« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月30日 (土)

歌う女優その1

かすてら音楽夜話Vol.176

今回は映画の世界の話です。

現在のNHKの朝ドラ「ブギウギ」の主人公のモデルともいわれる笠置シヅ子あたりは歌い、踊り、演じるのマルチプレイヤーぶりなんですが、彼女は歌うことをやめてから映画に進出しました。ま、その出自は歌劇団でもあったわけですが。

その後、映画のヒロインがそのまま劇中歌を歌ってしまうということの始まりは吉永小百合あたりでしょうか。ほぼ同時期に男優では加山雄三という存在もいたわけですけど。

吉永さんのあと、しばらくはそういった人は現れなかったわけですが、四半世紀後に角川春樹が続々とそうした人を送り出しました。間もなく、紅白歌合戦が始まりますが、特別出演する薬師丸ひろ子が第一弾でしょうかね。

Mj0011

ま、今回はこの人、原田知世を取り上げたいと思います。アニタツさんからお題をいただいたも同然ですので。

デビューは1982年のテレビドラマ、「セーラー服と機関銃」で、この時すでに主題歌の「悲しいくらいほんとの話」(作詞:来生たか子 作曲:来生たかお 編曲:星勝)を歌い、これがデビューシングルとなっています。こちらは、薬師丸さんの映画のあとでもあり、しかもテレビドラマということもあってか、オリコン41位に沈んでおります。

それにしても、本家の主題歌の作者、来生姉弟を持ってきたというのもやや安直な気もしますが。ちなみに、このB面曲「恋のヒント教えて」だけは作曲が小林泉水という人になってます。小林泉水は若くして自作曲でデビューし、当時のニューミュージック系としては異例のフュージョンっぽい音作りをしていました。すでにバンドを持っていてデビュー時の名義はFlying Mimi Bandでした。その後、Parachuteというフュージョンバンドに参加したほどの人です。

 

こちら3rdシングル、「時をかける少女」(1983年)でした。作者はユーミンで、もちろん、アレンジは松任谷正隆です。オリコンでは2位、惜しいですね。

もちろん、映画「時をかける少女」のヒットもありその後の歌手人生に何らかの影響を与えたものと思われます。個人的な話ですが、1972年の少年ドラマシリーズ、「タイムトラベラー」のほうが印象が強いです。原作は筒井康隆なんですね。

YouTubeの映像は歌手デビュー35周年アルバム『音楽と私』(2017年)からのプロモーションビデオですね。『音楽と私』はセルフカバーのアルバムでした。

原田知世の公式YouTubeチャンネルでは昔のものはありません。すでに映画から手を引いてしまった角川との権利の関係もありそうです。

ちなみに、ユーミンものちにセルフカバーしています。

 

こちらは1984年の6枚目のシングル、「天国にいちばん近い島」です。「時をかける少女」同様、オリジナルではなく、セルフカバーですね。

作者は作詞が康珍化、作曲が我らが林哲司でございます。アレンジは萩田光雄で、ついにオリコン1位を獲得してます。もちろん、同名の原田知世主演映画の主題歌です。

ただですね、累計のセールスが27.6万枚とのことで、ミリオンヒットになっておりません。まずは最初にドカンと売れたんでしょうかね。良くも悪くも角川商法といいますかね。

その後、原田知世は角川から独立することになりますが、映画での出世作が「私をスキーに連れてって」ですかね。でも、これ以降映画とのタイアップで彼女が主題歌を歌うということはなくなっていったと思います。ちなみにこの映画では実の姉の原田貴和子も出演してますね。高橋ひとみとセリカGT4で志賀から草津まで雪原をぶっ飛ばすというありえへんシーンも忘れられません。田中邦衛も沖田浩之も出てましたね。

一方、歌手活動は非常に盛んで、これまでにシングル32枚、オリジナルアルバム21枚、カバーアルバム6枚、セルフカバーアルバム1枚をリリースしています。

個人的にはスウェーデンのトーレ・ヨハンソンと組んだ『Blue Orange』というアルバムが気に入っているんですが、これまたどの曲もYouTubeには上がってないんですよね。

また、最近では作詞と作曲も手掛けている模様です。

ビートルズのカバーとなりますが、こんなものが上がっていました。

「Here Comes The Sun」でした。ビートルズといってもジョージの曲です。ビートルズでもシングルカットはされてませんが、ジョージの残した名曲です。

つい最近、NHKの「Covers」でも披露されていたはず。

それにしても知世さん1967年生まれなんですよね。とてもそうは見えないです。

さて、これにて2023年中の記事は打ち止めとさせていただきます。ブログ開設以来元旦には記事を上げてきたので、年が明けてまたお会いしましょう。

★かすてら音楽夜話ではリクエストを募集しています。今回の記事もコメントからインスピレーションをいただけたので、よろしくです。「歌う女優」については続編も予定しております。また、下記のバナーもクリックしていただけるとうれP(死語)です。

人気ブログランキングでフォロー 

音楽評論ランキング
音楽評論ランキング 

「#jpop」人気ブログランキング 

| | | コメント (4)

2023年12月28日 (木)

豪華海鮮センヤイナーム

2023年10月7日(土)

Bcp0718

<KP/DA18-50mm>

この日はkimcafeさんとチャンタブリーといういうタイ湾に面した都市に遠征です。もうちょっと東に行くと、カンボジアです。

エカマイからバスで5時間かかりました。ここに何があるというと、タイ最大のカトリック聖堂や宝石市などです。タイの都市では他にない独特の雰囲気のあるところといえましょうか。

何しろ、5時間ですからね。当然、昼食は食べていませんので激しく空腹でございます。

Bcc0635

<PowerShot>

ここらは海に近いということで、海鮮料理が名物のようです。

とりわけ、シャコが有名らしいです。じゃ、それで行ってみますか。

Bcc0636

<PowerShot>

調理開始。

Bcc0641

<PowerShot>

来ました。センヤイナーム・タレー、100バーツです。

高額ではありますが、バンコクあたりのごく普通のクイッティアオがピセー(大盛り)で70バーツくらい。ご覧ください、こんなに海産物が入っているのに、100バーツはむしろお得。ちゃんと、カニの殻を置く皿だってあります。

Bcc0642

<PowerShot>

なんかスープの色が独特です。これ、すべて海産物のエキスなんでしょうか。といって、癖はなかったです。

Bcc0643

<PowerShot>

カニ。ハサミの部分ですね。食べやすいように殻の一部をカットしてます。スルッと、食べられます。

Bcc0644

<PowerShot>

シャコ。見た目、ぐったりしてますけど、新鮮で美味いです。

普段、コンイープンが接するシャコはすしネタでしょうけど、さっと火を通したシャコもまた格別です。これは特に美味かったです。

Bcc0645

<PowerShot>

エビ。プリップリですよ。

何しろ、そこらのカオパットに入っているエビと比べても大きさが違います。きちんと、頭も取り除いてあるのはいいですね。

Bcc0646

<PowerShot>

ムール貝のむき身だったかな。こちらじゃ、ムール貝ではなく殻が緑のミドリガイですかね。味は同じです。

Bcc0647

<PowerShot>

イカ。

もちろん、これがないと怒りますよ。グダグダに煮込んでなくて硬くないです。新鮮な証拠ですね。

なんか、ものすごく腹が減っていたみたいで、普段撮るはずのリフトアップ写真を撮り忘れました。なにしろ、来る途中休憩1回で、ルークチン1本だけ食べただけなんでね。

また、屋内の暗い所というのもあって、けっこう写真もグダグダですな。

いやいや、満足いたしました。タイは物流も進化していて、イサーンや北部でも海産物はあるんですが(内陸国のラオスにもイカが入っている料理がありました)、海沿いはまた格別ですね。

さ、腹も満ちたところで、ちょっくら観光いたしますか。

下記のバナーをポチッとしていただけると嬉しいでゴンス。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

B級グルメランキング
B級グルメランキング 

「#東南アジア」人気ブログランキング 

「#canon」人気ブログランキング 

| | | コメント (2)

2023年12月26日 (火)

タイエアアジア

2023年10月1日(日)、10月6日(金)

今回のチェンマイ行きにはタイエアアジアを利用しました。

Bcc0182

<PowerShot>

行きはFD3425便。ドンムアン13:25発、チェンマイ14:35着というスケジュールです。

ということで、ドンムアン空港へ。宿泊していたシーロムからだと、BTSと空港バスA1の乗り継ぎとなります。このルートだと、BTSのサヤームで乗り換えがあります。また、BTSモーチットでバスに乗り換えですが、ほぼ1時間くらいで到着します。

新ルートとしてSRTダークレッドラインがコロナ禍のなか開通して、ドンムアン空港駅ができました。ついに空港直結となりましたが、このダークレッドラインに行くまでMRTのバンスー駅までシーロムから延々と乗っていくか、BTSのモーチットでMRTのチャトゥチャック駅に乗り換えるか、どちらかになります。

バンコクのメインエリアに宿泊していればSRTダークレッドラインは不便ということになります。

つまり、今までのルートが断然便利です。空港バスは日中であればすぐやってきます。料金は30バーツで以前と同じですね。

Bcc0163

<PowerShot>

チェンマイはさすがに観光都市で、タイ航空以外にも、タイエアアジア、ノックエア、タイライオンエア、タイベトジェットエアなどのLCCも就航しています。おっと、バンコクエアウェイズ(こちらはLCCではありません)もありました。

なお、タイスマイルはタイ航空に吸収された模様。

Bcc0172

<PowerShot>

わたしゃ、到底すべての荷物を7kgに抑えることは不可能なので、最初から20kgまでのバゲージ込みで予約しました。手荷物は「はかりに乗せろ」ということはありませんでした。

ちょっと早めに来たので、2階のフードコートで食事してから保安検査を受けます。

Bcc0176

<PowerShot>

ルンバを巨大化したようなお掃除ロボットが行き来してます。これ、なぜかそばを通ると近づいてくるような動きをするんですよね。

それほど、埃にまみれていたとは思わないんだが。

Bcc0185

<PowerShot>

ようやく機内の人となりました。一応ゲート直結です。

ドンムアンはだだっ広い空港で、動く歩道があまりないんです。52番ゲートがかなり遠く、ずいぶん歩きました。ゲートに着いたら着いたで、ディレイのお知らせ。どうやら、天候不順のためのようです。この時期、雨季の終わりでスコールがよく起きます。

結局1時間くらいの遅れでした。

Bcc0184

<PowerShot>

シートピッチは割とあります。台湾のタイガーエアと同じくらいですね。ま、約70分ですからそれほどの苦痛にはならんでしょう。

ちなみに関空から「桃」がバンコクに飛んでいるみたいです。機材はタイエアアジアと同じエアバスA320で、シートピッチはもっと狭いですから、ワタクシだったら利用しないな。

LCCですからもちろんモニターはありません。ここは入れてきた音楽でも聴いて過ごしましょう。アルバム1枚半くらい聴けます。

Bcc0191

<PowerShot>

元から食べるつもりはありませんが、一応広げてみました。値段を見てみると、ドンムアンのフードコートのほうがやや安い。

それにしても、LCCは絵になりませんね。

Bcc0196

<PowerShot>

チェンマイ到着。

空港バスがあることになってますが、どうもコロナ後運休しているみたいでした。チェンマイを歩いていても1台も見かけなかったし。

動いていればの話ですが、空港バス、バンコクのBTSのラビットカードが使えるんですよね。

でも、動いていないものはしょうがないので、空港タクシーです。カウンターもありますが、出口でホテル名をきいて、てきぱきと配車する係がいました。あとは、運ちゃんがやってきてこの用紙を確認するだけです。チェンマイ旧市街まで150バーツ。おそらく、ナイトバザール付近のホテルあたりでも同料金だと思います。この料金はドライバーに直接支払います。

戻りの便はFD3440。チェンマイ発16:25、ドンムアン着17:35となります。

空港まではGrab Taxiを利用。料金もきっちり出て153バーツでした。ま、チップ込みで160払いましたけど。ちなみに、呼んでくれたのはホテルのスタッフでした。

Bcc0599

<PowerShot>

チェックインカウンターが明らかにドンムアンより混雑してました。

またもや重量の計測はなし。それはいいのですが、預け荷物は自分で直接機械に通すのです。ここで、問題発生。キャリーバッグを開けさせられました。

なんだと思ったら、「サスコム」というすべてのコンセントに対応するアレが、バッテリーに見えたようでした。チェンマイから搭乗するときは国内線にせよ国際線にせよ、サスコムは手荷物に入れたほうがいいかも。これはタイの地方の空港にもいえることかもしれませんが。

Bcc0603

<PowerShot>

そして、チェンマイでもディレイ。ま、これはわずかな遅れだったけど。

ドンムアンでひたすら歩かされ、荷物を受け取るともう真っ暗でした。

チェンマイでできるだけ時間を作りたいなと思ったので、この便にしたのですが、午前便でもよかったな。宿に着いたら20時近くでした。

さて、気になる料金は往復20kgのバゲージ込みで約13000円とちょっとでした。タイエアアジアのサイトではどうもクレカで決済できず、スカイスキャナー経由でTrip.comというところで支払いました。Trip.comだとその場で荷物や食事を選択できます。つまり使える会社ですね。

下記のバナーをクリックしておくんなせい。

人気ブログランキングでフォロー 

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング 

「#東南アジア」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年12月24日 (日)

クリスマスソングといえば

かすてら音楽夜話Vol.175

またこんな季節がやってきました。今回はクリスマスソングを取り上げてみます。

J-Pop編

クリスマスを極端に表現すると、日本では商品とタイアップした季節行事みたいなところがありますね。そこで登場するのが楽曲なのであります。

Mj0015

思いつくままにあげていきますと、古くはユーミンの「恋人がサンタクロース」(作詞作曲:松任谷由実 編曲:松任谷正隆)。この曲は、アルバム『Surf & Snow』に収録された1曲で、現在に至るまでシングルカットされておりません。

この曲が有名になったのは1987年の映画、「私をスキーに連れてって」からでしょう。この映画では同アルバムから「サーフ天国、スキー天国」(主題歌)と1984年のアルバム『No Side』から「BLIZZARD」も劇中で使われています。

ちなみに、この映画を製作したホイチョイプロダクションですが、成蹊大学の仲良しグループがそのままやりたいことを実現したサークル活動の延長みたいな集団です。一応、成蹊大学と書きましたが、小学校から一貫教育のお坊ちゃん、お嬢ちゃん連中です。ま、今では高齢者になってますけど。

余談ですが、成蹊のお坊ちゃんといえばお亡くなりになった元首相と同じルートなんですけど、彼らは同級生なのでありました。

「恋人がサンタクロース」以外では、浜田省吾「センチメンタルクリスマス」(作詞作曲:浜田省吾 編曲:水谷公生)なんて曲もあります。こちらは、1981年のアルバム『愛の世代の前に』収録で、同年のシングル「悲しみは雪のように」のB面です。でも、YouTubeの公式チャンネルには上がってないんですね。

また、個人的な好みでいいますと、佐野元春「Christmas Time In Blue-聖なる夜に口笛吹いて-」(作詞作曲編曲:佐野元春)という曲もあります。こちらはシングルカットされ、オリコン7位まで上昇。これも、公式チャンネルにはないんです。

その他90年代には稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」がオリコン1位を取ってます。さすがは秋元康(作詞)ですねえ。

他にも「粉雪」(レミオロメン)などなどあまたの曲がありますが、とどめはやっぱりこの人でしょう。

そう、2023年の一時期、世間からバッシングを受けていた山下達郎の「クリスマスイブ」(作詞作曲編曲:山下達郎)です。

元々は1983年にシングルカットされた曲で、この時はオリコンチャートで44位までしか上がらないというものでした。その後、JR東海のキャンペーンに使われ、6年後の1989年についにオリコン1位を取りました。音源は1983年のものですが、クリスマスシーズンになると何度か再リリースを繰り返し、とうとう1位を取りました。

ちなみにレコード番号あるいはCD番号が異なりますので、1983年のものが合算されているわけではありません。それにしても、このしつこさ、達郎そのものですね。ちなみに、達郎のオリコンシングル1位はこの曲だけです。

YouTubeの公式チャンネルが存在せず、ほぼ違法アップロードの達郎の楽曲ばかりでしたが、見つけましたよ。まあ、お聴きください。

 

これはオリコンによるプロモーションビデオで、映画に使われたようです。登場する女性は榮倉奈々で、賀来賢人の奥さんですね。

曲自体はオリジナル音源ですが、後半の達郎によるひとりアカペラがなくなっている短縮版です。

さて、賀来賢人というとKFCのCMに出演しているのですが、以前KFCがこの時期になると達郎または奥さんの竹内まりやの数曲入りCD付きでフライドチキンを売り出していたことがありました。音源持っているというのにKFCに買いに走ったのはこのワタクシです。

竹内まりやも「すてきなホリデイ」という曲でクリスマスソングを歌っていますね。まだ、KFCでは使われているんじゃないかな。

洋楽編

こちらもあまたの曲があるでしょう。

古くはJohn Lennonの「Happy Xmas(War Is Over)」からMariah Carey(マライア・キャリー)「All I Want For Christmas Is You」なんてところが有名です。

レノンの曲は厳密にいうとPlastic Ono Band名義でヨーコさんもヴォーカルに加わっていたりします。また、ジョンらしく単なるクリスマスではなく、戦争や暴力に対するメッセージも込めています。

一方マライアは、定番中の定番。発表されたのは1994年ですが、2019年から今年にかけて通算12週、ビルボードのシングルチャートで1位を獲得するというマライア版「クリスマスイブ」みたいな楽曲になります。また、曲の内容もユーミンの「恋人がサンタクロース」っぽいです。

また、イギリスの二人組、Wham!の「Last Christmas」も定番中の定番。ちなみに作者のGeorge Michaelは2016年にお亡くなりになっています。

さて、ワタクシが推したいのはこちら。

 

Eagles(イーグルス)の「Please Come Home For Christmas」(邦題「ふたりだけのクリスマス」)でした。

この曲は実はカバーで、Charles Brownという人が1960年にリリースしたシングルがオリジナルです。

イーグルス版は1978年のリリースで、ベースのRandy Meisner(ランディ・マイズナー)が抜け、Timothy B. Schmit(ティモシー・B・シュミット)が加わった初めてのシングルでもあります。

ビルボードのチャートでは18位まで上昇。クリスマスソングとしてはロイ・オービソン以来15年ぶりのTop20ヒットなんだそうです。

リードヴォーカルはDon Henley(ドン・ヘンリー)です。

んー、やはり個人的に洋楽は1970年代後半から1980年代前半がツボに来ます。

この企画、来年もやってみっかな。

かすてら音楽夜話ではリクエストも募集しております。月イチアップを目指して頑張りますので、応援よろしゅう。また、下記のバナーもクリックしてね。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

音楽評論ランキング
音楽評論ランキング 

「#jpop」人気ブログランキング 

「#洋楽」人気ブログランキング 

| | | コメント (6)

2023年12月21日 (木)

チェンマイの中心と3人の王

チェンマイの寺(8) Wat Inthakin

2023年10月6日(金)

Bcp0648

<KP/DA18-50mm>

この日はチェンマイ最終日。戻りのフライトは午後なので、午前は3人の王の像が並ぶという場所に行くつもりでした。幸い、チェックアウト時間は12時ジャストなので、時間が余れば他も回れるなと思っておりました。

Bcp0641

<KP/DA18-50mm>

そこへの道を進んでいくとこのようなものがありました。よく見ると、「ラックムアン」「市の柱」とあります。あれ?ラックムアンはワットチェディルアンにあるのではと思いましたが、このあたりは謎です。

ちなみに、ラックムアンは現在のチャクリー朝のラーマ1世がバンコクに作ったものが全国に広まったとのことです。ですが、ランナー朝ではメンラーイ王の時代にすでに作られていたとのことです。

ここからちょっと南に行けばワットチェディルアンです。北に行けば、3人の王像が待ってます。ま、いっか。3人の王像を目指します。

Bcp0665

<KP/DA18-50mm>

これが、3人の王の像です。やはり、中心がランナー朝のメンラーイ王。右がスコータイ朝のラムカムヘーン大王。左がパヤオ王国のカムムアン王です。

メンラーイはモン族のハリプンチャイ王国に対抗するため、スコータイとパヤオと同盟を結んだのです。結果、ランナー朝はチャクリー朝に吸収されるまで生き永らえましたので、この同盟は大成功だったことになります。

余談ですが、ラムカムヘーンだけが「大王」なのは、特に功績があったと認められ、「マハラート(大王)」と呼ばれるためです。マハラートは7人いるそうですが、そのうちラムカムヘーン、アユタヤ朝のナレースワン、チャクリー朝のラーマ5世(チュラロンコン)がタイ三大王です。あとの4人ですが、前国王プミポン(ラーマ9世)もそのひとり。新しい1000バーツ札に描かれた人物は8人目にはならんだろ…。

Bcp0643

<KP/DA18-50mm>

3人の王の像があるのはチェンマイ市芸術文化センター前の広場ですが、その奥まったところに小さな寺院がありました。こぶりながら惹かれるものがあります。その名は、Wat Inthakin(Wat Inthakhinの表記もあり)。

さて、ワットチェディルアンのラックムアンの廟はSao Inthakinといいます。これは、何か関係がありそうな。

wikiの英語版によれば、メンラーイ王がここに最初のラックムアンを建てたそうです。その後、1800年にワットチェディルアンに移設されたとのことで、なんとなくすっきりしました。

Bcp0657

<KP/DA18-50mm>

小さな本堂の背後には古めかしいチェディもありました。大事にされているのか金色の幕がかけられています。

Bcp0654

<KP/DA18-50mm1>

それでは中に入ってみましょう。

Bcc0573

<PowerShot>

ご本尊でしょうか。なかなか端正なお顔立ちです。

Bcc0575

<PowerShot>

こういう顔立ちを見ると、やはりタイ人というのは「白い肌」に憧れるということがわかるような。

ここには、ファランのツアー客も訪れていました。それだけ重要なところなんでしょう。

今回のチェンマイでは欧米系の団体をよく見かけました。かつての日本人団体のような完全パッケージツアーではないと思いますが、現地ツアーを利用して効率よく見るべきところを見たいということなんでしょう。カオサンやバービアなどに巣くう不良ファランとは真逆ですね。

一方我が同胞は全く見ませんでしたし、日本語で声をかけられたのは一度きり。たぶん、トゥクトゥクの勧誘だと思います。

さて、これで、チェンマイの観光スポットの記事は終わりにします。後日ネタ不足に陥ったような場合、チェンマイの寺院を取り上げる可能性はありますが。

とはいえ、まだ旅は続きます。

よろしかったら下記バナーをクリックしてくんなまし。コメントも大歓迎です。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

カメラランキング
カメラランキング 

「#東南アジア」人気ブログランキング 

「#pentax」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年12月19日 (火)

傘の産地を訪ねて

2023年10月5日(木)

Bcp0591

<KP/DA18-50mm>

ランプーンに続き、連日でチェンマイからちょっと足を延ばしました。

ボーサーンというところで、チェンマイから10kmほど東に離れたところです。行き方は、ランプーンのロットゥ乗り場のすぐ近くで、待機しているソンテウに乗ります。このあたりならば、チェンマイ旧市街からも新市街のナイトバザール付近からも歩ける距離です。

ソンテウで20分くらいでしょうか。料金は20バーツです。

Bcp0564

<KP/DA18-50mm>

ソンテウは特に停留所がないので、目的地が近づいたらブザーを押して降ります。よく場所がわからないので、Google Mapを見ながら降りるタイミングをはかりました。

ソンテウはチェンマイ市街を過ぎると国道1006号線を進んでいきます。ボーサーンの街を通る国道1014号線との交差点がありますので、その付近で下車します。ちょうど上の画像が見えるあたりですね。ソンテウは1014号線に左折し止めてくれました。

このあたりに、アンブレラ・メイキング・センターがあるのですが、そこに行く前に国道1014号線沿いを歩いてみました。と、いうのも以前チェンマイの旅行社の工業製品ツアーに参加したことがあり、ボーサーンも訪れたのです。おそらく、アンブレラ・メイキング・センターを訪問したんだと思いますが、違うかもしれないし、他でも傘を作っている様子も見れたらなと思った次第です。

Bcp0565

<KP/DA18-50mm>

結果からいいますと、通りの両側には傘のディスプレイが結構あります。ですが、ごく普通の大都市郊外みたいな感じで、いかにも傘を作っているというような活気や雰囲気は伝わってきませんでした。

カフェなどは意外にあるんですけどね。でも、客はほぼ見ませんでしたし、歩いている人もそんなに多くなく、もちろん観光客もいませんでした。

Bcp0572

<KP/DA18-50mm>

ちなみに、上の画像は普通の土産物屋で客はもちろんいませんでした。もしかしたら、チェンマイのツアーで団体がやってくるのかもしれませんでしたが、傘を作っている場面はなしです。売り物も傘以外のものが半分を占めるようなところでした。もしかすると、ツアーがやってくる時間に合わせて傘職人が登場するようになっているのかもしれませんが。

つうことで、本来のアンブレラ・メイキング・センターに行きましょう。

Bcp0581

<KP/DA18-50mm>

こちらが、アンブレラ・メイキング・センターです。国道1014号線に面していますが、やや奥まったところにあって見落とす可能性もあります。例の1006号線と1014号線の交差点から1006号線に入ってすぐ右側です。

Bcc0521

<PowerShot>

入ってすぐは傘の売り場です。まるで展示場のような空間ですが、どの傘にも値札が付いてます。

Bcp0587

<KP/DA18-50mm>

さらに進むと作業場になり、職人さんたちが傘を作っています。どうやら、この傘は竹と布でできているようです。

とはいえ、ボーサーンの傘はサーペーパーという耐水性のある和紙のような紙で作られていることが多く、このサーペーパーをどうやって生かすかと考えた結果、傘づくりにたどり着いたようです。それが1975年ということですので、歴史は浅いですね。

それが今では毎年1月の第三金曜日から日曜日まで、ボーサーン傘祭り(+サンカムペーン工業品フェスティバル)が開かれるほどになりました。

Bcp0586

<KP/DA18-50mm>

傘も大きさは様々です。こちらはどうやらサーペーパーを使ったものみたいです。

Bcc0538

<PowerShot>

天日干しは中庭で行われます。作業場は中庭をコの字型に取り囲んでいます。

奥に絵付けをした傘も干されてます。その絵付けもここで行われます。

Bcp0584

<KP/DA18-50mm>

絵付け職人ですが、実は需要は傘以外にも広がっているようです。

Bcc0533

<PowerShot>

Tシャツへの絵付け。その前に並ぶのは…。

Bcc0531

<PowerShot>

スマホケースなのでした。

ツアーで訪れたファランの観光客にはこちらのほうが人気のようでした。そりゃそうだろうなあ。

この場では買えないと思いますが、先ほどの売り場に置いてあるでしょう。いくらかは知らんけど。

Bcp0596

<KP/DA18-50mm>

見学自体はそう時間を取るものではないので、時間があれば訪れるのも悪くないと思います。ちなみに、アンブレラ・メイキング・センターとアンブレラ・ヴィレッジの表記が地図上で出るかもしれませんが、どちらも同じ場所です。

帰りは1014号線でロットゥを待ちましたが、なかなかやってこないので、もしやと思い、1006号線の例の交差点のすぐ先で待っていたら、すぐやってきました。白いロットゥです。

おまけ

Bcp0575

<KP/DA18-50mm>

もちろん、ボーサーンにも寺がありまして、その名もWat Borsang。つうことは、ボーサーンに坊さんがいることになりますね。

おあとがよろしいようで。

よろしかったら下記バナーをクリックしてくんなまし。いっぱい貼ってますが、どれでもOKです。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング 

「#東南アジア」人気ブログランキング 

「#pentax」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年12月16日 (土)

地味ながら素晴らしい寺院

チェンマイの寺(7) Wat Pan Tao

2023年10月2日(月)

Bcp0242

<KP/DA18-50mm>

今回紹介するのはワットパンタオ(Wat Pan Tao、วัดพันเตา)という寺院です。

場所はターペー門から延びるラチャダムヌーン通りを500メートルほど進んだあたりで、ランナー建築センターの向かいです。さらには、ワットチェディルアンの北隣になります。このあたりにはかなり寺院が密集しているので、わかりにくいかもしれませんが、ターペー門からワットチェディルアンを目指していけばその手前にワットパンタオがありますので、見落とすことはないでしょう。

Bcp0251

<KP/DA18-50mm>

入場するとまず目に入るのがこの本堂です。木造ですが、正面と側面には細かいレリーフが彫られています。

Bcp0245

<KP/DA18-50mm>

そして、本堂と隣接する黄金のチェディに目を奪われます。

基本、ワットパンタオで観光客が自由に見て回れるのは本堂とチェディくらいです。他には僧房がありますが。

Bcp0249

<KP/DA18-50mm>

そんな寺院なので、あまり時間も取られないので、見て行って損はないと思います。

名称の由来ですが「วัดพันเตา」が千の竈という意味です。元々はワットチェディルアンの仏像を鋳造する寺院だったそうで、この名前が付きました。

そして、なんと現在ワットプラケーオにあるエメラルド仏も、一時期ここに安置されていたこともあるとのことです。

Bcc0581

<PowerShot>

本堂内の千倍仏(プラパンタオ)です。

願い事をすれば十倍、千倍になって叶うとのことです。

ところで、本堂内は修復工事中で内部をくまなく見て回ることはできませんでした。工事中であるためか、タイ人のガイドなども履物のままここに上がったりしてましたけど。わたしゃ、きちんと裸足になりましたよ。

Bcp0678

<KP/DA18-50mm>

本堂の入口には孔雀の紋章が飾られています。

Bcp0250

<KP/DA18-50mm>

この寺院が見落とされてしまうのは、やはりワットチェディルアンが隣にあることが大きいでしょうね。ある意味、存在は地味ですが、素晴らしい寺院です。

Bcp0679

<KP/DA18-50mm>

ワットチェディルアンへ行く前か後に訪れるのも悪くないと思います。個人的にはチェンマイで最も気に入ったお寺です。

寺院の紹介はあとひとつ記事にいたします。

よろしかったら、下記のバナーをクリックしてくださいね。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

カメラランキング
カメラランキング 

「#東南アジア」人気ブログランキング 

「#pentax」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年12月13日 (水)

北の名店でケーンハンレー

2023年10月4日(水)

Bcc0487

<PowerShot>

せっかくチェンマイまで来たのだから、北タイの料理を食べようと思い、やってきました。HUEN PHEN(フアンペン)というレストランです。

場所は城壁内のラチャマンカ通りで、ワットチェディルアンの南側になります。ラチャマンカ通りはターペー門から東西に延びるラチャダムヌーン通りと並行してその南側にあります。チェンマイ旧市街は碁盤の目状に通りが交差しているのでけっこうわかりやすいです。

でも、同系列でしょうか、同名のフアンペンというホテルがすぐ近くにあるんです。間違わないように。では、夕食とまいりましょう。

Bcc0488

<PowerShot>

いささかくたびれたメニュー冊子ですが、種類は多いです。

この店は8:00-15:00と17:00-22:00の営業で、15時までは入口近くだけの営業です。なんでも、カオソーイが安く美味しいとのこと。

夜の部は奥を開放してディナー中心の営業となります。朝、食べに来てもよかったんですが、いかんせん宿からはちょっと離れています。朝から汗だくになってしまうので、この時間にやってきました。

Bca023

<AQUOS wish2>

入口からレストランスペースまではこのようなアンティーク物が飾られています。

Bcc0491

<PowerShot>

こちらはワタクシの席の近くの飾りです。なんかどこかで見たような気も…。

Bcc0492

<PowerShot>

注文の品が一気に運ばれました。

Bcc0495

<PowerShot>

チャーンやリオーはなく、ビアシンだけでした。しかも小瓶です。これで100バーツは高い気も…。

Bcc0494

<PowerShot>

パックブンファイデーン、空心菜炒めです。ホントはこれでビールのお供にするつもりだったんですが。

「ホット?」なんてきかれたので、うなづいたものの、見た目プリッキヌーはありませんね。でも、なかなか美味しかったです。

Bcc0493

<PowerShot>

これが本日のメイン。ケーンハンレーです。

ミャンマーの影響を受けているといわれるケーンです。ビルマ風カレーともいわれます。豚肉の塊がゴロゴロ入ってます。

ミャンマー料理でいうと、「ワッターヒン」になります。ミャンマーではカレーというよりは油にまみれたスパイシーな一品で水分は少ないです。いわゆるタイのカレーは汁気が多く、ケーンハンレーはタイとミャンマーの中間みたいな感じですね。

個人的には二度目のケーンハンレーでした。初めて食べたのは初のチェンマイの時で、新市街のチャンクラン通りあたりの食堂でいただきました。これが美味かったです。一方、ミャンマーのワッターヒンはミャンマーにいると避けて通れない料理ですね。具を牛肉、鶏肉、魚などと変えていってもいつかは遭遇する料理ですわ。ワッターヒンも肉質がいいからか肉に味が染みわたっていて美味かったですわ。

さて、フアンペンのケーンハンレーですが、頼んで間違いないです。ケーンハンレーの豚肉には骨が付いております。あばら肉あたりなんでしょうか。美味しいことはワタクシが保証いたします。

Bcc0496

<PowerShot>

はて、この皿は?取り皿なのでした。それにしても、料理の皿よりお上品なものが出てきましたね。

Bcc0498

<PowerShot>

なんか想定よりも量が少なめだったので、こんなデザートも追加しました。チャオクアイ、仙草のゼリーです。氷で冷やしてありますが、問題ありませんでした。

また、ビールも想定外の小瓶でしたので、のどが渇き、チャーイェーン(アイスティ)も頼みました。

Bca021

<AQUOS wish2>

お勘定、355バーツ。結構いい値段ですね。でも、バンコクだったらもうちょっと高いでしょう。

ふと、そばを見たら、見覚えのある置物が。右側のえんじ色の上着の人形ですが、ミャンマーで有名なボーミンガウンですね。やっぱり、北タイ料理はミャンマーと結びついてるかな。タイでボーミンガウンに出会うとは思ってもいませんでした。

昔の記事もご参照ください。⇒ポッパ山のジェームス・ブラウン…もしくは根津甚八

HUEN PHEN(激旨!タイ食堂)

よろしかったら、下記バナーをクリックしてください(どれでもOK)。励みになります。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング 

B級グルメランキング
B級グルメランキング 

「#食べ歩き」人気ブログランキング 

「#東南アジア」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年12月10日 (日)

ランプーンの素晴らしい寺院とランタン祭り

チェンマイの寺(6) ワットプラタートハリプンチャイ

2023年10月4日(水)

Bcp0488

<KP/DA18-50mm>

チェンマイ旧市街を歩き回るのにいささか疲れまして、この日はちょっくら足を延ばしまして、ランプーンにやってきました。モン族が立て、ランナー朝の王が復興させたという、ワットプラタートハリプンチャイ(Wat Phra That Hariphunchai、วัดพระธาตุหริภุญชัย )に行くためです。★以下ワットハリプンチャイと省略させていただきます

ランプーンはチェンマイから約30km離れています。アクセスはチェンマイを流れるピン川沿いにある、ワーロット市場付近の乗り場からのロットゥを利用します。さらに離れた場所からはソンテオもあります。ロットゥの所要時間45分くらいですが、待ち時間を含めると1時間ちょっとかかりますかね。料金は35バーツで、運ちゃんが料金徴収をします。

従来は現金払いがあたりまえで、今回も現金で払いましたが、中にはスマホのアプリで払う人もいるんです。これ、バンコクの市バスも対応してます。バスの車掌もロットゥの運ちゃんも読み取り機を持っています。こういうものは日本を除くアジア諸国でものすごく進化してます。これは外国人旅行者にはハードルが高すぎます。そのうち「え、アプリないの?じゃダメね」なんてことがあると気軽にバスもロットゥも乗れなくなってしまうので、ゆるゆるのタイですから以降もよろしくお願いしたいです。

一応乗り場には、英語を話す係がいて、発車時間や料金を教えてくれます。これまた、すごい進化ですよ。

ロットゥは目的地のワットハリプンチャイ近くに止まってくれます。「ここが、ワットハリプンチャイ。帰りは向かいの乗り場に止まるよ」と、これまた運ちゃん。簡単な英語ですが、ありがたいです。

Bcp0539

<KP/DA18-50mm>

ですが、通りに面した入口は裏口だったようです。正面はこちらで、通りには面していません。2頭のライオンが迎えてくれます。

今はタイ、ミャンマーなどに点在するモン族(Mon)ですが、かつては一大勢力を誇り、ここランプーンにハリプンチャイ王国を築きました。ちなみに、タイで「メオ」(苗族)と呼ばれるモン族(Hmong)とは異なります。後者は中国、ベトナム、ラオス、タイの山岳地帯に住んでいて、独特の民族衣装を着用し、紛らわしいことにチェンマイでもメオの村を訪ねるツアーなどもあったりします。また、ラオスで米軍に協力し、パテトラオからの報復を恐れ、米軍撤退後にアメリカに亡命した人も多いという逸話もありますね。

前者のモン族はタイではほとんどタイ人と同化していて末裔がクレット島に住んでいたりします。

Bcp0472

<KP/DA18-50mm>

さて、このワットプラタートハリプンチャイですが、ハリプンチャイ王国の時代、1108年に建立されたとあります。つまり、チェンマイ旧市街にある寺院よりも古い時代です。

中でも黄金のチェディは、寺院よりも古く897年に建てられたと伝えられています。このチェディには仏陀の遺髪が納められているとのこと。ハリプンチャイ王国はランナー朝のメンラーイ王に攻撃され壊滅。寺院は1443年にランナー朝の9代目、ティローカラートにより再建されたとのことです。

そして、ワットプラタートハリプンチャイですが、タイの王室寺院の第一級に認定されています。

Bcp0471

<KP/DA18-50mm>

こちらは、チェディ・スワンナ。ハリプンチャイ時代の様式で明らかに寺院内の建造物とは様相が違います。

Bcp0483

<KP/DA18-50mm>

そして、この大仏塔ですが高さ46メートルとのこと。なんでも純金が6.5kg使用されているとのことです。

ワットプラシンのチェディが近年黄金のパネルをはりめぐらしたのとは異なり、すっきりしてます。それと、ミャンマー風でもあります。実はモン族はランプーンからミャンマーに移動する人も多く、バゴーを都にしていました(ペグー王国)。

Bcp0505

<KP/DA18-50mm>

なんでもこの黄金のチェディは酉年生まれの人に縁起がいいことになっているらしく、ニワトリの置物が結構ありました。

Bcp0479

<KP/DA18-50mm>

本堂に入ってみます。掲げられているものはランタン祭りの時期に使われるランタンです。調べてみたら、まさに10月4日がランプーンのランタン祭りの初日でした。

Bcc0467

<PowerShot>

青銅で作られたと思われるご本尊です。

Bcp0496

<KP/DA18-50mm>

こちらは本堂のチェディ寄りにある坊さんの像。ろう人形よりも迫力がありますよね。

Bcp0504

<KP/DA18-50mm>

黄金のチェディの脇にある建物にも入ってみます。

Bcc0469

<PowerShot>

こちらにもありがたそうな仏像が。これも大きいですね。

Bcp0521

<KP/DA18-50mm>

チェディの周囲にも仏像が。とにかく、ここには多くの仏像があります。

Bcp0525

<KP/DA18-50mm>

この寺院にもありました。ヒスイ製の仏像です。

Bcp0536

<KP/DA18-50mm>

こちらにも。

チェディと本堂を囲むようにして仏像がずらっと並んでいるんです。

Bcp0533

<KP/DA18-50mm>

こんな具合で。

これほど多くの仏像があるということは、やはりありがたい寺院なんでしょうね。ナコンシータマラートのワットプラマハタートも多くの仏像がありました。ワットプラマハタートも王室寺院の第一級寺院です。

これだけ仏像があるとみうらじゅん氏も満足するような気がします。チェンマイ旧市街の寺院にはこれほどの仏像はありません。時間が許せばひとつひとつじっくり見て行ってお気に入りの仏像を見つけるというのも一興かと。

Bcp0538

<KP/DA18-50mm>

今まさにランプーンの人たちがランタンを掲げていました。ランタンは本堂で僧侶が販売しています。

ここ、外国人は入場料が必要ですが、一見の価値あります。また、表の通りに反対側にはハリプンチャイ博物館もあります。

個人的にはタイで最も気に入った寺院ですね。

よかったら下記バナーをクリックしてください。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング 

カメラランキング
カメラランキング 

「#pentax」人気ブログランキング 

| | | コメント (4)

2023年12月 7日 (木)

December 8, 1980 at New York

かすてら音楽夜話Vol.174

あれからもう43年。

そう、ニューヨークの自宅アパート、ダコタハウス前でジョン・レノンが狂信的なファンであるといわれるマーク・チャップマンに銃撃されて亡くなってからの年月です。

ジョンはそのちょっと前まで「主夫」生活を送っていたのですが、この年、ようやくヨーコとの共同アルバム『Double Fantasy』を発表し、ミュージックシーンの最前線に戻ってくると思われていた頃の衝撃的な事件でした。享年40歳。もはや、ジョンがいなくなってからの年月のほうが長くなってしまいました。

さて、ジョン・レノンをテーマにした曲はいくつかあるのですが、今回はこの人の曲を取り上げてみたいと思います。

Mj0046

<杉真理>*アルバム『SYMPHONY #10』の裏ジャケットのイラストより

杉真理は誰もが認めるビートルマニアで、のちにビートルズへのオマージュを込めたバンドBOXやPiccadilly Circus(なんと左利きのベーシストまで在籍)を結成した人です。

 

杉真理で「Nobody」(作詞作曲:杉真理)でした。

この曲は大滝詠一、佐野元春、杉真理によるコンピレーションアルバム『Niagara Triangle Vol.2』に収録されています。シングルカットはされていません。

Niagara Triangleといっても、ユニットを組んだわけではなく、シングルカットされた「A面で恋をして」(作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一)のみ3人がコラボしています。その他の曲はそれぞれが持ち寄ってアルバムに仕上げられました。

とはいえ、この「Nobody」には佐野元春がコーラスで参加していて、これがぴたりとはまってます。サビの上のパートが杉真理で下のパートが元春です。ジョンとポールみたいです。

杉さんが「Nobody」を作ったのはジョンが亡くなったすぐあとらしいです。『Niagara Triangle Vol.2』がリリースされたのが、1982年3月21日。約1年を経て日の目を見たことになります。アルバム自体はオリコンアルバムチャートで2位を記録しました。それでも、年間チャートでは10位ということなので、いかにこのアルバムが年間を通してコンスタントに売れていたということがわかります。

この1980年代初頭、当時のニューミュージック系(歌謡曲でも演歌でもなく従来の芸能事務所から乖離した出自の人たちをひとくくりにした言葉で、それこそ、ユーミンから矢沢まで範囲は広いです。ちなみに、まだJ-POPなんて言葉もありませんでした。)のリスナーは、アルバム志向で、シングルにはよほどお金のある人以外見向きもしませんでした。しかも、お金がなくともレンタルしてきてカセットテープにダビングしたり、アルバムを持っている友人から借りてこれまたダビングするなど、手を尽くしていたのです。レンタルショップの「黎紅堂」なんてありましたね。もちろん、ワタクシも利用しました。

余談になりますが、黎紅堂にせよ友人からの借り物にせよ、満員電車で持ち運ぶのは慎重を期したものです。なにせ、当時はLPレコードの時代。やたらでかい割には薄っぺらな塩化ビニールだし、ジャケットを傷つけてしまうのも問題があるってことで。懐かしいな。

間に余談を挟みましたが、つまり当時のリスナーはシングルカットされていない曲もしっかりと聴いていたはずなので、「Nobody」についてもよく聴きこんでいたと思いますね。この曲で杉真理という人がリスナーに浸透してきたのではないでしょうか。

さて、この「Nobody」ですが、いかにものビートルズテイストがあふれているのですが、それはサウンドだけでなく、歌詞にも盛り込まれています。

☆以下の歌詞は「Nobody」(作詞:杉真理)からの引用となります。

「君の喋る言葉の半分は意味がない」

ギターソロのあとのフレーズです。

これは、ビートルズの「Julia」(1968年)の冒頭の"Half of I say is meaningless"から。まさに直訳っぽいのですが、「Nobody」の雰囲気に合ってますね。

その元歌の「Julia」は名義こそビートルズでクレジットもLennon-McCartneyなんですが、実際にはジョン・レノンが作り、演奏もジョンのギターとジョンの歌だけで、他の3人は全く演奏に加わっていません。その「ジュリア」とは、ジョンの実の母親の実名です。ジョンの両親が離婚後、ジョンは叔母に引き取られていましたが、叔母との関係が悪化し母のジュリアと交流を持ち始めていたころ、ジュリアは自動車事故で亡くなってしまいました。その母親を回想する曲です。

それでも救いなのは上記の歌詞に続き、"ocean child"と歌われます。その言葉はオノ・ヨーコを表しているのです。ジョンとヨーコは翌1969年に結婚します。

さて、上記のギターソロ、実は杉さんが弾いています。アルバムでは杉さんは4曲を提供してますが、ギタリストとして鈴木茂(exはっぴいえんど)も参加しているのですが、「Nobody」だけは自分で弾きたかったのだと思いますね。

「突然暗い夜の向こうで響く銃声 夢が終わる音」

ここで転調します。これはもちろん、夜のダコタハウス前の出来事をあらわしています。事件が起きたのは22:50分頃だといいます。冬のニューヨーク、しかも深夜です。もちろん、杉さんだけでなく世界中のジョンとビートルズファンにとって何かが音を立てて崩れ去っていく瞬間ですね。

さて、このフレーズではビートルズの「We Can Work It Out」(邦題「恋を抱きしめよう」)のようにワルツの三拍子(ズンチャッチャ)を取り込んでいます。ビートルズは三拍子の三連で杉さんは四連と二連。ただ、まねるだけでなくちゃんとオリジナル感も出しているのですね。

また、元春とのコーラスワークですが、イメージ的には元春がジョン、杉さんがポールっぽく思えてしまいますが、ここはあえて逆の「杉=ジョン」説を声を大にしていいたいですね。なぜなら、ジョンをモチーフにした曲で杉さんの手によるものですから。

それに、挿入される"Oh Yeah!"、"Ohooh Yeah!"も初期の「I Want To Hold Your Hand」を彷彿とさせます。やっぱ、この曲はいいわ。

★それにしても、ジョンの喪失という一見暗いテーマをお得意のポップスで表現する杉真理って、ある意味天才かもしれません。杉真理のベストテイクは「バカンスはいつも雨(レイン)」でもなく、ましてや「ウイスキーがお好きでしょ」でもなく、この「Nobody」であると言い切ってしまいたいです。

さて、ジョン・レノンも存命だったら83歳です。銃撃時はスタジオからダコタハウスにリムジンで戻ったところだったそうですね。ダコタハウスには警備員もいたとのことですが、ファンも(昼間)集まっていたとか。もう、現在とはセキュリティの度合いが違いますわ。時代ですね。

★かすてら音楽夜話ではリクエストも募集中です。ご意見、コメントお待ちしております。

下記バナー、よかったらクリックしてください。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

音楽評論ランキング
音楽評論ランキング 

「#jpop」人気ブログランキング 

| | | コメント (2)

2023年12月 5日 (火)

チェンマイ旧市街でロケーション抜群のホテル

2023年10月1日(日)~10月6日(金)

Bcp0205

<KP/DA18-50mm>

チェンマイで5泊したホテルレポです。

厳密にいうと堀と城郭に囲まれたチェンマイ旧市街にはならないんですが。ターペー門から至近の位置。道路をひとつ渡ればもうターペー門です。

それは、Imm Hotel Thaphae(イムホテル・ターペー)。日本の有名ガイドブックにはなぜか「イムターペー」と記されてますが、それでも通じそうです。

外観はこの通りで、1階にマクドナルドがテナントで入ってます。見た目、小さなホテルに見えますが、マクドナルドのある部分はL字の短い部分で、その奥にフロントがあり、右側に長く建物が続いています。客室は100くらいある大型ホテルです。旧市街とその近くには高層の建物が作れないようで、この建物は日本風にいうと3階建てです。

Bcc0199

<PowerShot>

ここ、1泊あたり約4600円でした。2000円台のところもあったのですが、ロケーションを優先しました。ただし、この値段で朝食は付きませんでした。

部屋はツインルームです。バンコクで泊まったSunflower Placeの倍はある広さですね。まあ、ここまで広くなくてもよかったのですが。

Bcc0202

<PowerShot>

テレビ、デスク、冷蔵庫…等々。必要なものはほぼ揃ってます。

個人的には過剰な設備も求めないので必要最低限のもので十分です。部屋は殺風景ではあります。片隅にサンダルのようなものがありますが、部屋の備え付けのものです。使い捨てのペラペラのものではなく、実用に耐えるものなのが嬉しい。

Bcc0205

<PowerShot>

ツインルームなので、瓶のCrystalも2本。スティックコーヒー、リプトンのティーバッグ、砂糖、粉末のミルクも2つずつです。

瓶のミネラルウォーターは携帯できませんが、これを冷蔵庫に入れておくとよく冷えます。

Bcc0203

<PowerShot>]

なんと傘まであります。比較的高額なところにはあることが多いですが。

ハンガーの数も十二分にありますね。窓はここだけ。あまり表はよく見えません。逆サイドの部屋だと、駐車場などが見えることになりますかね。どちらにあたってもあまり眺望には期待できません。個人的には気にしておりません。

Bcc0206

<PowerShot>

バスタブはなく、シャワーのみです。例によって、電気式の給湯器ですね。仕切りのカーテンがありますが、シャワー後には隣のトイレ部分の床にはねた水分が残ってしまいますね。気にしなければ何でもないことですがね。

Bcc0207

<PowerShot>

そのトイレ部分。用足し後の水が出る「手動ウォシュレット」は当然あります。

もはや、これがついてないホテルがあるのだろうか。近頃淘汰されつつある華人経営の旅社あたりならば、本格的タイ式の貯めた水で行う…なんてところもあるんでしょうかね。

ちなみに、水を貯めるところもなく、なおかつノズルもないというホテルに1回だけ泊ったことがあります。それはバンコクでしたが、一応ガイドブックにも記載があり予約サイトにも載るホテルでしたが、さすがに現在もそのままではないと思います。

Bcc0208

<PowerShot>

アメニティはシャワーキャップだけがふたり分ですね。石鹸もひとつです。

コンセントはデスクとベッドサイドにそれぞれ複数あります。もちろん、WiFiありまして、快適でした。ただし、WiFiのパスワード等は部屋のどこにも記載がなく、フロントに見に行きました。

Bcc0200

<PowerShot>

カードキイです。これは1枚のみ。最終日、ドアの開錠ができなくなるというトラブルあり。

そして、これが重要なんですが、キイを挿していないと、部屋には電気が来ません。つまり、外出中には電気が止まっているということです。充電をするには気を付けたほうがいいですね。ある時、カメラのバッテリー交換をしたら、予備のバッテリーがフル充電されてなかったことがありました。バンコクのSunflower Placeもそうだったので、タイのホテルは割とそういうところが多いのではないかと思います。

また、ティッシュが置いてなかったというのはマイナスポイントかな。

部屋の掃除はきっちりしてくれるし、タオルも2枚替えてくれます。ただ、バスタオルはありましたが、フェイスタオルがなかったです。1枚でいいので欲しいところです。

Bcc0209

<PowerShot>

泊ったのは3階でした。部屋の外はこんな具合です。チェンマイ名物の傘もディスプレイされてます。

でも、この部分は空調が効いてなくて暑いんです。吹き抜け構造でもよさそうなんですが、やはり雨が入るためか、アクリル板で天井を覆ってます。そのため、想像以上に暑いです。

一応、屋上には出ることができます。そこは喫煙所になっていて、従業員が待機している部屋がありました。また、何らかの会議室かホールのようなものがあるみたいで、宿泊者ではなさそうな外国人が行き来してます。ドミトリーってことはないよな。

チェックアウト後、空港までタクシーを依頼したら、Grab Taxiを手配してくれました。きっちりと余分な料金はかからず、ほぼ空港タクシーと同料金でした。ちなみに、空港・チェンマイ市街間の公共バスはあることになってますが、コロナ後は運休になっているみたいで、滞在中1台も見かけませんでした。

チェンマイはホテルが供給過剰気味ですので、もっと安いところも見つかるはず。ま、今回はロケーションにこだわりました。

Imm Hotel Thaphae

バナークリックに協力お願いします。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング 

「#東南アジア」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

2023年12月 3日 (日)

チェンマイで最も格式のある寺院

チェンマイの寺(5) ワットプラシン

2023年10月3日(火)

Bcp0444

<KP/DA18-50mm>

チェンマイの寺院巡り2日目の続き。

ワットスアンドークから戻って訪れました。ワットプラシン(Wat Phra Singh、วัดพระสิงห์วรมหาวิหาร)です。ここも、過去2回訪れているのですが、まず印象が変わったのが、この黄金のチェディです。

Mk0410

<PENTAX MZ-3/Sigma20mm>

この画像は2008年のものです。コンデジは持参していましたが、当時はメインカメラはフィルム一眼レフのPENTAX MZ-3という機種で、フィルムはリバーサルを使っていました。画素数の上がった現在のカメラとは解像度が比較になりませんが、発色は現在のデジカメよりもいいと思います。

同じチェディですが、漆喰で塗ってあったのですね。

Bcp0449

<KP/DA18-50mm>

このチェディにはワットチェンマンのように象が基壇部分に埋め込まれたような感じになってます。正方形の基壇で、一辺に一頭の象なので、四頭の象がいることになります。

Mk0411

<MZ-3/FA35mm>

またしても昔の画像ですが、象もこんな感じで、現在とは印象が異なります。ま、全体のフォルムはチェディも象も変わりませんけど。

このような金ぴかのチェディと象、単に金色に塗り替えたというよりは金色の金属板を貼り付けたように見えます。

ミャンマーなどでは実際に金箔で覆っていたり、先端部にルビーやダイヤモンドを埋め込むなど、現在の経済状況からは考えられないほどの金額を費やしているのですが。

Bcp0458

<KP/DA18-50mm>

ミャンマーほどではありませんが、やはりお金はかけていますよね。

ワットプラシンは王室仏教寺院としては第一級になります。この第一級寺院はかなり数少なく、バンコクで10、地方となるとナコンパトムのプラパトムチェディ、イサーンではナコンパノムのタートパノム、チェンマイ近郊ではワット・プラタート・ハリプンチャイ、ピッサヌロークのワット・プラシーラタナーマハタート、南部ではナコンシータマラートのワット・プラマハタートくらいです。

また、かつて王都であったアユタヤとスコータイにいくつかあります(参照wikipedia)。

Bcp0464

<KP/DA18-50mm>

チェディの右手にあるのが布薩堂(ウボーソット)、左手がライカム礼拝堂(ウィハーン・ライカム)です。

Bcc0398

<PowerShot>

この仏像がこの寺院の名前の元となったプラシン仏です。シヒン仏とも呼ばれ、ソンクラーンの時期にみこしに乗せられ市内を練り歩くとのことです。もっとも、これは複製だというネット情報もありますが。こちらは礼拝堂にあります。

この仏像がカンペーンペットから運ばれ、この名前が寺にも冠されるようになったのだとか。

Bcc0411

<PowerShot>

布薩堂には神秘的な色合いのホトケ様が。ランナー朝の寺院にはヒスイで作られた仏像が実に多いです。やはり、かつてのビルマと近いことが影響してますよね。

Bcc0406

<PowerShot>

そして、布薩堂を守るかのように並ぶ僧侶のろう人形です。バンコクのマダムタッソーよりもリアリティがあると思います。

Bcc0400

<PowerShot>

礼拝堂の内部にある壁画もかなり細かく描写されています。

Bcp0432

<KP/DA18-50mm>

寺院の入口から見た本堂(ウィハーン)です。

Bcp0436

<KP/DA18-50mm>

その本堂にある、ご本尊です。かなり大きいですよ。

Bcc0389

<PowerShot>

こちらにもエメラルド色の仏像もありますね。前の画像の左手に小さく映っているのですが、比較するとご本尊の大きさもおわかりかと。

Bcp0438

<KP/DA18-50mm>

経蔵です。チェンマイ様式とでもいうのか、ほかの寺院でもこのような高い位置に経典を収める造りの寺院もありました。

ワットプラシンですが、敷地面積ではおそらくワットチェディルアンに次ぐ広さがあります。そして、建築物が美しいですね。…もっともギラギラに輝くチェディには「そこまでやるんか」とびっくりしましたが。

寺院の由来としてはランナー朝5代目の王、パーユーが1345年ないし1346年に父親を埋葬するために建てたといわれています。

ちなみに、王室仏教寺院とはタイの王室ゆかりの寺院、王室関係者が建てた寺院、また王室関係者以外が建てたものでも王室が認定した寺院が相当するようです。タイで最も有名なワットプラケーオは僧侶がいないのでこれには当たらないとのことです。

バナークリックに協力お願いします。

人気ブログランキング
人気ブログランキング 

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

カメラランキング
カメラランキング 

「#pentax」人気ブログランキング 

「#canon」人気ブログランキング 

| | | コメント (0)

« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »