祝・紅白出場
かすてら音楽夜話Vol.173
大みそかに行われる第74回紅白歌合戦の出場者が決定いたしました。
今年はジャニーズ問題があって、旧ジャニーズ系の人たちはアウトになったというミソはつきましたが、個人的に気になるグループが2組出場するので、記事にしたいと思います。
まずは
新しい学校のリーダーズ
アルバム『若気ガイタル』(2019年)より借用しておりますので、現在の姿と微妙に異なりますが。
このところ、かなりマスメディアに取り上げられていますので、ご存じの方も多いかと。かくいうワタクシも数か月前にTOKYO MXの「5時に夢中!」で初めて見まして、何かブレイクの予感はつかんでおりました。この若さで昭和の匂いを振りまき、まるで1970年代にタイムスリップしているような感覚でございます。
メンバーは、画像の右から。
MIZYU リーダーで最年長の1998年生まれ。ツインテールのヘアスタイルが特徴。
RIN 現在はパーマにサイドを刈り上げたツーブロックが特徴。2001年生まれ。
SUZUKA 主にリードヴォーカル。レンズの入らない伊達メガネが特徴。2001年生まれ。
KANON 黒髪のストレートヘアが特徴。2002年生まれ。
という4人組です。ダンスヴォーカルユニットということで、振り付けは彼女ら自身で行っているほか、作詞も行います。また、SUZUKA以外のメンバーがリードヴォーカルをとる曲もあります。
なんとデビューは2015年でMIZYUが高2、他の3人が中2の時。CDデビューは2017年ですが、それ以前から企業とのタイアップと配信でメディアには出ていたようです。でも、現在のような勢いはなく、それでも2021年にアメリカを拠点とする88risingというレーベルと契約し世界デビューを果たしております。
すでに海外でのライヴ活動も積んでいて、経験は十二分。2020年のデジタル配信シングル「オトナブルー」の首振りダンスが話題となり、あれよあれよという間にメディアの話題をかっさらっていきました。
この「オトナブルー」はTHE FIRST TAKEというYouTubeチャンネルのもので、基本的に一発録りということになってます。まあ、これくらいは海外のライヴで鍛えられた彼女たちには何でもないことなのかも。末恐ろしいですね。
アルバムを購入したんですけどね、やはりというかビジュアルが伴ってないと面白くないんです。まあ、そのうちDVDおよびブルーレイもリリースされるでしょうから、その時を期待しましょう。
どこか昭和の香りが漂う4人組。実は『若気ガイタル』では阿久悠氏の未発表の詞に曲をつけて歌っているんですよね。メンバー誰もがリードヴォーカルを取れて、コーラスもばっちり。そして自らの振り付けもイケてるとなると、乃木坂とかAKBあたりをすでに超越しているような気もします。
紅白ではバックのオーケストラの演奏は難しいですね。ライヴと同じようにオケを流してパフォーマンスをすることとなるでしょうね。いや、むしろオーケストラがこの演奏を再現できるほうが凄いことなんですが。
紅白ももちろんですが、今後の活動も注目していきたいですね。
エレファントカシマシ
前回2017年の時はやはりというか、「今宵の月のように」を演奏しました。今回それはないだろうなと思います。
今回の演奏曲を予想してみます。
まずは「俺たちの明日」が本命ですか。
そしえ、「風と共に」が対抗。この曲はNHK「みんなのうた」で流れ、その後「スポーツXヒューマン」という番組でも使われています。
ミヤジはNHKの少年少女合唱団出身ですし、エレカシも「ポップジャム」をはじめ、数々のNHKの番組に出演していて、NHKとの相性はいいんですよね。ま、今回は旧ジャニーズ系が出ないので、困ったときのアミューズ(事務所)といったところでしょうか。もう常連の福山雅治、星野源に加えて、北海道以外の仕事で業務提携する大泉洋までシンガーとして出ますからね。
でも、こんな曲も聴いてみたい。
「デーデ」。デビューシングルです。たぶん、ないだろうけど。
今年、2曲のシングルをエレカシとしてリリースしてますが、ま、それはないだろうなと思います。とにかく、日本のロックバンドとして若手に負けないでほしいですね。
またも訃報です
作詞家の三浦徳子(みうらよしこ)さんがお亡くなりになりました。
個人的には松原みきの「真夜中のドア」、「ニートな午後3時」でのインパクトのある言葉が印象的です。特にサードアルバム『Cupid』では全曲三浦さんの作詞で、これを大村雅朗氏のアレンジで、なかなかに黒っぽい作品に仕上がっているんです。
その他、浜田省吾のカップヌードルタイアップ、「風を感じて」、吉川晃司の「モニカ」、郷ひろみ「お嫁サンバ」等々、挙げればきりがないほどの作品を手がけましたね。
松原みき「Dream In The Screen」(作詞:三浦徳子・松原みき 作曲:松原みき 編曲:大村雅朗)を聴きつつ。合掌。
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