタクシーの相乗りで往復しました。
古いパスポート確認したら、シンガポールとマレーシアのイミグレのスタンプが残ってました。

また行きたいなぁ。。。。。。(*‘∀‘)

投稿: おりんぴあ | 2023年2月 8日 (水) 01時20分

伊 謄さん

一番コスパのいい越境でしょうね、路線バス。

投稿: ヒョウちゃん | 2023年2月 8日 (水) 02時26分

おりんぴあさん

ワタクシもJBではラーキンスタジアムは気になっていました。
まあ、1泊だけだったので、またいつか来るだろうと思っていて、現在まで経過しています。
岡野のゴールでしたね。

投稿: ヒョウちゃん | 2023年2月 8日 (水) 02時29分

タイムリーな記事をありがとうございます。
私は昨日まさのこの国境越えをしてきました。
朝の通勤時間帯だったせいかJB側からマレーシア人に混ざって路線バスで超えました。
混雑することを予想して早めに行って良かったです。

投稿: スクムビット | 2023年2月 8日 (水) 18時44分

スクムビットさん

無事お戻りなようで、何よりです。

さて、深夜特急ルートなんですが、シンガポールの後はさらりと書かれていて、失念しがちなことが。
シンガポールから当時健在であった国際列車で、バンコクまで戻るんです。
個人的にはシンガポールからバンコクまで、ワタクシも数回に分けてではありますが、たどっています。
ないものねだりになりますが、マレー鉄道(KTM)でこれをたどろうとしても、JB-KLの間が列車がなさすぎなんすね。
途中1泊しようとしてもゲマスなんてところだったりで。

スクムビットさんのレポ、楽しみにしてますよ。

投稿: ヒョウちゃん | 2023年2月 8日 (水) 23時13分

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