カテゴリー「201008 Jawa & Bali」の37件の記事

2011年2月11日 (金)

テイスティングメニュー

バリから日本に帰る直前、ネカ美術館を訪れ、すぐ近くのTropical Baleというカフェで昼食を取ってきた。ここは以前にも訪れていて、見事な田園風景を望むことのできるところとして、ガイドブックにも載っていた。当時の名前は、ただのTropicalだったのだが、ちょっと長くなっていた。

しかし、値段は高騰していたのである。高級感が増したといっても良い。だが、帰国直前ということもあり、フトコロ事情があまり豊かではないので、もっともリーズナブルなものを頼むことにする。それがテイスティングメニューというものであった。

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<トロピカル・ミントジュレップ>GR DIGITAL

テイスティングメニューとは、メニュー表に書かれた説明によれば、世界各国の料理を少しずつ味わってもらうというコンセプトであった。飲み物は、選ぶことが可能。あとはどんどん運ばれる。

ミント・ジュレップならば、ミントを入れたウィスキーなのだが、ここではウィスキーではなくアイスティーにミントを多量にぶち込んだもの。元々ミントの産地ではないと思うので、モロッコのミント茶のように強烈ではなかったが、まあまあいけます。

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<まずはパン>GR DIGITAL

バターロール風とバゲットが登場。これに、野菜を刻んだものをのせるという、イタリアのブルスケッタ風の食べ方らしい。パンはウブドの西洋レストランで出てくるちょっと情けない大きさの丸パンと異なり、しっかりした味でいい職人が作ったことがわかる。

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<ベトナム風春巻き>GR DIGITAL

皿が凝ってますね。量が少ないという声が聞こえそうですが、これぞテイスティングメニューなのである。世界各地の味を少しずつなのだ。

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<各国料理セット>GR DIGITAL

次は、まとめて持ってこられた。左からベトナム代表、生春巻き。真ん中、インドネシア・マレーシア代表、チキンサテ。右、日本代表、飛び子のせ巻き寿司。この場合寿司はなくても良い気もするが、日本人限定のメニューではないのでまあ我慢する。春巻きも2種類なくても良いのだが。

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<もうデザート>GR DIGITAL

ミントの葉がのせられたイチゴのフランベ。またはソルベか。あらまあ、もうデザートかという感じもしたのだが。

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<海鮮ラクサ>GR DIGITAL

また、メインが出てきた。こりゃなんだと思ったら、ラクサなんだそうで。具のシーフードはまあまあ美味しい。

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<クラゲのデザート>GR DIGITAL

もしかするとクラゲじゃなくて、キノコだったかも知れない。イチゴとももの味がほのかにする。これまたシャーベット風のデザートで終了。

一皿が少なく、食べたような食べなかったような。こういう食べ方って、満腹感はないものの、確実に満腹になっているものなんですよね。料金は12万ルピア。ウブドの中級レストランでの夕食では、この値段でかなり豪華な夕食が食べられる料金でした。

ええ、長々とやってきた、ジャワ&バリレポートですが、これで終了します。まだ、お見せできる写真も数多いのですが、また別の機会に。つなぎの記事でちょこっと登場することもあるでしょう。これからは、マレー半島縦断の記事に専念します。

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2011年2月 3日 (木)

ネカって誰?

ウブド滞在最終日、ちょっと離れたネカ美術館に出かけた。ウブド6日目ともなると、やることも少なくなってきていた。この前日から自転車を借りていたので、出かける気になっていたのだ。

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<ネカ美術館>K7/Sigma20

ネカ美術館はウブドから5kmほど離れたところにある。しかし、かなりきつい上り坂である。はっきりいって、もう少し離れたところにある、プリアタンという村に行く方が楽である。いくらギアがたくさんついているマウンテンバイクでも、メンテナンスが悪く、ほとんど使えないギアばかりなので、きつくなったら、自転車を降りて押す。何もオリンピック選手じゃないし。

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<スケッチする案内人>K7/Sigma20

ようやくたどり着いたネカ美術館。ところで、ネカとは、人物の名前である。バリの絵画コレクター、ステジャ・ネカという人物が作った私設美術館である。ウブドのメインストリートには、ネカ・ギャラリーがある。

館内にはもちろん美術品も多数あるのだが、なぜかネカ氏のフィギュアのようなものが置いてある。出たがりなんだろうか。

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<ネカ氏のフィギュア>K7/Sigma20

この他にも、ネカ氏が来日した時の写真、海外のVIPがここを訪れた時にネカ氏と握手をしている写真など多数が飾られている。

ま、それはいいとして、バリの美術館はここの他にもいくつかあるが、展示館は東南アジアの建物っぽく、屋根と柱だけだったり、窓が大きく開いていてあまり空調も効かせていなかったりという状態のところも。美術品が傷まないのか。

ところで、個人的な趣味では旅先ではあまり美術館や博物館には入ることはない。時間がもったいないこともあるが、要は写真を撮っていたいのである。このようなミュージアムではショルダーバッグやリュックは持ち込めないこともよくあるし、とにかく不自由なのである。

なので、いつしかこうしたところへはあまり行かなくなってしまった。パリを複数回訪れているものの、ついぞルーブルもオルセーも訪れたことはない。まあ、混雑していることもあるけど。

一応、バリの美術館では荷物チェックや荷物預けはないです。ネカ美術館では、絵画よりも展示室IIIのロバート・A・コークという人のモノクローム写真が気に入りました。20世紀中頃のバリが紹介されていて、人々は西洋文明とは無縁状態な頃の写真です。

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2011年1月29日 (土)

ウブドの木登り競争~オークション

ウブドでの独立記念日の式典の中で、土地柄というかかなりひなびた感じのイベントがあったので紹介します。

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<インドネシア式整列>K7/FA35

大人が号令をかけると集まりだした少年たち。いずれも上半身裸。

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<スタート>K7/FA35

整列後さらに号令がかかり走り出す。その先には…。

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<木登り開始>GR1s/GR28/RDPIII

全長10mくらいの木が立てられていた。しかも、表面は皮がそぎ落とされ、枝もなくまっすぐ。また、この木にはオイルが塗られていて、大変に登りにくくなっている。

それまで気づかなかったが、木はもう1本立っていて、こちらはいいおっさんたちが少年同様に上半身裸になり、同じようによじ登ろうとしている。ルールとしては、木の上に引っかけてある、いろいろなものをすべて取り去った方が勝ちというものらしい。

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<大人チーム>K7/FA35

これをひとりの力で登ろうとしても、オイルでなかなかうまくいくはずもなく、チーム力を結集させて、人間ピラミッドのように土台を作り、その上に登ることを繰り返し、ようやく獲物にたどり着く。

こういうことに関してはやはり年長者は知恵があり、ぐんぐんと登っていった。一方子供チームには大人の参謀がついて、ああしろこうしろと知恵を授けるのだ。子供チームもかなりいい線行っていたようだが、ここは大人チームが余裕を見せてがんがん行かなかったためか、わずかに早くすべてを取り去った模様。

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<その後のオークション>K7/FA35

この木登り競争は、観客からもかなりの盛り上がりを見せていたのだが、終了後、つり下げられていたものがオークションにかけられていたからのようだった。

こうした単純なものは、通りすがりの外国人旅行者にもわかりやすい。

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2011年1月25日 (火)

運転免許あるのかな

我々が外国でレンタカーを借りる場合、日本の運転免許とJFAで発行する国際運転免許が必要ということになっていますが、インドネシアではその国際運転免許があってもなくても関係ないそうです。つまりは、日本の運転免許があれば借りることができるそうで。なんでも、インドネシアがこの国際運転免許の取り決めに関する条約を結んでいないためだそうで、結構怖いところがありますね。

まあ、タイなどでも国際運転免許があろうがなかろうが、バイクのレンタルなどは比較的簡単にできるのだそうですが。

で、話はウブドで行われた独立記念式典に戻ります。場所はウブドのサッカー場。サッカー場とは便宜的にガイドブックでそう呼んでいるみたいで、まるで整地されていない広い草地。まあ、十分にサッカーのコートは収まるサイズですけど。ここで、いろいろなイベントが行われ、ウブド近辺の小中高校から児童生徒が集まってくるわけです。鼓笛隊だったり、集団でのマスゲームのようなものだったり。

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<送迎用のトラック>K7/FA35

そんな彼らも、イベント終了とともに帰りにつきますが、ほとんどはウブドまで集団送迎なので、こんなトラックの荷台に満載されて帰りにつきます。ところが…。

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<バイクの中学生>K7/FA35

トラック送迎ほど遠距離ではないが、歩いて帰るほど近くはないといった感じの生徒諸君はバイクでお帰り。まあ、バイクを買えるほどのお金があるってことなんでしょうけど。それにしても、制服を着ているところからすると、どう見ても中学生。このあたりはどうなっているのか。

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<バイクの小学生>K7/FA35

ま、この人などはちょっと見体格も良いので、中学生くらいに見えないこともないが、体操服ですし、さっきのトラック送迎の小学生の一団と思って良いでしょう。小学生でバイクですよ。

ま、画像はこれきりなんですが、2006年にバリ島を訪れた時、ブサキ寺院へのツアーに参加した折、かなり山間部でしたが、学校帰りの小学生集団が半分くらいはバイクに乗って帰っていったのを目撃しました。いずれも、男子で上の画像の彼女よりもぐっと低学年風に見えた。

この時、ツアー参加していたオーストラリア人と思わず顔を見合わせ、「子供なのにいいんかい!」と、目が点になったものです。

バリ島も海岸部を除けば、坂の多いところだし、自転車じゃちょっときついですよ。でも、平然とバイクに乗っているということは、運転免許などはないんだろうなあと思います。ただ、所有者はきちんとしているようで、いずれもナンバープレート付きでしたけど。

あと、ナポリの裏町からメインストリートに出るところで、ばりばりのライダー風の小学生が運転するバイクも目撃したことあります。

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2011年1月22日 (土)

主役は君たちでしょ

インドネシアの独立は1945年8月17日。2006年にも、バリ島とロンボク島を訪れていたが、独立記念日を前に帰国することになった。だが、独立記念日を前に各地ではそのリハーサルに余念がないようだった。ウブドでもパレードの練習が行われていたほどである。

この夏の日程には独立記念日が含まれていた。16日にはウブドのサッカー場で大がかりなリハーサルが行われていたほどである。この行事には、鼓笛隊演奏、ブラスバンド演奏、オペラのような劇などの学校の部活や課外授業の延長のような活動と、民間レベルの木登り競争、オークション、エアロビクスなどのエンターテイメントまでが含まれる。

まあ、いろいろあり、外国人対象のよくわからないインタビューまで受けてしまったほどだが、ジャカルタで行われているであろう、軍事パレードを頂点とすれば、ここウブドでは子供から老人までがみんなで楽しみ、独立を祝う雰囲気が漂っていた。

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<国旗掲揚隊>K7/FA35

そんな中でも主役はやはり彼ら。おそらく近隣の高校から選ばれたエリートたちである。彼らの役目は、式典の始めにインドネシア国旗を掲揚することと、終わりに国旗を降ろすこと。

前日のリハーサルでは緊張感もほとんど感じられず、だらだらした動きに見えたが、さすがにこの日はぴしっとしたものである。

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<国旗掲揚>K7/FA35

後ろでは、ウブドを管轄する軍のお偉いさんが敬礼で見守っている。この日のために練習を重ねた成果が発揮されるというものだ。

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<みなぎる緊張感>K7/FA50

彼らが行進している間は、警官と軍の人間が車道に出ることを規制していて、こちらは歩道ぎりぎりに立ち、彼らの表情を狙うことになる。みんないい表情してますね。メイクもばっちりだぜ。

この写真の彼女などは、リハーサルの時にはかなり素のままでした。カメラが気になっていたようですが、やはり本番は違う。ちなみに「ウブドの可愛い子ちゃんを探せ」のエントリーでも登場するんですが、わかるかな。

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<指導していた軍人>K7/FA50

国旗が降ろされる時、振り返ると彼らを指導していた軍人が敬礼していた。彼も感無量なのでは。

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<式典終了後>K7/FA35

式典は終了。彼らも、旗を納めたあと戻ってきて、軍関係者と全員が握手。このあと、記念撮影をしていました。

その他のイベントについてはまた後日。

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2011年1月13日 (木)

やっぱゴハンの国だもの

ええ、インドネシア編、続きをやります。早いところ終わらせてしまいたいのが本音ですが。

インドネシアは人口2億強を抱える世界一イスラム教徒の多い国。たまたま訪れた最中に断食月ラマダンにさしかかりましたが、日中の断食を行うかどうかにかかわらず、日が沈んでからは食事をしますね。そして、インドネシアは稲作が根付いています。そこで、本日は米を使った料理の紹介です。

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<ナシゴレン>GR DIGITAL

「ナシ」がご飯で、「ゴレン」が炒める。インドネシアでもマレーシアでも言葉は同じです。インドネシア式の炒飯です。だいたいにおいて、副菜として野菜が付け加えられます。また、エビせんべいが必ず付きます。

エビせんべいはインドネシア人の食事には欠かせないもので、レストランや食堂のテーブルなどに袋ごと置かれています。これは、自由にどうぞというわけではなく、いくつ食べたか自己申告制で会計に付け加えられます。インドネシア人はエビせんべい大好きだから、ナシゴレンでなくても、食べます。麺料理でも食べます。麺を頼むとあらかじめエビせんべいが投入されているものもあるくらい。

ナシゴレンはインドネシア式炒飯と書きました。もちろん油で炒めてありますが、サンバルという唐辛子ベースの調味料を加えてあり、スパイシーな仕上がりです。サンバルはマレーシアでも使われますが、日本人にとって辛すぎて食べられないということはないと思います。辛い物好きな人には、適度な辛さなのではないかと思います。

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<ナシルマ>GR DIGITAL

ご飯をココナッツミルクで炊き込んだ料理。ご飯そのものとおかずがいくつか付いたものをナシチャンプルと呼びますが、そのバリエーションのひとつでしょう。マレーシアにも同様のものがありますが、ナシチャンプルとは呼びません。ナシルマはあります。

インドネシアの米はインディカ種ですが、このジョグジャカルタの安宿街にあるカフェで供された料理は、ご飯に粘りけがあり、日本のご飯とそう違和感がありませんでした。ナシチャンプル自体は、あまりジャワ島ではレストランで見かけませんが、総菜屋などでご飯をもらい、適当におかずをよそってもらって自前でナシチャンプルにすることはあります。おそらくインドネシアの家庭でもこのようにして食べているはずで、ナシチャンプル自体を細分化していくのはとても不可能だと思います。

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<ナシバビグリン>GR DIGITAL

一方バリ島ではレストランのメニューにナシチャンプルが登場します。店によっていろいろと工夫されていますが、バリの人はご飯が好きなんだなあと思います。

これは、バビグリンという子豚の丸焼きを使ったナシチャンプル。ウブドではイブ・オカという店が大人気で、バビグリンがなくなった時点で営業終了。見た目はいけてないようですが、皮はパリパリ、肉はジューシー。これがまたご飯によく合います。付け合わせに漬け物みたいな野菜が添えられます。これ、普通盛りで30,000ルピアと経済的な料金。昼食にちょうど良い量ですが、日本人の感覚の昼食時に行くと店がすでに閉まっている可能性も。

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<ナシクニン>GR DIGITAL

こちらは、ナシチャンプルの豪華版。そそり立つご飯がバリのアグン山を思わせるもので、おかずもボリュームたっぷり。ご飯が黄色くなっているのは、ターメリックで色づけしているためで、こういうものをナシクニンと呼んでいるそうです。

特に、このナシクニンをそそり立つように盛りつけるのが、ウブドのモンキーフォレスト通り中程にある、Bumi Baliという店のオリジナル。おかずは豚肉、シシトウ、タマネギ、キャベツ、ピーマン、インゲンなど。バリ島はヒンドゥ教徒が大多数のところで、豚肉料理が食べられます。

ま、今日はこんなところで。

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2011年1月 9日 (日)

インドネシアの麺料理

まだ夏の残りがあるので、ちょいとフィードバックします。

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<ミー・アヤム>GR DIGITAL

これは、ジョグジャカルタのマリオボロ通りにあるローカル食堂の麺料理。麺は小麦粉から作る中華風のもの。具は青菜と鶏肉をゆでたもの。スープ麺ではなく、湯がいた麺の状態で食べる。スープは別に付きます。

店の名前は忘れましたが、これは美味かった。料金は9,500ルピア。こちらでは麺料理もスプーンとフォークで頂く。箸はあれば、また華人、日本人であるとわかればという条件付きながら出ることもある。

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<ミー・バッソ・アヤム>GR DIGITAL

こちらは、ウブド近くのプリアタンという村で比較的有名なバッソの店のもの。バッソとはどちらかというと屋台で夕方から出る汁そばらしい。麺は米からできている感じでコシが弱い。具は肉団子が多いが、この時はやや豪華に鶏肉も食べたかったので、こちらを選んだ。ミーが名前に付いているので、中華麺を使っているようである。でも、コシは強くない。

それでも、スープは美味しく、6,000ルピアという低料金。場所はプリアタン王宮の向かいで、目印となるのは巨大なベンガル菩提樹。その前の道路を挟んで向かい側にあります。なお、同じような麺の店がもう一つあり、バッソ・ソロという方が有名店。

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<ミー・ゴレン>GR DIGITAL

まあなんてことはない焼きそばです。中華麺をやはり使っていて、定番のエビせんべいが付きます。ウブドのビアビアという比較的低料金のレストランのもの。料金10,000ルピア。結構油を使っています。

旅から戻り、すぐにでもレポートを開始したいところですが、ただいま画像整理中。しばらくこちらのカテゴリーが続きそうですが、平行してマレー半島のレポもしばらくしたらアップしようかと思います。麺料理を出したから、次はご飯料理かも。

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2010年12月23日 (木)

女性だけの舞踊団

ウブドといえば、バリ芸能の中心。その中にあるのが数ある舞踊団のパフォーマンスであるといえるだろう。ウブド滞在中、1回きりだが踊りの公演を見に行った。

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<ペンデット>K-7/FA50

舞踊団の名前はLUH LUWIHという。入場料70,000ルピアと4年前よりもいささか高くなっている。この集団はウブドのサッカー場(独立記念イベントの会場)に隣接するウブド・クロッド集会所をベースにしている。この集会所は4年前にもあったと思うが、ここでバリ舞踊の公演が行われてはいなかったと記憶する。ちなみに、この舞踊団は地球の歩き方には紹介されていなかった。

もらったパンフレットは印刷されたものではなく、コピーされたものであった。それによると、この舞踊団は女性のみで構成されているという。バリ舞踊は女性が中心ともいえるものの、当然ながら男性が登場するし、内容によっては男性が主役であることも少なくないのだが。

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<トペン>K-7/FA50

トペンは仮面劇。バリ舞踊ではだいたい動作のみで発声せずに進行するものだが、オダランなどでは仮面を付けた人物が言葉を発しながら劇を進めることが多い。しかも、演じるのは男性ばかり。しかし、このグループは女性ばかりなので、このトペンは写真のように仮面を付けた人物が単独で演じることになった。相対する人物がいないので、発声はなかった。最後にがらがらの客席に向かい、投げキスをして去っていった。

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<鳥の舞>K-7/FA50

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<パリス>K-7/FA50

パリスは普通少年くらいの踊り手が3人で行うが、こちらも単独。鳥の舞は成人女性が演じていて、これはまあ普通。ここでのパリスの場合、中学生くらいのしかも、小柄な女性が演じているのではなかろうか。この場合も、メイクをするのでさほど違和感はない。

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<クビャール>K-7/FA50

しかし、問題なのはこれである。クビャールとは女装した男性が演じることになっているのですよ。この場合、演じ手は何回ジェンダーをチェンジするイメージ作りをするのだろうか。男性といわれれば、そんな気もするし、さらには「女装した男性」っぽくもある。

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<身体はごついが…>K-7/FA50

これはちょっとなんの踊りなのかわからなかったが、右側にいるのは紛れもなく女性。左にいる人物は、かなり身体がごつい。腕の太さも相当なものである。だが、パンフレットを信じれば、女性だけなのだから、この人も女性なのだろう。

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<ご挨拶>K-7/FA50

一番左側が問題のごつい人。その隣がクビャールを演じた人。中心にいるのは冒頭に演じた子供たちだが、右側の成人女性と比べれば、男を演じた二人も、さほど背は高くないのか。んー、よくわからん。

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<出口にて>K-7/FA35

2時間弱の公演は終了。出口に行くと、この二人が見送ってくれました。まだ子供なんだろうけど、近くで見るとやはりメイクはすごいです。ちなみに、演奏者たちも女性オンリーでした。

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2010年12月13日 (月)

ウブドの可愛い子ちゃんを探せ

世の中年末進行ってことで、忙しいです。でも、明日からはさらに忙しくなるので、話を一気にバリ島のウブドに進めます。

バリ島というとリゾートアイランドとして有名です。当然天気も良い。ま、それはビーチエリアのことであって、5日半滞在したウブドは山にあるため、天候が変わりやすい。なので、あくせく観光せずに、そのあたりをぶらぶらするという沈没状態なのであった。

この滞在中にインドネシア独立記念日があり、そこではいろいろな人たちをかいま見ることになるが、そこを中心に撮影していると気づくことがある。写真にとりわけ寛容なのである。まあ、ビーチリゾートでなくても、バリを代表する観光地のため、カメラ慣れしているということもあるだろうが。戻って撮った写真を眺めていると、とりわけ女性のポートレイトがいつになく多いことに気づく。なので、本日は大量にアップしてみる。

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<小学生部門その1>K-7/FA35

独立記念イベントでの鼓笛隊のリーダー。

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<小学生部門その2>K-7/FA35

同じく鼓笛隊演奏での鍵盤ハーモニカ奏者。

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<高校生部門その1>K-7/FA50

独立記念イベント(ただし、前日のリハーサル時)での、国旗掲揚隊のひとり。隠れ見えるピアスがこの年代なのか。でも、前の鼓笛隊のリーダーもピアスしてました。

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<高校生部門その2>K-7/FA50

この人たち、式の始めと終わりに登場して、インドネシア国旗を掲げ、また降ろすという大役を担っていました。この日はリハーサルながら結構緊張感みなぎっていました。でも、当日はさらにガチガチでしたが。

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<高校生部門その3と4>K-7/FA35

再び当日のイベントから。高校生によるブラスバンドのリーダーと指揮者。鼓笛隊とかブラスバンドにはとんと縁がないので、よくわからないのですが、指揮する担当と、演奏中に周りをぐるぐる回って、演奏を鼓舞するような役回りに分かれているんですね。少なくともバリ島ではそうでした。でも、周りを歩いて鼓舞する役回りの人も、元に戻って指揮してみたりで、どうもよくわからないです。

手前が指揮者で奥が鼓舞する人のようで。このあたりの年代になると立派なねーちゃんですな。

それでは、あなたのお好きなタイプを選んで…。えっ、年代が偏りすぎているって?しょうがねえなあ。それじゃ、どんどん行ってみます。

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<ヤングミセス部門>K-7/FA35

勝手にヤングミセスなんて言っていますが、もしかしたら未婚かも知れない。チャナンを運んでいるところですが、自宅で使うのか、店か宿で使うのか。いずれにしても、かなり大きなところで働いていると想像できます。

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<ナイスミドル部門>K-7/FA35

モンキーフォレストの中の寺院が、オダランの最中で、ちょうど運びに来たところを撮らせてもらいました。額にはティカをつけています。ヒンドゥの人がよくつけるもので、インドじゃ日常でもさほど違和感のないやつ。バリじゃ祭事の時くらいしかつけないようですが、きちんとバリの正装をしていますね。

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<オールド部門>K-7/FA35

表情が面白かったので、思わず撮りました。まさかこういう企画に登場させるつもりはなかったのですが。

まあ、そんなわけで、人生年月を重ねるとこうなっていくという縮図のような感じで、とらえてくださいませ。

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2010年12月 9日 (木)

インドネシアフリーWiFi事情

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<ただいまアクセス中>GR DIGITAL

ネットブックを購入して約1年。インドネシアにもネットブックを持参し、現地からの情報をアップするよう心がけた。

ここ数年東南アジアでのツーリストとしてのインターネットは、インターネットカフェからWiFi接続できる宿へと変貌しつつある。もちろん、インターネットカフェも生き残ってはいるが、その場合、データ量の大きい画像に制限がかかったり、時間の制約がある。なので、自分もついにネットブックの購入に踏み切った次第。

アジアの経済発展とはまた別に、こうしたWiFiの整備網は確実にアジアで広がりつつある。ある程度のランクの宿では、もはや当たり前になり、レストランやカフェなどでもフリーWiFiを提供する店が増えて来つつある。あと数年でその数も飛躍的に増えていくことだろう。

そこで、今回の旅でのインターネット事情を総括してみたい。各都市と宿での状況である。

1:ジャカルタ 状況:△

泊まった宿(アルカディア、日本のホテル紹介サイトから予約可能)で有料のWiFi(時間定額制)。ちょっと電波が弱く、安定しなかった。ネットカフェはかなりあるが、行っていない。

2:バンドゥン 状況:×

泊まった宿は典型的安宿かつバックパッカー宿で、設備なし。ネットカフェも見つからなかった。だが、市内のカフェに接続できるところがあった。わざわざ、ネットブックを荷物に入れて行ってみたが、その時は休憩時間。他にネットカフェは見つからず。

3:ジョグジャカルタ 状況:○

前半泊まったパッカー宿では設備なし。ボロブドゥールから戻った時に泊まったIbisでは、アクセス可能だが、なぜかその日はできないといわれた。ただし、隣のマリオボロ・モール内の店に行けば、自由につなぎ放題。飲み物ひとつで結構粘ることができると思われる。あとはネットカフェが、安宿地区にあり。日本語環境は整っている。

4:ボロブドゥール 状況:△

マノハラではレセプション周辺でアクセス可能。ただし、気づいたのがチェックアウト後。レセプション横では巨大な画面の端末があるが、日本語環境はない。部屋では不可。

5:ウブド 状況:○

グラライ空港でWiFiのある宿として、パンデ・ペルマイ・バンガローを紹介される。時間帯によってはアクセスできないこともあったがまあまあか。ジャラン・モンキーフォレスト沿いの店には、ネットカフェもあるし、フリーWiFiの店が数軒あり。こちらに端末を持ち出してアクセスしたこともあった。

不十分であるかとも思うが、年末年始のシェムリアップよりは格段にアクセスしやすい状況にあったと思います。

例によって、この年末年始もお出かけしますが、またネットブック持参。たぶんそういう状況にある宿をねらい打ちして予約していくはず。行き先はマレー半島縦断。夏にいったんあきらめたリベンジ戦です。

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