カテゴリー「04b France」の23件の記事

2023年3月 6日 (月)

モナコの入国スタンプ

陸路・海路の国境越え<7>

ご存じのように、ヨーロッパ連合(EU)の大多数の国ではシェンゲン協定によって、国境通過時に検査がないことになっています。でも、入国スタンプのあるという例外がこちら。

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<PENTAX MZ-3/FA28-105mm>

モナコはEU非加盟国ですが、実質的にはフランスの一部みたいなものでしょうか。独自通貨を持たず、公用語もフランス語ですね。

古い話ですがハリウッドの女優であったグレース・ケリーがモナコ大公、レーニエ3世と結婚し、大公妃となったことや、沢木耕太郎がマカオの借りを返したくても入場さえできなかったグランカジノ、F1モナコGPなどでも有名です。

莫大な観光収入があるためか、居住者には所得税がかからず、節税対策としてモナコに住むというセレブもかなりいるとか。

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<MZ-3/FA28-105mm>

そんなわけで、モナコに立ち寄ってみました。ちなみに、前日イタリアのヴェンティミリアからニースへと列車で移動し宿泊しています。つまり一度、モナコは列車で通過しています。モナコで泊ってもよかったのですが、物価が高いとのことで、それは避けたのですね。

移動はイザベラカード(Carte Izabella)というコートダジュール乗り放題の1日券を購入し、SNCF(フランス国鉄)の列車を利用しました。このあと、ニースを通し越し、カンヌにも行ってみましたが。

衛兵の交代式などを見て、F1の公道コースなども歩き、腹が減ります。モナコの料理などは特にないので、適当なカフェに入りました。

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<NIKON Coolpix880>

頼んだのはなじみのあるポモドーロでした。

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<Coolpix880>

あと、ミックスサラダ。1品では許してくれないというか、これが当たり前なので仕方ありません。これに飲み物も当然頼みます。これだけで20ユーロ以上かかりました。

イタリアを一歩出ると、パスタはアルデンテではなくなる…というのが定番のようなもので、比較的イタリアに近いギリシアで頼んだスパゲッティはかなり茹ですぎのシロモノでした。ですが、さすがに腐ってもモナコで、アルデンテとはいかないものの、割と美味かったです。

さて、そろそろモナコを出発しましょう。

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<PowerShot>

このスタンプはモナコ駅に置いてあり、誰もが自由に押せるのです。ワタクシも勝手に当時のパスポートに押してきました。

モナコでは自分のヨットやクルーザーを所有している人もいるはずで、その人たちがEU圏外から戻ってきたときはどういうスタンプが押されるのが気になります。これと同じものですかね。

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2022年12月13日 (火)

On the Border

陸路・海路の国境越え<1>

イミグレーションの通過にはある程度の緊張感が生まれるものです。それが特に、空路ではなく地続きの国境であるとなると、すぐそこに隣国があるというのに、様々な手続きがあったりして感慨深いものだったりします。

一時、このような国境越えを趣味のようにしていたこともあって、空路以外の国境越えは40回近く行っておりました。

ということで、不定期連載。一応、海路も含めますね。

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<P&Oフェリー>K-7/DA16-50mm

今回のルートは、フランスのカレーから、イギリスのドーバーへ向かうルート。交通手段は、ユーロトンネルを使う高速鉄道のユーロスターと、ドーバー海峡を渡るフェリーの2種類ですね。

当然ながら、安いほうのフェリーを使います。

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<カレーのバス停>K-7/DA16-50mm

パリからTGVでカレー・ヴィルまで。これより先はドーバー海峡に面するので、終着駅となりますか。とはいっても、とても小さな駅で、ここでいいのかという感じも致します。でも、カレーの中心みたいです。

ちなみに、TGVは高速専用線だけでなく、在来線にも乗り入れています。こういう時、鉄道の軌間が同一だと便利ですね。日本はそうじゃないですし。

また、カレー・ヴィルの一つ手前にカレー・フレタンという駅があり、もしかするとこちらで降りたほうがフェリーターミナルへのアクセスが便利だったかもしれません。

駅のすぐ脇にフェリーターミナル行きのバス停を見つけました。しかし、1時間待ちです。ほとんど利用者はなく、みんなタクシーでフェリー民なるに向かうものと思われます。

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<フェリーターミナル>K-7/DA16-50mm

何とかたどり着きました。バス料金2.0ユーロ。おそらく今でも現金しか利用できないと思います。

さて、フェリーは3社あるのですが、footpassengerが利用できるのはP&Oフェリーのみです。

2014年当時、イギリスはEUに加盟してましたが、イギリスがシェンゲン条約の適用国ではないため、EU内からの移動であっても、パスポートチェックを行います。

チケットを購入し(これが高い)、まずはEU出国のイミグレーションです。こちら難なく通過。そして、次に現れたのが、イギリスのイミグレーションでした。沢木耕太郎氏の時代には、ドーバーでチェックを行ったという記述があります。そこでは、中東系の旅行者が書類の不備などで追い返されたとありますし、沢木氏も非常に時間のかかるチェックを行われました。

ワタクシにも本日の宿泊所の名前と、職業をきかれ、帰りのチケットも確認されました。e-ticketの写しはキャリーバッグの中にあり、ちょっと面倒でしたが。

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<出入国スタンプ>PowerShot

右がEUの出国スタンプ。左がイギリスの入国スタンプです。ちなみに、イギリスは出国時にパスポートチェックはありますが、スタンプは押されません。アメリカと同じですね。

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<フェリーのチケット>GR DIGITAL

これで無事に船上の人となるはずですが、なんといっても巨大な船です。船にはバスで向かうのでした。

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<巨大な昇降口>K-7/DA16-50mm

中はスロープになっていたので重い荷物を抱えずに済みました。

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<売店>K-7/DA16-50mm

船内はひとり用のソファーを並べたような区画と、丸テーブルが点在するラウンジのような区画に分かれてました。まあ、基本どこにいても構わないのですが。

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<ホワイトクリフ>K-7/DA16-50mm

フェリーは2時間程度でドーバーに到着です。

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<再びスロープ>K-7/DA16-50mm

ここを通って外に出る人は少なかったです。ほとんどがマイカーあるいは輸送用のトラックなどでやってきているようでした。

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<無料バス>K-7/DA16-50mm

そして、港の外に出るには徒歩というわけではなく、こちらを利用します。

港の外からは、地元のバスで、ドーバー・プライオリー駅まで向かうのでした。

ちなみに、このルート(パリーカレーードーバー)で最も安上がりなのは、沢木さんが利用した国際バス(おそらくEurolines)でしょう。最も高いのはドーバートンネルを使うユーロスターでしょう。ユーロスターの場合、パリ北駅にEUとイギリスのイミグレーションがあります。

そして、フランスからイギリスに向かう船のルートはダンケルク、ルアーブル、サンマロなどいくつものルートがあります。自分の場合は沢木ルートとして、カレーードーバー以外は考えらえませんでしたが。

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2021年11月 5日 (金)

SUBWAYのめんどくさいサンドイッチ

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<レンヌ駅>K-7/DA16-50mm

こんな列車で、サンマロというところに日帰りしました。

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<漁師>K-7/DA16-50mm

そこは海辺の町で、旧市街が素敵らしい。らしいというのは、ほとんどガイドブックを開かずに散策してしまったから。

どうも、駅を出てから道をひとつ間違えたらしいです。

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<牡蠣>K-7/DA16-50mm

こういうものもあります。季節は夏の8月。あちらでは「牡蠣はRの付く月以外は食べてはいけない」といわれていますが、août(8月)でも水揚げされてますし、モンサンミッシェルでは生牡蠣を提供してました。各地でもオイスターバーはありましたね。

食べてみたいですが我慢だな。

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<陸揚げされたボート>K-7/DA16-50mm

彷徨っておりましたが、わからないなりにまあ、楽しめました。さあ、レンヌに戻ろうか。でも、昼食がまだだな。

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<SUBWAY>GR DIGITAL

駅前に戻り、レンヌ行きのチケットを購入したものの、1時間待ちです。ちょうど駅前にサンドイッチのSUBWAY(以下カタカナ表記です)があり、ここで軽く食べていくことにしました。

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<ハムチーズサンド>GR DIGITAL

あちらでは、飲み物を頼まないと人間じゃないような目で見られますので、PESCA(ぺスカ)と呼ばれるほのかに桃の味のするリプトンのお茶のペットを付けました。

でも、こんなので6.2ユーロします。

サブウェイですから、パンはバゲットではなく柔らかいです。果たして、これがフランス人に受け入れられるのでしょうか。

わたしゃ、近くにこの店がないので入ったこともありませんでしたが、名称のSUBWAYとはこのパンの形が潜水艦型(Submarine Sandwich)を客の好み(Your way)で提供することから付けられたとのことです。決して地下鉄ではなかったんですね。

従って、パンの種類とサイズ、ドレッシングと呼ばれる調味料を好きなように選べるのでした。

しかし、この店舗ではどれと選んだ記憶がないです。

なんでも、アメリカのサンドイッチは同じように客の選択肢がいろいろあって、注文が面倒らしいですけど。

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<ジョージタウン>KP/DA18-50mm

サブウェイは経営が苦しく店舗を縮小しているような話が数年前にありましたが。それは日本だけなのかな。

それでも、世界でサブウェイは結構見ております。

ジョージタウンではペナン通りにかつての市電の線路が残るところがあります。画像の右手の建物に、サブウェイが入っていました。写真がなくてすいません。

もちろん、ペナンですから、わざわざアメリカ生まれのサンドイッチを食べる必要がないので、店舗にすら足を踏み入れておりませんが。

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<カンタベリー大聖堂>K-7/DA16-50mm

この厳かな町にもサブウェイはありました。

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<イギリスのサンドイッチ>GR DIGITAL

本家イギリスのサンドイッチはいわゆる食パンの耳を落としたタイプですね。

あのサブマリンサンドイッチが受け入れられるのか。苦戦していると思いますね。

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<こりゃだめだ>K-7/DA16-50mm

だって、こんなことをやって集客しているくらいですから。

ちなみに、サンマロのサブウェイ、トイレを借りると4桁の暗証番号を教えられました。ワタクシがドアを開けると、それまで我慢していた人が数名立ち上がったでございます。

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2021年7月 3日 (土)

パリのユニクロ

Pari02

<宣伝車>MZ-3/FA35mm

久々のモノクロ写真です。しかも、ネガフィルムをスキャンしたものです。

当時、一眼レフはまだデジタルではなく、手持ちのリバーサルフィルムが切れて予備で持っていったNeopanだったかTry-Xだったかを仕方なく詰めたもの。

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<ノートルダム寺院>MZ-3/FA35mm

今や焼け落ちたノートルダム寺院も健在でした。ただし、観光客がものすごくいて中には入れませんでした。ま、以前入ったことはあるので良しとしたのですね。

チュニジア帰りのパリ最終日。せっかくだからとエッフェル塔に登るかと出かけたものの、これまた長蛇の列で諦めました。ここも徒歩で第一展望台まで登ったことがあるので、結局はパリの下町散歩となったのですが。

そんな時に突如現れたカタカナ4文字の特徴あるロゴのトラック。

確か、ユニクロの海外出店第一号がパリだったと記憶してます。その後、行く先々でユニクロが出現するのですが。でも、ジョージタウン郊外やウドンタニにまで進出するとは思わなかったですけど。

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<凱旋門>K-7/DA16-50mm

そのユニクロが矢面に立たされています。

新疆ウイグル自治区で生産する木綿が強制労働によるものであるからとして。

深掘りするとコスト削減のために海外進出したことが発展途上国の第一次産業従事者を少なくしてしまい、マングローブが後退したり、森林が破壊されたりする…とある研究者からききました。

でも、ファーストリテイリングだけの話じゃなくて、海外進出した企業すべてにかかわってくる問題だとは思います。

別にわたしゃ、ユニクロの関係者でもないし、擁護しようとも思ってませんが。

ともかく欧米の首脳部の思考はひとつ「これ」と決めたら突き進む傾向がありますね。

ひとつは電気自動車(EV)もかなりひどい。あれは、ヨーロッパの自動車メーカーが燃費競争ではどうやっても日本のメーカーに勝てないから打ち出したもので、それをCO2排出ゼロと無理やりリンクさせてます。すべての自動車が電気だけで販売されるようになったら、電力生産が追い付かないのはわかっている話です。

ひとつはコロナ対策ですね。ワクチン接種が進んだからといって、マスク不要。指定された海外に地域へ渡航可能。さらには大規模イベント(EURO2021)で感染再拡大とか。頭悪いんじゃないのと思っちゃいますよ。

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2018年7月17日 (火)

ワールドカップで国民はひとつになるか?

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<ノートルダム大聖堂>K-7/DA16-50mm

1か月にわたるFIFAワールドカップが終わりました。ベルギー押しでしたが、優勝はフランス。決勝も判官びいきといいましょうか小国のクロアチアを密かに応援していましたが、やっぱり総合力ではフランスなんでしょう。

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<凱旋門>K-7/DA16-50mm

フランスの優勝は自国開催だった1998年フランス大会以来20年ぶりです。20年ぶりともなるとフランス国民は大熱狂だったようで、シャンゼリゼ通りに暴徒が現れたとか伝えられています。

でも、20年なんてまだいいんですよ。5回も優勝しているブラジルなんか1970年の優勝から次は1994年の24年というスパンでしたし、イタリアが3回目の優勝を決めたのは44年ぶりでした。

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<モンサンミッシェル>K-7/DA16-50mm

それどころか、優勝にたどり着けない国もあるし、ワールドカップに出場したことのない国の方がたくさんあります。

フランス国民の皆様、しばしの間はこの優勝を楽しんでくださいませ。

それにしても現フランス代表のメンバー、移民二世、三世が多いですね。というか、圧倒的にブラックアフリカ系の方が多いです。

1998年の代表はジダン(アルジェリア系、ベルベル人)とあと数名がブラックアフリカ系でしたけど、ノルマン人あたりのメンバーの方が圧倒的に多かったです。

ま、ブラックアフリカ系の方が身体能力、運動機能に優れているともいえますが、確実にフランス社会では移民の割合が高まってきているんじゃないすかね。

ドイツ代表にもトルコ系やアフリカ系の選手がいますし。

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<シャルル・ドゴール>K-7/DA16-50mm

フランス国民は先の大統領選で極右勢力にノーを突き付け、移民にも寛容な立場を打ち出したわけですが、数年前にはパリで何度かISのものと思われるテロが起きました。

また、近頃では肉屋を襲う事件なども起こっています。

ドイツと共にEUを維持していく国なんですが、国内では反EU、反移民といった極右勢力がじわじわ台頭してきています。移民が増えていくごとに国内ではモスクがたくさんできたりしていますが、はっきりと極右の立場を明確にしていない人もそういう状況を嫌っているような報道もありますね。

このワールドカップの優勝をきっかけに国がまとまっていくといいのですが、それとこれとは違うような気がしますね。

ま、ワタクシ的には旅行者としてできるだけ安全に過ごせる環境であってほしいです。テロなどもっての外です。

てなことで、マクロン様これからもよろしくお願いしますよ。

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2018年4月25日 (水)

パリ下町ホテル

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<パリ、凱旋門下>K-7/DA16-50mm

ネタがないものですから過去の画像から何とか話題をでっち上げています。少なくともあと3か月はこれが続きますので、ご容赦ください。

雨上がりのパリ、凱旋門下にある、無名戦士の墓です。どういう戦争の犠牲者かというと、すぐそばにプレートがありました。第一次世界大戦、第二次世界大戦はもとより、200年近く前の戦争あたりから克明に提示してあります。

とまあ、この辺りは表舞台のパリですね。観光客もたくさんいますし、パリジャン、パリジェンヌもいます。

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<パキスタン料理店>K-7/DA16-50mm

ここも同じくパリです。画像はパキスタン料理店ですが、アラブ料理、トルコ料理、インド料理とあまりフランスとは関係なさそうな店がずらっと並びます。

それでもここはパリの中心部にほど近いパリ北駅とパリ東駅近くです。道行く人もエスニックな人たちばかりで、フランス人もちょっとうらぶれたようなたたずまいの人が多いですね。

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<うらぶれた部屋>GR DIGITAL

上の画像からひとつ通りを入ったところにあったのが、ワタクシが2014年に泊まったホテルです。Hotel D'Amiens。カタカナに直すと「ホテルダミアン」。定冠詞が付くので地名のアミアンのホテルということになりますか。映画「オーメン」じゃありませんよ(古っ!)。

いちお、Agodaで予約しました。その中でもかなり低価格な部類です。1泊6500円くらいでしょうか。

うらぶれたフロントでしたが、きちんと正装したホテルマンが出迎えてくれます。英語で意思疎通もできます。エレベーターもありましたね。結構高い階に部屋はありました。

でも、狭いですね。殺風景な部屋です。窓を開け放っているのがお判りでしょうか。エアコンがありません。代わりにあるのが新しいタイプの扇風機ですね。パリは虫がいないし、大気汚染もひどくないので窓を開けていても大丈夫です。

撮影している側の背後にはデスクがありました。

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<洗面所とトイレ>GR DIGITAL

カーテンの仕切りがある部分はシャワーのブースです。パリのホテルはバスタブはほぼありませんね。仕切りがしっかりあるのでトイレ方面は水浸しになりません。でも、ビデはありませんでした。

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<石鹸類>GR DIGITAL

薄い石鹸とパックされたシャンプーが2つずつ。狭い部屋ですがやっぱり2名まで泊まれると。グラスも置いてなくて、プラスチックのコップです。

思いきり質を落とした作りですが、パリのホテルは星のあるなしや星のランクできちんと基準があります。ここも確か星がひとつは付いていたと思います。

洗面台ですが、お湯と水のコックがあり、客の好みの温度でひとつの蛇口から調節された温度の水またはお湯が出ることが基準のひとつです。それも24時間常時というものです。

この他部屋には天井近くに小さいテレビがありました。ベッドで見るしかないというものですが、テレビのあるなしは星の基準に関係ありません。

シャワーまたはバスタブのあるなしもホテル全体の部屋のパーセンテージで決まるようで、二つ星であっても共同シャワー、共同トイレという場合もあり得ます。

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<ビュフェ>GR DIGITAL

朝食付きなんですね。まあ、フランス人にしてみたらタダみたいなサービスかも。

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<朝食>GR DIGITAL

パンもクロワッサンとバゲット。選択自由です。肉類はなし。チーズとヨーグルトはありました。コーヒーまたは自分で作るティーバッグの紅茶とジュース。紅茶にすると自分で給湯器のお湯を注ぎ、味気ないです。コーヒーも自分で入れますが、かなり濃いエクスプレスが基本であとは暖められたミルクの分量を好きなだけ足すことができます。コーヒーがおススメでしょう。

いちいち部屋のチェックはなかったです。

こんな内容でも、外で食べると500円以上しますからありがたいですね。チーズとヨーグルトは多分付かないし。

このホテルのオーナーはアミアン出身なのかもしれません。パリ北駅からはアミアン方面の列車が発着します。でも、従業員は移民や出稼ぎみたいでした。

ある夕方部屋に戻ると清掃中で、それがアフリカ系のおばさんでした。しばらくかかるようなのでまた外出しましたが。

タイの地方ホテルとそんなに内容は変わらない気もしますが、料金はさすがに倍以上しますね。

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2018年4月22日 (日)

レンヌ駅前ホテル

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<レンヌ>K-7/DA16-50mm

すでにヨーロッパに行って4年が経ちました。その時は沢木耕太郎氏の足跡を追うために、ドーバー海峡をフェリーで渡りましたが、最初の宿泊地がレンヌでした。

ついでといってはなんですが、ここを基点にモンサンミッシェルも見てやろうと思い、シャルルドゴール国際空港から一気にやって来たのです。

直行便だったら疲れ果てていてそこまでしなかったと思います。エバー航空の乗り継ぎ便でぐっすり眠っていたのでできたことかもしれません。

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<客室>GR DIGITAL

泊ったのはHotel Campanille Renne Centreというところでした。レンヌ駅前にあるはずですが、駅前が工事中で様子がよくわかりませんでした。数名にたずねて何とかたどり着きました。

でも、ホテルの看板を見ると名前が2つあるんです。これには参りましたが、意を決して入ります。印刷したバウチャーを見せます。まったく問題ありませんでしたが。

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<デスク等>GR DIGITAL

小さいホテルですがチェーン展開しているようでした。でも、エレベーターはなく階段を上ります。

あまり広い部屋ではありません。ベッドだけはダブルでした。一概にヨーロッパのホテルはシングルの概念がなく、ひとりであろうがふたりであろうが室料は変わりません。1泊あたり8000円弱でしょうか。

ま、ビジネスホテルですね。

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<浴室>GR DIGITAL

それでも清潔感は保たれていますね。

バスタブはなくシャワーです。そしてフランスのホテルにはなくてはならないアレ、ビデがありません。

極端な話、トイレもシャワーもない部屋でも、ビデだけはあるというのがフランス式なんですが、ありません。ま、わたしゃフランス人じゃないのでなくても全然困らないのですが、フランス人にとってはどうなんでしょうかね。

でも、ビデは結構場所を取りますから、無駄なものは省いてしまおうということでしょうか。

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<非ロール紙>GR DIGITAL

トイレットペーパーがロール紙ではありません。引っ張り出すと、ティッシュくらいのサイズのものが出てきます。右側のものは便座用のシートであったか、エチケット袋だったか。もう忘れてしましましたが。

結構この手のペーパーはありますね。考えようによってはティッシュ代わりに使えるので便利かもしれません。

こういうものだけでなく、フランスのものは我々が日常に使うものでも思考的に違うものが多いです。テレビのリモコンも、メインスイッチがあったりよくわからないものが多いです。

ところで部屋にはヒーターはあったのですが、エアコンはありませんでした。夏でもそんなに暑くならないということでしょうが、異常気象の時は辛いですよ。2009年のストラスブールの時は異常気象でエアコンのない部屋で悶々としたものです。

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2017年6月30日 (金)

パリでインド料理

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<ユーロ紙幣>GR DIGITAL

ヨーロッパは物価が高いです。それでもユーロ導入前はそれほどでもないという感じがしたものですが。導入後、一気に物価が上がりました。それぞれの国で物価が異なるものをひとつの通貨で統一する。そこは無理があるってものです。

フランスはホテルが安く食費は高いといわれています。イギリスはその逆。でも、最近はどちらも高騰してます。5ユーロ紙幣が見えますが、これでも1000円近くします。

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<パパド>GR DIGITAL

ナシオンの近くにインド料理屋がありました。タイ料理もどきに続き、エスニック料理となりますが、フランスのインド料理の実力を調査することにします。

インドでは高級レストランでしかあり得ない白いテーブルクロスです。まずは水とパパドが置かれました。客はそこそこ入り、インド人もいます。

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<ラッシー>GR DIGITAL

飲み物はラッシーです。やや薄いですが、味はいいです。

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<シークケバブ>GR DIGITAL

ヨーグルトにつけたミンチ肉を串に刺し、タンドリー窯で焼いたものです。各種スパイスが混じっていて美味いです。

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<チャトニ>GR DIGITAL

チャトニも出されました。ワタクシ、この時点でインドに2回行っているのですが、まだこのチャトニの使い方をよくわかっていませんでした。肉にちょっとつけてみましたが、すぐに下げられてしまいました。

南インドではチャトニをティファンなどにつけて味わうのですが、肉にも同じようにつけるのかわかりません。とはいえ、これが出るということは本格的ということです。

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<魚カリー>GR DIGITAL

まろやかです。肉を前菜にしたので、魚がメインです。ちなみに店名はパンジャブというところです。

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<ナーン>GR DIGITAL

まだ、ライスを手で食べることには抵抗があったので、ロティにします。

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<ピラフ風ライス>GR DIGITAL

ところが、こんなご飯が付いてきてしまいました。とても食べ切れません。ナーンは食べきりましたが、ライスは半分ほどでギブアップです。

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<ソルベ>GR DIGITAL

まあ、インドにもシャーベットはあるでしょうが、完全にフランスのデセール(デザート)ですね。

Pari24

<お勘定>GR DIGITAL

こういうところからもろインドでございます。

まあ、考えてみれば、インド料理をインド人以外で作っていたらフランス人でなくとも「えっ?」となるでしょう。

東南アジアの料理だったら、範囲を東アジアに広げても奴らには区別できますまい。

フランスもわずかではありますが、インドに植民地を持っていましたから、インドから直でインド料理が入り込んできたと思われます。

イギリスはもっと多くのインド料理店がありますよ。

ちなみにこの店ではインド人客も手食いをしていませんでした。料金は25ユーロほど。まあ、妥当かも。本国では半額以下のはずですけど。

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2017年6月25日 (日)

パリでタイ料理

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<パリ・ノートルダム大聖堂>GR DIGITAL

やっぱりフィルムカメラ時代、パリを訪れたことがあります。それも2回。2009年の夏、チュニジアの帰りにフランスでストップオーバーしました。

数日というのももったいないので、パリとストラスブールで1週間を費やしました。フィルムはたっぷり持っていましたが、翌年スキャナーが壊れ、フランスでのリバーサル写真がデジタル化しておりません。

そのせいもあってか、ついにデジタル一眼レフに手を出すことになるのですが。

しかし、GR DIGITALは持っていましたので、こんな写真も撮ることができました。解像度が全然違いますよ。

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<えびせん>GR DIGITAL

パリの宿はナシオンというところでした。シャルルドゴールからRER(近郊線)とメトロを乗り継ぎナシオンに到着します。ここからはタクシーを利用しました。

夕食は近くになぜかタイ料理店があったのでここにしてみました。店主はタイ人っぽいんですが、なぜか突き出しがえびせんです。タイでもえびせんはあるんでしょうが、タイの食堂でえびせんを出されたことがありません。

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<トムヤムクン>GR DIGITAL

頼んだのはトムヤムスープと肉と野菜の炒め物です。タイでありがちなのは、炒め物が来てからスープが来るなどルールがあってないようなものですが、さすがにフレンチの国ですから、スープだけが先に来ます。

一口。「まったく辛くない」

そうなんです。メニューにはスパイシー印も付いていたと思いますが、色はともかく唐辛子をほとんど使っていないのではと思います。

パクチーは散らしてありますが、コブミカンの葉、レモングラス、極小ナス、なども使われていないのではないでしょうか。また、ココナッツミルクも入っていないようです。

ま、不味くはないですがタイ料理じゃありませんね。まあ、各種スパイスが簡単には手に入らないでしょうから、厳しいんでしょうね。

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<見た目は赤い>GR DIGITAL

ここでご飯も登場です。

タイにはほぼ毎年行ってます。タイ料理もそれなりに食べました。画像を見れば名前がわからなくとも、「ああ、あの料理」くらいは反応できます。

でも、見てください。これなんなんでしょうね。よって、料理名不明です。もう一度繰り返しますが、不味くはないけどタイ料理じゃありませんね。

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<ここだけフレンチ>GR DIGITAL

これまたなんだったか忘れてしまいましたが、カップごとオーブンで焼いたデザートです。中にはりんごあたりが入っていたのではないかと。

これで20ユーロくらいしたんじゃないでしょうか。ま、他でフレンチを食べるよりは安いですが。

移民問題に敏感になってきたフランスですが、タイ人のコミュニティがあるのかどうか。ひとついえるのが、ベトナムからの移住者は確実にいるということです。

ベトナム人が中華をやっていたり、日本料理もどきをやっていたりします。だったら、タイ料理もやっているケースがあってもおかしくないのでは。パクチーもあるでしょうし。

あー、やっぱりフランス料理にしておけばよかったぜ。

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2017年6月 4日 (日)

SNCFのter

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<刻印機>K-7/DA16-50mm

意味不明なタイトルですいません。

SNCFというのはフランス国鉄のことです。SNCFの中では圧倒的にTGVの料金が高く、その他はローカル線になります。10年くらい前はTGV路線が途切れているところもかなりあって、インターシティの座席指定、コライユと呼ばれる急行などの追加料金を払う列車もかなりありました。

ちなみにコライユとはインドのメイルに相当する列車なのではないかと思っています。元々は郵便車に客車をつけたもので、長距離を走る列車ですね。

座席指定し混雑を避ける移動。理想ですね。TGVだとひと乗り軽く1万円を越えてしまうので、そのような列車があれば喜んで乗車します。

しかし、TGVがかなりのローカル路線まで乗り入れるようになって、急行に相当する列車が姿を消しつつあります。これは辛いです。普通列車があるのかというと極端に少なく、結局はTGVを使うことになりますから。

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<ter>K-7/DA16-50mm

直訳すると、「地域圏急行輸送」。追加料金不要の普通列車に相当します。パリとイルドフランスとか、ブルターニュ県内など、比較的短距離を走ります。

まあ、普通はこれで移動することになります。

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<座席>K-7/DA16-50mm

車内はこんな感じです。清潔です。どこにでも座れますし、トイレも完備です。やや狭いですがかなりいい椅子を使用しています。平日の昼間などほとんど乗客がいませんから、2座席独占も可能です。

椅子には金をかけていますが、向きを変えることはできません。ただ、このような車両の中に、数ヶ所座席が向かい合うボックス席のようなところがあります。そこを使えるのがベストですね。

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<インターシティ>K-7/DA16-50mm

コレイユが姿を消しつつあると書きましたが、それでも車両は残っているので、terが走っている区間でインターシティとして走っていました。

追加料金不要で、terと同額でした。パリ北駅-アミアンの往復は行きがterで帰りがインターシティでした。

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<車内>K-7/DA16-50mm

やはり、急行用として作られた車両ですから、terよりも1クラス上に相当する椅子を使っています。折りたたみ式のテーブルも座席の背に埋め込まれています。

料金は同じですから、見つけたらやはりこちらに乗りたいですね。

terもインターシティももちろんエアコンが付き、快適です。微妙に窓も開きます。ただ、駅には物売りがいないんですね。たまに、車内販売が通ることはありますが。

駅弁がないっていうのも寂しいですよね。駅のキオスクなどに行けば、パック入りのサンドイッチなどはありますが。

レンヌ-サンマロ、14.6ユーロ。1時間かかりません。
パリ北-アミアン、22.2ユーロ。1時間半。
パリ東-プロヴァン、11.2ユーロ。非電化、一部単線で2時間くらいでしたか。
往復料金にすると少しは安くなるんでしょうかね。高いなと思いましたが、このあとに訪れたイングランドはさらに高額でした。

勘弁してよ。

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