« 2023年6月 | トップページ | 2023年8月 »

2023年7月28日 (金)

斗六の朝市で梅子のお粥

2023年5月14~16日

Trc0519

3泊した斗六。未知の土地であり、情報も少なく、果たしてこれでまともな食事を取れるのかという杞憂も一瞬ありはしました。

Trc0454

そういうわけではないのですが、宿泊したホテルは予約段階で朝食付きをクリックしたところ、実際に泊まってみると、レストランはなく、こんなチケットを渡されます。

60元分使えるとのことですが、その店を見つけるのがややめんどくさく、大同路41番地のセブンで毎朝、58元くらいの大きめの缶コーヒーをゲットいたします。数元余りますので、台湾では有料のビニ袋も付けてくれました。

Trc0574

ということで、斗六の駅に近い朝市にやってきました。

とはいえ、6時半から7時くらいに出向くと、飲食店はごくわずかで地元民で混雑しまくっていたりしまして、あまり店は多くありません。

14日と15日は、次の予定があるためさっさと済ませたいため、モスバーガーとかマクドナルドでお茶を濁しました。

Trc0573

これではいかんと、最終日は念を入れて探しました。

Trc0576

すると、こんな店が。

過去2日もこの前は通ったのですが、気付かないというか店はやっていなかったように思います。

よくわかりませんが、客相手に朝食を提供する店は早朝からやっているのは、数軒が持ち回りで開店時間を早めているような感じを受けました。それで、あまり店が見つけられなかったようです。

Trc0577

オーダーシートはなくお粥の部門の一番下、魚肚粥の小を指さしてお願いします。

最初に腰を下ろした席は陽が当たって暑いからと、女性の店主が厨房に近い日陰の席を空けてくれました。いい人ですね。

Trc0579

小でしたが、結構量はあります。

千切りの生姜が入ってます。焦がしたような茶色いものは焼き米でしょうか。

Trc0580

これはおそらく、虱目魚<*1>の腹の部分を使ったものだと思いますね。

生姜も入っているので、癖はありません。緑の部分は葉物野菜ですね。煮込んでクタクタになってますが。

これで、80元。おいしゅうございました。腹も満ちましたよ。

メニューにもありましたが、「梅子」という店なんですね。店主の名前でしょうか。写真でも撮らせてもらえばよかったですけど。

さ、これで、次に行きましょう。

注釈

<*1>サバヒー。台湾の国民魚とも。台湾でのサバヒーはほとんどが養殖で、台南から高雄にかけて養殖池が多く見られます。身が傷みやすいので、輸送には向かず、あまり台湾北部では見ないような気もします。

台湾のナニコレ

Trc0310

諸外国ではパチンコがギャンブル性が高く賭博に相当するとしてほとんどのところで禁止です。

おそらく台湾でも禁止だったと思いますが、台南で宿泊したところではこういう店舗がいくつか存在していました。

非合法ではこんなに堂々と営業できないはずなので、会員制にしたカジノみたいな形を取っていると思われます。でも、ここ以外見なかったです。

ま、夜市でもスマートボールのようなゲームがおなじみの土地ですから、親和性はあるのかも。よう知らんけど。

☆今回の画像はすべてCANON PowerShot SX730 HSでした。

人気ブログランキングに参加しています。バナークリックで応援よろしくお願いします。

人気ブログランキング
人気ブログランキング

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

B級グルメランキング
B級グルメランキング

「#アジア旅行」人気ブログランキング

「#食べ歩き」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年7月25日 (火)

達郎発言についての私的見解

かすてら音楽夜話Vol.168

Mj0043

山下達郎(以下達郎)が一部のメディア(主にネットニュース)でバッシングにあっています。

それは、松尾潔氏がスマイルカンパニーとの契約解除にあった件について、達郎が自身のラジオ番組、「サンデーソングブック」で釈明とも取れそうな発言をして、この中の一言がジャニー喜多川氏を擁護すると解釈されてしまったからでしょう。

いつもならばYouTubeの映像をお借りして、ワタクシの好きな音楽やミュージシャンの話をだらだらと展開する記事なのですが、ワタクシなりに達郎発言を解き明かしていきたいと思います。

ちなみに、ワタクシは山下達郎のアルバムをほぼ持っております。コンサートも複数回行きました。比較的好んで聴く人といえましょう。ですが、最近は遠ざかってまして、以下は旧Niftyserveのとあるフォーラムで知りえた情報も含んで記事にいたしました。

スマイルカンパニー

形式上は芸能事務所ですが、もともとは山下達郎のコンサート等のマネジメントを目的として、キョードー東京の資金援助を受け、芸能プロダクション、「ワイルドハニー」が1978年に設立されます。また、著作権管理を目的とした音楽出版社をスマイル音楽出版としました。1984年に山下達郎のRCA時代のディレクターであり、アルファムーンレコード(達郎が所属)の創業者、小杉理宇造氏が社長就任と同時に音楽出版社を「スマイル音楽出版」、芸能プロダクションを「スマイルカンパニー」に変更します。

小杉氏はその後、ワーナーミュージック・ジャパンの代表取締役会長に就任し、2003年にジャニーズエンターテイメント(レコード会社)代表取締役社長に就任します。ジャニーズエンターテイメントはKinKi KIdsのデビューに合わせて作られた会社ですね。

さて、松尾潔氏ですが、2009年に松尾氏の個人事務所が顧問料をスマイルカンパニーに支払う形で業務提携したようです。

スマイルカンパニーは大きなプロダクションではなく、所属のアーティストもかなり少なく、実質的には山下達郎と竹内まりやの個人事務所みたいなものだと思います。

それで、松尾氏がスマイルカンパニーで何をやってきたのかがさっぱり見えてこないです。おそらくは、松尾氏がプロデュースするアーティストや楽曲などを「スマイルカンパニー」の後ろ盾があることに利用してきたのではないかと思います。

スマイルカンパニーと業務提携でありながら組織のトップ同士が関係の深いジャニーズ事務所を批判すれば、提携の解除になるのは普通のこと。…というか、顧問料いらないから提携解消ということでしょう。松尾氏もEXILEとか三代目J.Soul Brothersなど(ワタクシの琴線にはまったく入ってきませんが)売れ線と仕事しているので、スマイルカンパニーとの提携解除は痛くも痒くもないはずです。

ジャニー喜多川氏の性的虐待

サンデーソングブックでの達郎の発言、「一方的な性的虐待についてはもちろん、反対します」、「ジャニー氏がそういうことをしていたのかは知らない」。特に後者について批判が出ているのですが。

達郎はジャニーズ事務所に入り浸っていたわけではなく、それこそ報道等でジャニー氏の振る舞いが漏れ伝わってきたことは当然知っていますよ。ですが、実際に現場を目撃したとか、ジャニーズ事務所所属のタレントから話をきいた、ましてや相談されたということはないだろうから、「知らない」というしかないんじゃないでしょうか。

我々がジャニー氏が怪しいというのは一部の報道や暴露本等で伝えきいてますが、直接見聞きしたわけではない、それと同じことですよね。

そのようなことならば、ジャニーズ事務所所属のタレントは古くはあおい輝彦、高橋元太郎(古っ!)など星の数ほどいますから、そっちで取材すればいいことです。ヒロミ・ゴーなんてよく知ってるんじゃないすかね。まあ、誰もが口をつぐんでしまうんでしょうけど。

そういうことは、ジャニーズ事務所自体の自浄作用が必要なのです。これ、ほとんどどこかの大手中古車会社と同じですよね。

もう聴いてもらわなくてもいい発言

やはりサンデーソングブックで、「私のこの発言を忖度と思われる方はそれで構いません。そういう方にはもう聴いてもらわなくても結構です」というものが、炎上しています。

スマイルカンパニーの著作権に対する考え方は、非常にシビアです。サブスクはないし、YouTubeでの違法アップロードはすぐさまチェックされ、削除されます。映像の販売もないと思いますね。

つまりは、スマイルカンパニーの楽曲を聴きたければ、自分で購入したり、コンサートに来いということなんですね。唯一ただで聴けるのが、サンデーソングブックくらい。あるいはタイアップで流れる曲を聴くとかで。でも、これも印税が発生するので、OKしているんですね。

1990年代に入ってから達郎のアルバムリリースはめちゃくちゃスパンが長いんです。7年なんてのはざらで、昨年リリースした『Softly』に至っては11年ぶりです。

コアなファンはそれでも待つし、離れていかないだろうという自負があると思います。それに、ヒットチャートを狙ってないし、武道館やドーム球場などの観客数は見込めるものの、音が悪い会場では公演を行わないという徹底したポリシーがあるので、世間で何が起ころうが、このままの姿勢を貫くんだと思いますね。

身内は徹底して守る

Mj0041

KinKi Kidsのデビュー曲、「硝子の少年」(作詞:松本隆 作曲:山下達郎)では楽曲提供者としてふたりにちょっとした歌唱指導を行ったようです。それはこのふたりにこれまでのジャニーズ事務所所属のタレントとは違うものを感じ、ある程度熱のようなものを伝えたかったからだと思います。近藤真彦にはそういうことはせず、ただの楽曲提供者という立場ですね。

ま、それはジャニー氏の「初登場(オリコン)1位」と「ミリオン(100万枚)」というかなり無理な要求もあったでしょう。

ふたりも昨年再び達郎に曲提供を頼んだほど。

達郎のコンサートに何度か足を運びましたが、バンド紹介で、ギターの佐橋佳幸(松たか子と結婚するずっと以前のことで、ほぼ知名度のないとき)のギターを誉め、「ギターデュオの山弦もやっていて、はっきりいってG(実名をはっきりいいました)なんかよりずっと上手い」と発言しました。

この時、サックス奏者、土岐英史氏の紹介では娘である土岐麻子がヴォーカルを務めるCymbalsをプッシュしてましたね。

また、これはどうかなと思いますが、竹内まりやがセルフカバーした「駅」について、アルバム『Impressions』でのライナーノートで、竹内まりやが提供した「有名なアイドルの曲の解釈のひどさに、これは是非ともまりやが歌うべきだ」と提案したとあります。このアイドルとは中森明菜なんですが、そこまでいっちゃうか、ですよね。ま、これも竹内まりやを立てたということなんでしょうが。

結論

達郎としては松尾氏の発言を受けて、なにもサンデーソングブックであのようにいわなくてもよかったのですが、コンサートのMCでも30分近く喋るし、興が乗ってくると、どんどん洒脱になってくるので、あのような発言が飛び出したのだと思います。黙っていられない人なんでしょう。

もうこれ以上の発言はないと思いますが、文春をはじめバッシングは続きそうな予感も。でも、本人はそんなに気にしてはいないと思いますが。

ところで、週刊文春、7月27日号、購入して読んでみたけど、ジャニーズの座付き作家ってなんだよ!そのほとんどの曲には松本隆もかかわっているんだぜ。それに、ジャニーズ関連の楽曲提供者は達郎だけじゃなくて、歌謡界の外にも星の数ほどいますし。また、アルバムリリースの長いスパンを「長い停滞」で「硝子の少年」で復帰したみたいに書いてありますが、その間にアカペラアルバムをリリースしたり、自身と竹内まりやのアルバムをRCA時代までさかのぼってデジタルリマスターしていたことには触れていない。というか、調べてもないんでしょう。

「ジャニー氏の性的虐待はけしからん。ジャニーズに数多く曲を提供してきてあれはなんだ?」という論調が透けて見えました。

「ミヤネ屋」とかでも達郎関連というか松尾氏に取材して取り上げたようですが。ほかに報道することあるだろ。テレビ局もジャニー氏の問題を取り上げる一方で、どーでもいい、ジャニーズ事務所のタレントを入れ代わり立ち代わりスポットを流しているというのは、やはり視聴率の問題なのかな。なんたって大河ドラマでさえ、俳優じゃなくて所属タレントを主役にするからねえ。

人気ブログランキングに参加しています。バナークリックしていただけると嬉しいでございます。さらには、コメントも待ってますので。

人気ブログランキングでフォロー

音楽評論ランキング
音楽評論ランキング

「#jpop」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年7月22日 (土)

西螺の石敢當

2013年5月15日

Tro0763

<OLYMPUS OM-D E-M10/ED14-42mm>

西螺の延平老街を進んでいくと、川の土手に出ます。

そこにあったのが、こちら。

Tro0780

<OMD10>

石敢當なのでした。

Tro0781

<OMD10>

石敢當というと沖縄なんですが、wikiによれば中国の福建省が発祥で、台湾、ベトナム、マレーシア、シンガポールでも「ある」といわれています。

「地球の歩き方」によれば、宜蘭にもあるそうで、意外なところで見つかることもありそうです。

Tro0782

<OMD10>

石敢當は、T字路などに置かれ、魔物が家に入ってこない魔除けの意味があるとのことです。

では、沖縄の石敢當もここでコラボしてみましょう。

Okp0106

<PENTAX KP/DA15mm>

ここは結構有名で、首里の金城の石畳の途中にあったものです。

文字の刻まれた石板ですが、立派なものですよね。

Okp0109

<KP/DA15mm>

先ほどの石敢當からちょっとだけ奥まったところにあったものです。

ブロック塀が石敢當を飲み込んでしまったような形になります。

Okc0062

<CANON PowerShot SX730 HS>

こちらはゆいレール首里駅近くにあったものです。

那覇の中心部を外れると面白いように見つかります。

Okp0249

<KP/FA35mm>

こちらは、沖縄県立博物館(おきみゅー)の外に移設された伝統的な沖縄の民家の入り口にあったものです。

こうしてみると、沖縄の石敢當は文字を刻んだ石板型が多そうな。

wikiの写真を見ていくと、マカオ、ミャンマー、大分の臼杵、そしてなんと品川区にもあるんですね。

これまで、あまり意識しませんでしたが、東南アジア地域にこれから行ったら、こういうものが気になってくるかもしれません。

ひとつ、いいスイッチが入ったかもしれません。

台湾のナニコレ

Trc0380

日本がまだまだ憧れである数少ない地域が台湾ですかね。

この場合、「ン」と「ソ」の間違いですが、「ヘアーサロリ」なんてヴァージョン違いもありますね。

ですが、以前はかなりたくさんあったこの手も間違いは、今回あまり見かけなくなりました。

人気ブログランキングに参加しています。下記のバナークリックで応援よろしくお願いします。

人気ブログランキングでフォロー

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

カメラランキング
カメラランキング

「#アジア旅行」人気ブログランキング

「#olympus」人気ブログランキング

「#pentax」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年7月17日 (月)

醤油の町、西螺

2023年5月15日

Tro0770

<OLYMPUS OM-D E-M10/ED14-42mm>

この日の午後、斗六からバスに乗り西螺にやってきました。

ここは延平路にある、延平老街です。斗六の太平老街は総延長600メートルほどですが、延平老街はその半分くらい、300メートルくらい続きます。斗六に比べてクルマがずいぶんと少ないので、注意しながら車道に出ても大丈夫ですね。

そして、斗六でも「醤油」の看板はよく見かけたのですが、この西螺は醤油がひとつの産業になっているようです。醤油メーカーもいくつかあるようですが、この丸荘醤油が有名みたいです。

Tro0758

<OMD10>

大同醤油というメーカーです。

Tro0767

<OMD10>

観光客などほとんどいないのですが、このレトロ感はさりげない演出ですかね。

タイもタラート・ロイピー…百年市場がブームになりましたが、日本統治時代あるいはその前の清の時代と考えれば、同じくらいの年月が経っているようです。でも、人が少ないです。その分、写真は撮りやすいんですが。

Tro0772

<OMD10>

おお、醤油のボトルですよ。

Tro0775

<OMD10>

丸荘のブランド、いくつかあるようです。

Tro0776

<OMD10>

よほど醤油が定着しているようです。

この丸荘醤油ですが、日本の醤油との違いは黒豆を原料にし、塩を混ぜて自然発酵させたものだそうです。小麦やもろみを使用しないそうです(蔭油、wikipedia)。設立は1909年、荘清臨さんが創業者です。当初は別の名前でしたが、荘の文字を丸く囲むブランドマークを作ったことで、「丸荘」と呼ばれるようになったそうです。ただ、蒋介石の時代、会社名を丸荘とすると日本風と見なされ、取り締まりの対象となったことから、「圓荘食品工業有限公司」となりました。「丸荘醤油」の会社名になったのは1996年、台湾の民主化以降だったようです。

台湾で醤油となるとどうしても日本統治時代と密接に関わるのですが、あくまでも創業は台湾人で、そこに日本人、軍関係者がビジネスとして関わっていったようです。戦時下、雲林県で唯一台湾総督府公認の醤油メーカーだったようです。

で、ここには醤油関連の食べ物があるんですね。

Trc0537

<CANON PowerShot SX730 HS>

それがこちら。

Trc0540

<PowerShot>

醤油アイスなのでした。ひとつ55元と、ちょっとした朝食並みのお値段です。

取り出してもらったら、もうカチカチに凍ってました。しばらく、待って柔らかくして食べます。

クリーミーなアイスではなく、シャーベットに近いです。醤油だからしょっぱいのかというと、ほのかな塩味ですね。そして、黒豆らしきものが混じってます。

Tro0795

<OMD10>

こちらは別の醤油メーカー。やはり、醤油のボトルがアイキャッチャーですね。

Tro0788

<OMD10>

タイのサムローみたいな三輪車もありました。これは日本の輪タクなんですかね。

醤油だけでなくても、西螺の老街は楽しめます。

丸荘醤油

台湾のナニコレ

Trc0440

<PowerShot>

台湾のホテルに必ず置いてある衛生巾。

必ずビニールに密封されていて、中身は布ではなく塗装の際に使われるような化学繊維のものがフェイスタオルサイズになっています。

さすがにこれで身体を洗うことはしませんでしたが、手拭き用にしておりました。割と乾燥も早かったです。

でも、頼りないなあ。

人気ブログランキングに参加しています。バナークリックで応援よろしくお願いします。

人気ブログランキングでフォロー

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

B級グルメランキング
B級グルメランキング

カメラランキング
カメラランキング

「#アジア旅行」人気ブログランキング

「#olympus」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年7月12日 (水)

虎尾のサトウキビ運搬線

台湾の鉄道遺構<5>

2023年5月14日

Tro0531

<OLYMPUS OM-D E-M10/ED14-42mm>

斗六<*1>から虎尾<*2>にやってきました。

この日は日曜日でバス便<*3>が少なかったです。画像はバスを降りたあたりで虎尾の中心部です。かつての消防署ですが、誠品書店とスタバが入ってます。

Tro0598

<OMD10>

バスを降りたあたりから中山路を進むと、こんな踏切が現れます。

その先の線路は土砂で埋もれています。まるでミャンマーかフィリピンのよく脱線するという鉄道みたいですが、実はここをサトウキビ列車が走るのです。

Tro0535

<OMD10>

もっともその列車が走るのは、収穫時期も関係するのでしょうが、12月下旬から3月までです。

その時期にはここも整備されると思われます。

ということで、5月のこの時期は踏切は常時開いていて、線路側には侵入されないようにチェーンがかかっていました。

列車が走るころには、ここに保守の人が立ち、きけば列車の通る時間を教えてくれるのだそうです。

Tro0537

<OMD10>

こちら側は台糖の虎尾製糖所になります。

この馬公厝線は、台湾糖業鉄道が運行する唯一の専用線となります。かつてはかなりの専用線が台湾各地にあり、一部では旅客も扱っていました。

Tro0541

<OMD10>

製糖所の脇を進みます。その壁には虎尾の歴史のようなものが。写真付きの印刷ですね。結構これはすごい。

Tro0542

<OMD10>

その手前の歩道です。

ナローゲージ(軌間762mm)の線路が残されていますね。さらに進みます。

Tro0552

<OMD10>

旧虎尾駅の駅舎が残されていました。

内部は土産物を販売していたり、カフェになっています。

Tro0549

<OMD10>

駅舎の工場側が望めました。無蓋車の緑のカバーの下はサトウキビでしょうね。

Tro0550

<OMD10>

おそらく動かないだろうと思われる蒸気機関車も構内にはありました。

虎尾駅の雰囲気づくりの一環でしょうかね。

Tro0586

<OMD10>

こちらはチケット売り場ですね。路線図もあります。

この虎尾からは斗六や斗南、北港、西螺にも路線が伸びていました。旅客扱いは1978年に終了したようです。

ということは、この虎尾は戦前の大日本製糖から戦後の台湾糖業の中心地ということになりますね。ちなみに、雲林県は台湾の中でも農業が盛んです。

Tro0553

<OMD10>

虎尾駅からさらに進むと、台糖の虎尾製糖所の入口が現れました。

Tro0557

<OMD10>

さらに別の蒸気機関車が静態保存されていました。

さらに進みます。

Tro0564

<OMD10>

立派な鉄橋が現れました。ここは歩いて渡ることができます。

Tro0566

<OMD10>

途中まで歩いてみました。

カンチャナブリーのクウェー川鉄橋みたいに、列車は来ませんので人間用の待避所はありません。

かつては素通しであった隙間も鉄製のネットで覆われていますので、安全です。また、鉄橋の下は川が流れているのですが、カンチャナブリーほどは高くありませんので、恐怖感もないでしょう。長さは437メートルだそうです。

レールが複数見えると思います。外側の2本はガイドレールでしょう。ここに車輪が乗ると鉄橋と干渉するのでここを通ることができません。

中央の3本ですが、三線軌条<*4>といい、ゲージの異なる列車が通ることができるようにしたものです。この鉄橋は斗六のひとつ嘉義寄りにある斗南に向かうものだったようです。…ということは、台糖の鉄道でも1067mmと思われる機関車と貨車、客車があったことになります。

Tro0575

<OMD10>

虎尾製糖所の向かいにはかつての職員の宿舎が残り、その家屋は日本式のものだったようです。こちらは、帰国後に気づきました。

今回の訪問では台糖関連の鉄道関連はここで終了です。

注釈

<*1>雲林県が設置されたとき、斗六と虎尾が行政の中心を争ったらしいです。斗六には県政府を置くことになりました。斗六は「市」になります。

<*2>虎尾には地方法院を置くことで雲林県の争いは解決したとのこと。虎尾は「鎮(町または村)」扱いですが、中心部は日本の地方都市くらいの感じです。

<*3>「地球の歩き方」によれば高鐵の雲林駅が新設され、アクセスが良くなったとあります。高鐵雲林駅または台鉄斗六駅から虎尾と西螺にはバス便が割とありますが、虎尾と西螺の間はアクセスが良くないです。

<*4>日本では箱根登山鉄道と小田急小田原線の風祭車庫と箱根湯本間など少数の例があります。安全上の理由もあり、消滅しつつあります。台湾では虎尾鉄橋だけとのことですが、すでに廃止路線で現役の路線では存在しません。

台湾のナニコレ

Trc0471

<CANON PowerShot SX730 HS>

台糖虎尾製糖所の入口にあった古いポスターです。

おわかりと思いますが、中華民国軍への勧誘ですかね。かつては徴兵制だったのですが、2018年に志願兵制に変更になったようです。

…にしては、ポスターが古めかしい。街中でもこういうものは見なかったです。

人気ブログランキングに参加しています。下記のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキング
人気ブログランキング

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

カメラランキング
カメラランキング

「#アジア旅行」人気ブログランキング

「#olympus」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年7月 9日 (日)

斗六でびっくりスパ

2023年5月14日

Trc0487

<CANON PowerShot SX730 HS>

雲林県の県庁所在地、斗六です。

台南から自強號で1時間ほどの都市です。ここで3泊いたしました。なんで、このようにあまり知られていないところに来たかというと、虎尾、西螺というところを訪れるためですね。これまた、どちらも日本人には知名度が低いです。

そして、集集線というローカル線に乗るためでもあります。

これらはまた後日記事にいたします。

では、斗六は何もないところなのかというと、太平路というとおりにこのような古い建築物が連なっているのです。これぞ、太平老街。なんと、600メートルにも及び、その規模は台湾ナンバーワンなのではないかと思われます。

Tro0667

<OLYMPUS OM-D E-M10/ED14-42mm>

その太平老街の入口にあたる場所には公設の市場があります。もっとも、現在はその機能は失われていて、建物だけが残り、そのほとんどは貸店舗となっているようでした。

ちなみに、こちらは老街の裏側です。

Tro0670

<OMD10>

こちらが老街に面するところです。

どうやら、こちらは日本でいう「洋食」のレストランみたいですね。

Tro0641

<OMD10>

どうやらそのようです。やや早いようですが、食べていくことにしましょうか。

Trc0491

<PowerShot>

注文は入口で済ませ、同時に前払いです。ポルチーニのスパゲッティを頼みました。飲み物も付くそうで、アイスコーヒーにいたしました。

ここ、ちょっと前の日本みたいで、まずは手指のアルコール消毒を求められました。そして、案内されたのがこんなスペース。

このようなピンク基調の内装って…うちの近くにあるサンリオピューロランドみたいです。仕事がらみで行ったのですが、屋内でサンリオキャラの着ぐるみオンパレードでして、息詰まるような閉ざされた空間でした。子供は楽しいどころか、泣き叫んでましたね。

Trc0489

<PowerShot>

窓際にはカップルが。この窓からは老街がよく見えるんですが、向かい合うのではなく並んで座ってやがります。

なんだか、いやらしいムードでして、「こっち見るなよ!」オーラが出てますね。

ワタクシの右手には家族連れがおりまして、カップルのムードをぶち壊すように大声で話しながら飲食中でした。さらには、背後には女子2名。

Trc0492

<PowerShot>

最初に来たのはアイスコーヒーです。砂糖またはガムシロップはなく、ミルクもありません。さらにはストローもなし。

ちなみに、台湾ではストローはほぼ従来のストローは出なくなっていて、紙製のものだったり、金属製の洗ってまた使えるものが出ることが多いです。

そうか、女子2名でわかりましたが、ここ、インスタ映えする画像を撮る店なんですね。女子2名は店内を移動しつつ、スマホで自らを被写体にしておりました。

てなことを考えておりますと、スパゲッティがやってきました。

Trc0497

<PowerShot>

笑っちゃいけませんが、これ、ショーケースの中にあったものと一緒ですね。

Trc0498

<PowerShot>

からくり的にはこうなってます。

持ち上げているようになっているフォークはズッキーニに刺さっておりました。

Trc0493

<PowerShot>

なぜかポルチーニは別皿でしたが。

味はクリーム仕立てで、からくりは別にしてもイタリアで出されても違和感はないような気がします。つまり、結構美味いです。

Trc0499

<PowerShot>

さらにはよく見ると、テーブルも水道管かガス管を再利用して作られたものでした。

ここ、日本風の2階なんですが、3階まであります。居ぬきで改装してるし、結構お金をかけているんじゃないでしょうか。

店員もメイド風なんですよね。それも撮らせてもらえばよかったです。さすがに3年以上の旅のブランクは大きいぜ。

Immense 恬恬(facebook)

さらに、Instagramにもアカウントがありました。正式には「法式甜點」とありますので、フランスのデザートを提供する店みたいですね。料理はスパゲッティやカレーとかになりますが。デザート類はかなりインスタ映えするようなものばかりみたいです。飲み物もちょっと変わったものが多いんでしょうね。

スパゲッティは290元と結構高めでした。

Trc0506

<PowerShot>

夜もやたらに目立つ店でした。でも、この時間帯は店は閉まってます。

台湾のナニコレ

Trc0468

<PowerShot>

わかりにくいと思いますが、ハイテクバス停です。

〇系統のバスがあと△分で来るなんて表示ですね。台北や台南では中心部のバス停はこういうものでした。

都市部を離れると消滅すると思われますが。

人気ブログランキングに参加しています。下記のバナーをクリックしていただけると嬉しいでございます。コメントも待っております。

人気ブログランキングでフォロー

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

B級グルメランキング
B級グルメランキング

「#アジア旅行」人気ブログランキング

「#食べ歩き」人気ブログランキング 

| | | コメント (2)

2023年7月 4日 (火)

台湾の神系キャラ

台湾はなんでも可愛くしてしまうようなところがあります。蒋介石・蒋経国時代なら考えられなかったことですが。

それが、今回の訪問でいくつかの廟を訪れたところ、廟の主役がキャラクター化されていることに気づきました。

孔子

Tro0078

<OLYMPUS OM-D E-M10/ED14-42mm>

こちら、台北の孔子廟で出迎えてくれた孔子のキャラです。

Tro0077

<OMD10>

孔子廟ですが、はっきりいって不人気です。観光客はほとんどいません。

それでこんなキャラが採用になったのかどうか。

Tro0095

<OMD10>

こちらには小学生の集団がやってきていましたが、社会科見学のようなものだったのかもしれません。

そのためかどうか、主要ポイントでスタンプラリーのようなものも行われていて、その日本語版もあったりしましたが。

媽祖

Tro0746

<OMD10>

こちら、西螺という台湾中部の小都市にあった媽祖のキャラです。

Tro0509

<OMD10>

本来はこのような感じで、廟の奥で黒い顔のどちらかというと陰気そうな(失礼)像が鎮座しているんですけど。

でも、台湾では非常に人気がありますね。媽祖は航海の神みたいな存在で、台湾では先住民族は別としても、内省人の先祖は、福建系だろうが、客家系だろうが、すべて台湾海峡を船で越えて大陸からやってきた人たちですからね。

そしてこの時期、どうも媽祖の祭りのようなものが各地で繰り広げられていたようなんです。天后宮などではたくさんの花輪が並び、夜には爆竹が鳴り、公道では媽祖関連の車列がパレードするというような状態でした。

Tro0750

<OMD10>

こんな店もあるくらいで。

とはいえ、本物の媽祖像とキャラクター化された媽祖とはずいぶん違いますけどね。

Trc0354

<PowerShot>

台南の赤嵌楼近くの大天后宮では媽祖にたどり着く前に、こんなものもありました。

関帝

Tro0942

<OMD10>

こちら、新竹の関帝廟にあった関帝のキャラです。

Tro0434

<OMD10>

関帝、すなわち三国志の関羽ですね。

商売の神ということで、やはり中国人には大人気です。こちらは、台南の祀典武廟で、台湾の関帝廟の総本山とのことです。

関帝廟は世界各地のチャイナタウンにもありますね。それにしても、関羽もキャラクター化するのか。

台湾には月下老人という神もいるんですが、このキャラは見つけられませんでした。でも、そのうち登場しちゃうかも。

台湾のナニコレ

Tro0068

<OMD10>

ほぼどこの都市にもあるUFOキャッチャーです。

このマシン、必ず「選択された自動販売機」と意味不明の日本語が記されているんですね。謎。

人気ブログランキングに参加しています。当ブログを応援していただける方は下記のバナーをクリックお願いします。

人気ブログランキングでフォロー

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

カメラランキング
カメラランキング

「#アジア旅行」人気ブログランキング

「#olympus」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年7月 2日 (日)

安平でダラダラ過ごす

2023年5月13日

Tro0494

<OLYMPUS OM-D E-M10/ED14-42mm>

台南2泊で宿をチェックアウトしました。荷物は宿に預け、安平<*1>までやってきました。

宿の最寄りのバス停(赤嵌楼)からは時間が合わず、廟などを巡りました。どうも、バス<*2>便は減ったような気がします。

そのバスもかなり混んでいて最後まで座れませんでしたが、安平で降りる人はごく僅かでした。あの人たちはどこへ行ったのやら。台湾人も安平まではバイクか自家用車利用が多いようです。

Tro0488

<OMD10>

このあたりを歩くと、名物のえび煎餅を試食という形でいただけますね。あちこちでもち米の弾ける「ポン」という音がきこえます。

ここに来たのはB級グルメを食べておこうということですが、台南中心部を含めても「食い倒れ」は2回もやっておりますので、あくまでも軽くですね。

Tro0489

<OMD10>

まずはここへ。

Trc0414

<CANON PowerShot SX730 HS>

ここは客が好きなように豆花とトッピングの種類を選べるんですよね。

こちらも有名店ですから、店頭に並ぶワタクシを見て、「Japanese ?」などときいて日本語メニューを出してくれました。

Trc0412

<PowerShot>

豆花は竹炭黒豆。トッピングはタピオカです。これで35元。

Trc0415

<PowerShot>

この日は…いや、この日も蒸し暑くて歩いているとへばりそうになってくるんですが、生き返ります。

甘すぎず、さっぱり。しみじみ美味いですね。

豆花は伝統的白豆、生乳豆腐などが選べます。かき氷、アイスクリームなどもあり。

同期安平豆花

Tro0497

<OMD10>

次にやってきたのは天后宮。媽祖を祀る廟です。

Tro0514

<OMD10>

ここにはこういうコスプレイヤーもいるんですね。

以前来た時にもいまして、ちょっとギョッとしたものでした。「記念撮影、ご自由にどうぞ」みたいな看板もありました。台湾人の年配者の記念撮影をワタクシも撮らしてもらいました。

さて、そろそろまた食べましょう。

Trc0419

<PowerShot>

廟のすぐ近くにあった店です。百年老店にはほど遠いみたいですが、呼び込みの小姐…といっても年配者…の気合に負けて食べることにしました。

ここからちょっと先の有名店には2度ほど行ってますから。

Trc0420

<PowerShot>

いわゆる、牡蠣オムレツですね。蚵仔煎。

ま、見た目がオムレツ状なのであって、安平名物の牡蠣をサツマイモの粉を溶いたもので焼き上げたものですね。

Trc0421

<PowerShot>

もやしもたっぷり。ケチャップのように見えるものはとろみですね。完全に焼き上げたということではなく、中身はトロトロです。

粉もの好きにはたまらないかもしれません。わしら、関東の人間にも美味さは十分伝わります。こちら、75元。

Trc0423

<PowerShot>

さ、食べたことだし、荷物を受け取って次に行きましょう。

ちなみに、こちら、帰りのバス停付近にある清代の墓地です。

注釈

<*1>オランダが台湾を支配したときに上陸したところ。海に近く牡蠣が名産。ほぼ埋立地と思われます。また、大陸からの移住者も初期は安平に上陸しました。

<*2>路線バスは悠遊卡等のICカードの利用が可能。上下刷卡などとある場合、乗車時と下車時にカードをタッチする必要があります。

台湾のナニコレ

Tro0325

<OMD10>

非常にわかりやすい看板。

ニワトリは鶏肉料理の店だったような。鍵は鍵屋ですよねえ。台南にて。

人気ブログランキングに参加しています。下記のバナーをクリックして当ブログを応援よろしくお願いします。

人気ブログランキングでフォロー

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

B級グルメランキング
B級グルメランキング

「#アジア旅行」人気ブログランキング

「#食べ歩き」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

« 2023年6月 | トップページ | 2023年8月 »