星になった「教授」
かすてら音楽夜話Vol.164
まさかのニュースが流れてきました。通常更新を変更して急遽書きました。
詳しくはメディア等の報道がありますので、省略したいと思いますが、Yellow Magic Orchestra(YMO)の3人のうち二人が相次いで亡くなるなんて。
残された細野晴臣さんにしてみれば、自分より年下の二人がこんなことになるなんてと思っているでしょう。
教授の功績としては、YMOをはじめとし、ミュージシャンのみならず、俳優としても活躍されました。
今回は2曲ほどを紹介しつつ、哀悼の意を表したいと思います。
1982年の忌野清志郎とのコラボ曲、「い・け・な・い・ルージュマジック」(作詞作曲:忌野清志郎、坂本龍一 編曲:忌野清志郎、坂本龍一)でした。
やや軽めですけど、当時の資生堂春のキャンペーンソングでオリコン1位を獲得しています。ちなみに、前年の資生堂のキャンペーンソングは、松原みきの「ニートな午後3時」でして、ライバル会社カネボウのキャンペーンソングは当時の奥さんであった矢野顕子の「春咲小紅」でした。
また、YMOとして、翌1983年に「君に、胸キュン」をリリースしており、こちらがカネボウの春のキャンペーンソングとなっています。
もう1曲は、YMOのアルバム『Solid State Survivor』収録の「Behind The Musk」(作詞:クリス・モズデル 作曲:坂本龍一 編曲:Yellow Magic Orchestra)でした。
この曲は、マイケル・ジャクソンやエリック・クラプトンなどの大物もカバーしています。
とりわけ原曲に忠実なのがこちら。
斉藤和義のアルバム『55 Stones』のオープニング曲です。これをほぼひとりでの多重録音で演奏してます。テクノというよりはギター中心で再現してみましたというものですが。
斉藤和義はコロナ禍になってからリリースしたアルバム『202020』のオープニングでもギターインストゥルメントの「傷だらけの天使」をカバーしてますね。
天に召されてしまった教授ですが、幸宏さんや清志郎とコラボしてるんだろうなあ…。合掌。
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コメント
私も坂本龍一さんのご逝去を聞いて、「一つの時代が終わったな」とおもいました。
一時期、YMOの音楽がファッションショーでBGMとしてどこでもかかっていたことがありましたね。
それくらいあの音楽はインパクトがあった。
ゆっくり、天国で休んでいただきたいです。
合掌>坂本龍一様。
投稿: おりんぴあ | 2023年4月 5日 (水) 01時33分
おりんぴあさん
昔のことですので、なかなか自由になるお金がなく、YMOは友人から『Solid State Survivir』を借りまして、カセットテープに録音しました。もちろん、LPレコードです。
あのピコピコ音が、当時はやっていたインベーダーゲームと被るなんて思い出があります。
んで、のちにリマスター版を手に入れまして、思ったことは、ああいうテイストでも十分グルーブしているなと感じました。
ま、そういうわけで、個人的には坂本龍一はあくまでもYMOなのであって、「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」ではなく、YMOの偉大なひとりなんだなと思ってます。
投稿: ヒョウちゃん | 2023年4月 5日 (水) 22時24分
この件は大変驚きました。
NHKなどによると、もう昨年の内には遺作?を録音していたとか。
最近、リタイアした同僚から男性の場合、実際の実働健康年齢は73歳が上限だとか、ききました。
ところで、前の投稿がおかしな風に重複しているので
消去をお願いします。
投稿: ペンタのP | 2023年4月 8日 (土) 14時24分
ペンタのPさん
報道ではできるうちに配信をしたということではと思います。
実働健康年齢?
73歳なんてもう年金もらって好きなことし放題だと思いますが、働くことが好きな方はまあ好きにすればというスタンスです。
確か、自動車のスズキの会長は90超えていたような…。
投稿: ヒョウちゃん | 2023年4月 8日 (土) 20時13分