渋すぎる宿
2023年5月8日~10日
台湾レポ始めます。
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台北桃園国際空港からMRT<*1>で約1時間。すでに陽は落ちておりまして、暗い台北車站<*2>北側の道を地図で確かめながらなんとか宿にたどり着きました。
今夜のねぐらはこちらです。んー、なんとも渋すぎる。
でも、なんとなくですが実態はわかっておりました。それは、下川裕治氏の著作、「週末台湾でちょっと一息」(朝日文庫)<*3>で取り上げられていたからです。
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フロントのある階は階段を上がった2階で、チェックイン手続きをしていると、我が同胞に見える人物が英語でタオルを要求しに降りてきました。その後ろで、女性の声もきこえます。しっかし、物好きだなー。ま、ワタクシもそのひとりなんだけど。
ここで、宿泊費1530元<*4>を支払います(2泊分)。Agodaでは現地払いだったためです。しかし、ありがたいことにクレジットカードが使えました。
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案内された部屋はやはり狭いです。フロントから2階上なので日本式の4階<*5>ということになりますが、部屋番号は5から始まります。
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このようなシンプルな宿なので、アメニティも少なくミネラルウォーターのボトルもありません。画像に写っているものは成田で買ってきたものです。
フロントの男性が案内の道すがら、3階のウォーターサーバーを示してくれましたので、まあ問題はないです。それに、買ってくればいいことだし。
分不相応なテレビもあります。見なかったですが。
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なんと、バスタブがあります。
今回宿泊したところで、唯一バスタブのある所でした。
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しっかし、年季が入ってるな。だからといって、ここでお湯をためるなんてことは致しません。
栓がないなと思ったら、洗面台の上の小さな引き出しにひっそりとあることを確認しました。
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宿の唯一のアメニティです。
歯ブラシ、シャンプー、ボディシャンプー、石鹸、以上。
使うことはないなと思いましたが、自分の洗面セットを確かめると、石鹸箱はあったものの、中身は空でした。よって、1泊目はボディシャンプーを使いました。
ちなみに、この旅社でもあるくらいですから、台湾のホテルにはこれらはどこでも用意されているはずです。その分、身軽になることも可能ですが。
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これまた、年季の入った扇風機です。
でも、使いません。
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と、いうのも、全館集中冷房なのでした。
布で覆われているのは、フロント男性が「寒かったらこうすればいいから」というので、終日そうさせてもらいました。
ちなみに、1~2日目は肌寒さも感じるくらいでした。
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台湾の常識というか、一部のホテルではサンダル常備です。意外と使えます。
床は割と奇麗ですが。
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最上階からの眺めです。周囲の建物も合わせて渋い。5階に相当するところです。
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ここがどういうところかというと、半屋上みたいな感じです。誰もが使えそうな(使いたくなさそうな)洗濯機が2台。物干し場と集中冷房の機械がありました。
実はこの背後にも2部屋あるのでした。
部屋には窓がなく、ここで解放感を味わうのでございます。
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宿はこんな路地の突き当りにありました。
このような感じで今回の旅は始まったのでありました。
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☆台湾は繁体字を使用していますが、フォントに出ない文字もありますので、その場合はご容赦を。そして、注釈もつけておきます。徐々に減っていくと思いますが。
<*1>桃園捷運。2017年の開業ということで、2013年1月以来の台北なので、初めて利用することになった。空港から台北車站まで150元。いまだに10元割り引かれております。
<*2>車站。鉄道駅のことをこう書きます。
<*3>2013年初版。第二章「台湾式連れ込み安宿に流れ着いた」にこの嘉禜大旅社(当時の名称)が登場します。
<*4>台湾の通貨で、正式にはNew Taiwan Dollarですが、ここでは通称の「元」を使用します。手数料込みで市内の銀行の交換レートで、1元が約4.48円でした。
<*5>日本の植民地時代の影響か、「4という数字は死に通じる」ということでしょうか、ホテルに4階や4号室がなかったりします。列車にはさすがに4号車はありました。
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コメント
なんだかカタールの独房のような部屋を思い出してしまいました(笑)。
ところで1,530元は1泊ですか(・・?
投稿: おりんぴあ | 2023年5月25日 (木) 00時51分
おりんぴあさん
タイの地方都市のホテルの部屋をぐっとコンパクトにしたような感じでもあります。
WiFiもありますしね。
料金は2泊です。
本文訂正しておきます。
投稿: ヒョウちゃん | 2023年5月25日 (木) 21時22分