スペクトラムがバズってる
かすてら音楽夜話Vol.204
今回はちょっと短めに。
なんと、あのスペクトラム(Spectrum、1979-1981)の「F・L・Y」という曲が北米を中心としてバズっているんだそうな。
セカンドアルバム『Optical Sunrise』収録の曲で、作詞:Mabo、作編曲:スペクトラム。「ミーチャン Going To The Hoikuen」との両A面として3曲目のシングルとなった曲です。
このことを知ったのは、作詞のMaboこと、篠塚満由美さんのInstagramから。
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篠塚さんは一時期、ものまねタレントしても活動していた方ですが、「スター誕生」でグランドチャンピオンに輝いた方でもあるのです。
実は篠塚さんをインスタではフォローさせてもらっておりまして、このニュースが流れてきたわけです。
スペクトラム「F・L・Y」が45年の時を超えて世界的ブレイク
こちらのニュースによると
スペクトラムが1980年に発表したシングル「F・L・Y」が現在、45年の時を超えて世界的ブームになっている。
昨年12月からTikTokでノスタルジックなゲームやアニメを紹介する動画のBGMとして同楽曲が使われたことで、同曲を使用したTikTok動画の総視聴回数は1億回を突破(2025/1/15時点)。現在、アメリカを中心に世界中で話題になっている。
スペクトラムは、リーダー新田一郎が中心となり、海外のソウル、ファンク、ブラスロックなどの影響を受けながら、独特のファルセット(裏声)中心のヴォーカル、16ビートのリズムなど、ブラック・ミュージックのスタイルを日本にいち早く導入したグループ。1979年にデビューしてから、1981年の解散までの2年間で、シングル6枚、アルバム6枚を残した唯一無二のブラス・ロック・バンド。
シングル「F・L・Y」は1980年に発売されたアルバム『スペクトラム2 OPTICAL SUNRISE』収録曲で、シングルとしても発売された。
いやあ、トランプ氏がTikTokを全面禁止にしなくて、よかったですね。それにしても、何がバズるかわからんな。
我が地元のタワレコではほぼ見かけないのですが、12月に新宿タワレコでのJ Popのフロアに数名の欧米系男性がいまして、彼ら漢字、カタカナ、ひらがなは読めないでしょうから、店員にいろいろとたずねながら、買いあさっていたんですよね。
案外とこういうところから「ネクスト再発掘」があったりするのかも。
また、テレ朝で深夜放送している「新しい学校のリーダーズの課外授業」のロケでアメリカのブラスバンドとの共演があったのですが、そのブラスバンドの衣装が、絶対真似してるだろというくらい、スペクトラムの衣装に近いものがありました。確か、2024年中の放映のものです。
ちなみに、タワレコはレコード会社と協力の下、様々なアーティストのアルバムを再発しております。もちろん、スペクトラムも全アルバムがリマスターされ、発売されています。こちらは、Victorと協力してですよね。そのVictorも自社で再発をしているようです。ちなみに、Victor盤のほうが、やや安いです。ただし、ボーナストラックは入ってない可能性もあるかな。
スペクトラムに限らず、様々なアーティストが次々に再発されてます。これはひとえに、CDというフォーマットになる以前にCD化されなかった作品がまた、時を経て蘇ったりするんですよね。
こうなったら、編集物でもいいので、「動くスペクトラム」も見たいです。実はVHDというほとんど普及しなかったフォーマットをDVD化した『SPECTRUM Live/Time Break+Studio Live 1979』というものはゲットしているんですけど。
それだけでなく、現在のところ、スペクトラムのメンバーは全員ご健在なので、是非とも短期間でいいので、再結成してくれないかな…というのははかない願いなんでしょうかね。
ちなみに、トロンボーンの吉田氏、ドラムの岡本氏、パーカッションの今野氏はBLUFFというブラスロックバンドで活動しております。やるかどうかは新田一郎氏の決断次第かも。
ちなみに、上記の「F・L・Y」をYoutubeで見ると、「…もっと見る」をクリックすると、あちらの方が作ったショート動画がぞろぞろと出てきます。
では最後に、こちらを聴いてお別れしましょう。「Act Show(Live Version)」(作詞:宮下康仁 作編曲:スペクトラム)。もともとはデビューアルバム『Spectrum』のオープニングナンバー(スタジオ録音)ですが、セカンドシングル「イン・ザ・スペース」のB面曲としてこのライヴ盤がカップリングされました。スタジオ録音盤よりもテンポが速く、ヴィジュアルとともにスペクトラムの良さが出ていると思います。
早すぎたバンド、スペクトラムに時代が追いついた感じですかね。
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