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2023年10月27日 (金)

全員天国で…

かすてら音楽夜話Vol.172

このところ、訃報続きなんですが。

ハナ肇とクレージーキャッツのメンバーで俳優の犬塚弘さんがお亡くなりになりました。残念なことですが、御年94歳ということで、天寿を全うしたことと思います。

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犬塚さんはクレージーただひとりの存命人物でしたが、これでメンバー全員が星になったということです。つうことで、今回はハナ肇とクレージーキャッツについてのお話です。

彼らは渡辺プロ所属で「シャボン玉ホリデー」で一躍有名になりました。彼らがミュージシャンなのかという疑問をお持ちの方もいるでしょうが、出自は全員ジャズバンドにいた人たちです。テレビではコントや音楽を生かしたギャグなどを演じていましたが、その演奏能力は高いものがあるんです。

谷啓氏は賞にノミネートされたこともあったようです。

 

メンバー構成を見ていきましょう。

ハナ肇(ドラムス、リーダー、バンド創設者)
植木等(ギター、ヴォーカル)
谷啓 (トロンボーン、ヴォーカル)
犬塚弘(ウッドベース)
安田伸(サクソフォーン)
石橋エータロー(ピアノ)
桜井センリ(ピアノ)

植木さんと谷さんは「フランキー堺とシティスリッカーズ」からのちに加わったメンバーです。また、桜井さんは石橋さんの結核治療中に代役のような形で加わりましたが、石橋さんの復帰後もメンバーにとどまり、石橋&桜井のピアノ連弾もひとつの売りになったものです。

さて、彼らは同じジャズ出身であった渡辺晋が社長を務める「渡辺プロ」に所属し、テレビだけでなく植木等をメインにシングルをリリースし、これがヒットします。同時期に映画にも進出し、植木等主演の「無責任シリーズ」、「日本一シリーズ」、メンバーがすべて登場する「クレージー」シリーズを東宝から続々と発表します。

ナベプロのスターといえば「ザ・ピーナッツ」、スパーク三人娘の伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり、スリーファンキーズ、時代はやや後になりますが、ザ・タイガースなどがいたわけですが、狂言回しのようでありながら実はクレージーがその中心にいたのです。それは、「シャボン玉ホリデー」と同時並行で数多のシングル、主演映画の数を見れば明らかです。

しかも、これらはいずれもヒットし、東宝や東芝レコードのドル箱ともいえる存在でした。同じくナベプロ所属で「全員集合」等のレギュラー番組を持ったドリフターズと比べても圧倒的な差があるのですね。ま、ドリフの場合は明らかにコント中心で、映画や楽曲にはシフトしてないという事実もありますけど。

ところで、クレージーの全盛期は1960年代です。お前(筆者)はいくつなんだといわれそうですが、我が家の日曜日夕方は「てなもんや三度笠」~「シャボン玉ホリデー」という流れではあったんです。とはいえ、当時の記憶はほぼ薄れてまして、その後の1983年、NHKで局を超えた「テレビ放送30年」という特番でかつての名物番組を放送したんです。たまたまですが、当時高価であったビデオデッキをバイトのお金で手に入れ、これを録画することができました。そこに、「てなもんや三度笠」も「シャボン玉ホリデー」も入っていたんです。

また、その1,2年前にクレージーのシングルが5枚復刻され、これを中古盤で手に入れたりしていました。かすかな記憶がよみがえります。また、大瀧詠一監修のもと制作された企画アルバム『Crazy Cats Delux』を購入し、ほとんどのシングルを聴くことができました。

そんな中からワタクシのお気に入り、こちらをお聴きください。

 

「ショボクレ人生」(作詞:青島幸男 作曲:萩原哲晶)でした。映画「ニッポン無責任野郎」の挿入歌です。ちなみに、これはシングルのB面でA面は「これが男の生きる道」(作詞作曲同じ)となってます。

A面がマイナーコードでB面がメジャーコード。でも、内容はほとんど同じ。さすがは青島幸男のセンスなんですが、現在ではアウトな内容も含まれてますね。

「ショボクレ人生」ですが、『Crazy Cats Delux』にも収録されてないレアな楽曲です。

さて、天国のクレージーの面々、今頃あっちの世界でザ・ピーナッツも加えて大人のコントをやっているのかもしれませんね。

それでは…ガチョーン!こりゃまた、失礼しました。

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コメント

まったく、お前(筆者)はいくつなんだといわれますよ。
私もシャボン玉ホリデーは記憶があります。
物心ついたころでこうしてヒョウちゃんに解説してもらうと、なるほどなあと今になってわかりますね。

上のビデオを見ると、いいセンスしていましたね。
かすてら音楽夜話はいつもいつも面白いです。

投稿: スクムビット | 2023年10月29日 (日) 17時19分

スクムビットさん

クレージーキャッツですが、シャボン玉ホリデーにせよ、東宝映画にせよ、上品そうなスーツに身を包んで演じてるんですよね。
それに反して演じる内容は一般庶民受けするようなギャグやコントなんです。
ドリフはぐっと子供寄りですし、お下品そのもので、どちらもナベプロというのが興味深いです。
クレージーはナベプロの黄金時代の代名詞みたいなものですかね(遠い目)。

お褒めの言葉ありがとうございます。
次回は訃報がらみではない話を書いてみます。

投稿: ヒョウちゃん | 2023年10月29日 (日) 21時59分

クレージーキャッツ、映画も歌も楽しんだ記憶があります。シングル盤のセット、我が家にもありました。その後コミックバンドのスタイルを引き継いだのがドリフターズ。後に志村けんが人気者になり、バンドの要素はすっかり影をひそめました。バカ殿で、桑マンや田代まさしが起用されたのは、バンドマンの系譜を感じますね。

投稿: アニタツ | 2023年10月30日 (月) 16時01分

アニタツさん

うちには「ニッポン無責任時代」「日本一のホラ吹き男」「日本一のゴマすり男」の3本がございます。
30年以上の話でいずれもVHSビデオで東宝の正規品なのでものすごく高かったです。
ドリフはビートルズの日本公演、あの武道館で前座として出ているんですよね。
近年のドリフは完全にバンドから退いた感じですが、高木ブーはウクレレを披露していて、バンドもやりたかったんだろうなと思いました。

投稿: ヒョウちゃん | 2023年10月30日 (月) 20時23分

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