ミケポスカフェで音楽談義
かすてら音楽夜話Vol.159
1月の寒い日、ミケポスカフェに再びお邪魔いたしました。
この日はワタクシひとりではなく、トーマスさんをお誘いいたしました。
というのも、オーナーさんにお借りしたイカ天ビデオを返却することと、自宅編集したDVDをお渡しするためでもあります。その自宅編集のDVDには偶然再発見した知子のロックの出演シーンを付け加えたんですね。これは、何が何でもトーマスさんにお渡ししなくては。
オーナーさんにオーダーしておいた豆腐グラタンで身体が温まります。これ、ヘルシーですし、自分好みのベーコンも入っていて大変美味しゅうございました。
このカリカリのバゲットにつけて味わって、さらに美味しくなります。
付け合わせのピクルスとも相性がいいです。
さて、音楽好きな3人が集うということで、トーマスさんから「シティポップスを語りつくしましょう」という命題が出ておりましたので、3枚ほどCDを持参しました。
1枚目『Back To The Street』。佐野元春のデビューアルバムです。
2枚目『Pocket Park』。松原みきの同じくデビューアルバムです。
3枚目『Asami Kado Twin Very Best Collection』。門あさ美のテイチク時代のシングルAB面曲とアルバム中の佳曲をセレクトしたものです。
この演奏はスカスカだけど、わざと狙っているとか。唯一の男性とのデュエット曲で、その相手の出自がかなりレアなグループのヴォーカルであるとか。デビューアルバムにしては超一流のスタジオミュージシャンを起用していて贅沢であるとか。キャリアを重ねてファンの琴線をつかむような声の仕上がりになってきただの。
オーナーさんとトーマスさんからも結構貴重な情報が語られたり。
ま、詳しいことは後日、別件で記事にいたします。
逆にですね、トーマスさんからワタクシの知らなかった人たちの情報ももたらされましたので、まあ、お聴きください。
阿佐ヶ谷ロマンティクスで「独り言」でした。
トーマスさん曰く、「はっぴいえんどが中央線沿線で素敵な女性ヴォーカルを発見し結成したようなバンド」。
このアルバムは2022年1月のリリース。シングル「独り言」は2019年12月のリリースとあります。とりわけ、「独り言」はストリーミングで50万回以上再生され、海外での評価も高いです。それを反映するようにアルバムラストは「Hitorigoto」という、「独り言」の英語によるセルフカバーですね。
今や数少なくなった地上波での音楽番組ですが、そこに頻繁に出演する現在のトレンドの人たちとは一線を画していて、時代とか最先端とはまるで関係なく肩の力を抜いている感じですね。
そして。
滝沢洋一、「シティバード」でした。ビートたけしに提供した曲のセルフカバーみたいです。
この方も初耳。なんでも、「ニューミュージック」という言葉を初めて電波で使った方だとか。
わたしゃ、数々の曲を聞かせてもらい、大瀧詠一が「Niagara Triangle Vol.2」でこの方を起用していたら、今の音楽シーンはかなり変わっていただろうと感じました。
滝沢氏は不遇の人で、残したアルバムはこの曲を含んだ『レオニズの彼方に』の1枚だけ。セカンドアルバムは収録が済んでいたものの、発売延期となりいまだに音源化されていません。
その間、あまたのシンガーやグループに曲提供をしていましたが、2006年にお亡くなりになっています。是非ともどこかで発売してほしいものです。とはいえ、Apple Musicなどでストリーミング化されているみたいです。
最後は。
一十三十一(ヒトミトイ)で「悲しいくらいダイヤモンド」でした。
声とかテイストが若き日のニューミュージック界の大御所に似てません?しかも、曲のタイトルもどことなく大御所を彷彿とさせるんですよね。
でも、オリジナリティがあるし、曲それぞれが心地いい。これ、十分に「聴き流せる」音楽として、ドライブのお供になりますよね。
いやー、トーマスさん、GSや昭和歌謡だけじゃないんですね。あらためて、トーマスさんの懐の広さを知りましたです。
こちら、町田からお持ちいたしました、「学園ぽてと」でございます。直近数か月で3人ともひとつ歳を重ねたということで。
そして、トーマスさんに頂きました。本当にありがとうございます。こちらももちろん、USBに入れまして、ドライブのお供となっております。
この日は平日にもかかわらず、ミケポスカフェではギャラリーを見にやってくる方がひっきりなしでして、オーナーさん忙しそうで、あまり深く音楽談義はできなかったんですよね。
さて、次はこの続編とかあるいは洋楽編。GSでもいいですよ。それまで、ネタを仕込んでおきます。次回は4名でできるといいですね。
<今回の画像データはすべてCANON PowerShot SX730HSでした>
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コメント
ご来店いただき、ありがとうございました。
久しぶりにディープな音楽のお話しが聞けて楽しかったです。お二人の博識には本当に脱帽です。
展示中でなかなかゆっくりお話しに加われなくてすみません。
またぜひゆっくりじっくりと。
投稿: ミケポスカフェ | 2023年2月12日 (日) 01時15分
ミケポスカフェさん
こちらこそありがとうございました。
自分の場合は、FBEAT時代から間口が狭いんですが、あそこでいろいろ鍛えられまして、少しずつではありますが、聴く対象が徐々に広がってはいます。
とはいえ、最近ではあいみょんとかKing Gnuなどには食指は動いてませんで、直近でようやく一十三十一を1枚ゲットいたしました。
博識といえるのはやはりトーマスさん。
やっぱりミュージシャンをやっていたということは、我々の発する適当な意見に対して、かなり鋭い意見を持っている方だなあと、つくづく感じましたです。
忙しいというのは、ありがたいことですよね。
また、お伺いして勝手な意見をまき散らしたいです。
ぜひ、続編をやりましょう。
投稿: ヒョウちゃん | 2023年2月12日 (日) 20時26分
こちらこそ情報満載シティミュージック談義
ありがとうございました😊😄
おいしいシチューすすりながらほっこりマニアトークできる嬉しさよ^ ^
GS談義もカメラマン桑本さん談義も宜しくお願い致します🤲
投稿: トーマス | 2023年2月13日 (月) 19時21分
トーマスさん
お付き合いくださりまして、ありがとうございました。
25年くらい前のFBEATオフ会ではこんなことをやってたんですよね。
CDをかけられるカラオケ店集合なのに、誰も歌わなかったりして。
すでに、第二弾のネタを仕込むべく準備中だったりしてます。
厳密にはGSじゃないんだけど、ああやっぱりというのも持っていこうかなと。
よろしくお願いします。
投稿: ヒョウちゃん | 2023年2月13日 (月) 20時33分