カテゴリー「201012 Malay Peninsula」の31件の記事

2011年6月24日 (金)

さらばバンコク、また来るぜ

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<トゥクトゥク>K7/FA35

次の旅も決まったことなので、このカテゴリーの最終回とします。今まで長々とありがとうございました。

今やアジア有数の大都市となったバンコクでも、王宮界隈やフアランポーン駅周辺にはこのようなトゥクトゥクがいまだに庶民の足である。

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<屋台>K7/DA21

こんな屋台も健在だし。昨年の騒動もすっかり収まった様子がうかがえた。それでも近々総選挙があるようですが。

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<ガピ入りカオパット>GR DIGITAL

タイ料理もたくさん食べた。(ちなみに、これはバンコクではないんですけど。ガピとはエビを発酵させた調味料みたいなもの。)ご飯がガピの色だ。

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<迫力満点のチャーシューカレー>GR DIGITAL

もちろん、タイ人が調理するタイ独特の日本料理も味わった。これ、分厚いチャーシューが付いて、大盛りでなくてもこんな量。また、スープもなぜか付きます。カレールーは当たり前だが日本で食べるカレーの味。結構しつこいんだけど、タイの暑さを乗り切るのはこんな豚の脂身が必要なのかも。

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<タイ国王と供え物>K7/DA21

そんなわけで、クアラルンプールから始まった前回の旅もバンコクでめでたく無事終了。

これからしばらくは、昔の画像で何かネタを単発で取り上げたいと思います。そそ、本日インドビザがパスポートに貼られて戻ってきました。そろそろ、入口と出口くらいの宿の予約とかしようかなあ。

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2011年6月12日 (日)

ワット・マハタート

プラ・クルアンの露店市を抜けて、ようやくワット・マハタートにたどり着く。

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<現国王の肖像あり>K7/FA35

観光客がまったくいない寺院。ガイドブックによれば瞑想教室があることくらいが売りのところなんだろうが、特別観光客にアピールするものはほとんどない。

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<プラーン>K7/DA21

そんな中にあるいくつかの仏塔。見上げるとどピーカンの天気ではないが、いい具合に雲がかかり、塔の白さをさらに引き立てていた。

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<境内>K7/DA15

天気は今ひとつだったが、何となく明るさに満ちあふれていたような気もする。

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<仏像群>K7/DA21

この寺院は回廊のように建物がぐるっと巡らされていて、そこには仏像がびっしりと並べられていた。無数にある仏像だが、それぞれに表情が異なる。三十三間堂の観音像もかなわないくらいの数。これだけあるので、どれが良くてなどという選択は不可能なので、適当に撮してみました。

バンコクに何度も来ているが、このように初めて訪れるところも探せばまだある。バンコクでは滞在していても、どこに行こうかという悩みを抱えてしまうのだが、こうしたところを探して歩くというのも、また一興だろう。次のバンコクでもそうしたところをできるだけ探していきたい。

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2011年6月 5日 (日)

プラ・クルアンの露店市

久々の更新です。いちお、仕事の片は付きました。

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<国王像>K7/FA35

ワット・マハタートの裏、ここに現チャクリー朝の国王像があった。確認できなかったが、ワット・マハタートがラーマ1世によって作られたことから、おそらくラーマ1世像ではないかと思う。

ここから、ワット・マハタートに通り抜けられるかと思ったら、だめだった。よって、通りをぐるっと回り込むことになる。

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<鑑定中の僧侶>K7/FA35

すると、狭い歩道に切れ目なくプラ・クルアンの露店がびっしりと並んでいたのだ。

プラ・クルアンというのは、タイ人の男性がお守りとして首から下げている鋳物や粘土で作られた飾りである。だいたいは寺院で高僧が祈りを込めたものを頂くらしいのだが、中には年代物や珍しいものがあるらしく、その価格は軽く乗用車1台分を凌ぐほどらしい。

この露店にも拡大鏡が用意され、マニアたちが目の色を変えて覗き込んでいる。

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<物色中>K7/FA35

早くワット・マハタートに行きたいのだが、歩道はさらに狭くなり、なかなか思うように進めない。でも、こんな露店を思わず見ることができて、いい経験ができた。

ところで、そろそろ夏の旅を決めてこなくてはと思っていますが、まだ難航しそうです。いちお、行きたいところは決めてあるのですが、仕事との関係でなかなか調整が付きません。

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2011年5月28日 (土)

バンコクの法輪功

バンコクの王宮付近にやってきた。ここまで来て普通はワット・プラケーオと王宮を見ていくというのが普通だと思うが、すでに2回も訪れているし、入場料も高額というのもあるしで、向かったのは、ワット・マハタート。ちなみに、ワット・プラケーオのチケットを購入すると王宮も観光できます。また、その1週間以内であれば、ウィマンメーク宮殿も、入場できますよ。

王宮には入らず、王宮前広場を左折。ここは、大型観光バスが延々と駐車していて、次から次へとツアー客が降りてきます。すでに日本人のパッケージツアーというものはかなり見かけなくなっていて、今や主役は中国からの観光客。

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<中国糾弾のポスター>K7/DA21

そのど真ん中に中国を糾弾するポスターが貼られていて、拡声器を持った数名が中国語で何か呼びかけていたのであった。

なんだろうと思って様子を観察すると、中国では活動を禁止された法輪功のメンバーであった。一応は宗教の形を取っているが、多分に政治的な活動をしている。普通国外で活動をアピールするならば、その国の言葉でやるものだろうが、明らかに中国人観光客に向けてアピールするもの。

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<顔を隠して活動>K7/DA21

まあ、中国人観光客はこれが何なのかよくわかっていると思われます。ほとんどの人たちは見ないふり、聞こえないふりです。

香港の九龍サイドのスターフェリー乗り場で、やはり法輪功の活動を目撃しました。その時は結構人垣ができていたけど。

この時は人ごとと思い、何となく眺めていましたが、もし、外国で現在の日本の政権の東日本大震災に対する非難を日本語でアピールされたとしたら、複雑な気持ちになるでしょうねえ。それにしても、法輪功はいつからバンコクで活動するようになったのかな。以前はいなかったと思うけど。

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2011年5月22日 (日)

川を見に行く

バンコクの王宮付近。実質的に最終日となったこの日は、チャオプラヤー川をまだ見ていないということだけで、ボートに乗ってここまでやってきた。

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<ボートの僧侶>K7/FA35

バンコクに滞在していると、チャオプラヤー川に一度は対面しないと落ち着かない。自分の滞在することの多い、スクムビット通り近辺からだと、BTSでサパーン・タクシンに出て、近くのサートーンの船着き場からチャオプラヤー・エクスプレスボートに乗ることになる。

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<ボートの車掌>K7/FA35

「ボートの車掌」という言い方には違和感を覚えるが、コインの入った筒をガシャガシャと鳴らし、料金を徴収していくこの係は、バンコクのバスの車窓と同じスタイル。だいたいは女性である。

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<乗降係>K7/FA35

ボートは暁の寺などを通り過ぎ、ようやくター・チャーンの船着き場に到着。ボートであるため、乗降の際には船からロープを投げて、船着き場に飛び移り、ロープをつなぎ止める係がいる。その作業とともに、船はエンジンを吹かして船着き場にぴったりと接岸するのだ。

係の作業はとても迅速で、なかなかに職人技っぽい。この係なくして、ボートの運航は成り立たないといって良いだろう。

さて、ワット・プラケーオや王宮のあるこのエリアでどこに行ってみようか。何度も来ているが、未だに周り尽くせていない。

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2011年5月19日 (木)

猿の町、ロッブリー

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<猿の像>K7/DA21

ロッブリーはクメール様式の遺跡のある町であるとともに、猿の町なのである。線路脇にある現役寺院にも狛犬ならぬ猿が並んでお出迎えだし、ロッブリー駅にも立派な猿の像がある。

街歩きをしても時折猿が徘徊しているのを見かけるし、猿の多そうなあたりでは窓にもしっかりと鉄格子が入っている。それほど猿が多い。

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<プラ・プラーン・サム・ヨート>K7/DA21

この立派なクメール式のプラーン(仏塔)があるところが、プラ・プラーン・サム・ヨートという遺跡である。塔が3つ並ぶのは、ヒンドゥ教の三位一体、つまり、ブラフマー、ビシュヌ、シヴァという、ヒンドゥを代表する神を象徴している。

余談となるが、バリ島やすでにヒンドゥが衰えてしまったロンボク島にも三位一体の五重塔みたいなものがある。アンコール遺跡は元々はヒンドゥ。この遺跡も後に仏教寺院となったらしい。バンコクにも、ブラフマー(梵天)を祀る、エラワン・プームという祠がチットロムにあり、いつでも人でにぎわっている。タイの仏教はヒンドゥからの影響はかなりある。寺院にある架空の動物像がそうだ。半漁人ならぬ半鳥半人像や、ナーガ、ガルーダなど数多い。

ところで、この遺跡は実は猿に占領されたようなところで、ここを見て回るのは猿のコロニーに突入していくようでもある。

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<猿に占拠された寺>K7/DA21

ま、こんな具合。ここで写真を撮っていたら、パンツの裾を引っ張られてしまいました。実質的な被害はありませんでしたが、結構悪さをするようです。

ところで話は変わりますが、現在の自分は仕事が飽和状態。記事もあまりアップできそうにありませんので、しばらく更新が途絶えると思います。元気があったら、ウィークエンドにでも書いてみますが。ああ、もうやだ。

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2011年5月15日 (日)

ナラーイ王は西洋好きか

ワット・プラ・シー・ラタナー・マハタートより奥に入ったところにあるのが、プラ・ナラーイ・ラーチャニウェート宮殿である。現在は国立博物館となっている、アユタヤ朝のナラーイ王の建てた宮殿。その後、アユタヤ朝が滅亡しても、現在のチャクリー朝により建物が付け加えられたりしている。

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<白壁の宮殿>K7/DA21

この宮殿は、クメール、タイ、ヨーロッパの様式が折衷されたものなのである。きらびやかな金属や鏡を使ったタイ独特のものとはかなり違い、落ち着いている。とりわけ、白い壁が特徴的で、よく晴れたこの日は白壁に囲まれていると、南ヨーロッパ、特にスペインあたりにいるのではないかというような気分にされられた。

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<幻想の中に>K7/DA21

タイにいることはわかっている。だが、強烈な光の反射にさらされ、そんな気分になってきた。

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<遺跡>K7/DA21

こちらは入口近くの遺跡で、屋根はなくなっている。袈裟を着た僧侶が訪れていた。傍らにはプルメリアの木が。

ナラーイ王の時代、アユタヤはポルトガルやフランスなどと外交関係を築き、この時代がアユタヤ朝の最盛期だったといわれる。アユタヤ朝の都アユタヤは戦火に焼かれ、もやは何も残っていないといっていい。だが、ロップリーにはアユタヤ往時の栄光の残り香があるのだ。

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2011年5月 9日 (月)

ロッブリーのクメール遺跡

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<ロッブリー・バスターミナル>K7/DA21

ビールのピッチャーで撃沈した翌日、ロッブリーに出かけた。もっとも、朝起きたのがかなり遅く、それからシャワーを浴びたりしたので、ロッブリーに到着したのは14時ちょっと前。ひどいもんです。

タクシーでモーチットの北バスターミナルに向かい、ロッブリー行きのバスチケットを手配したら、それはロットゥでした。バスよりも確実に速いものの、着いたのはこんな時間。しかも、街の中心ではなく、はずれにあるバスターミナル。いや、もしかしからこちらが中心なのかも知れないけど。

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<バイクタクシーの運ちゃん>K7/DA21

しょうがないので、バスターミナルにたむろしていたバイタクの運ちゃんにお世話になる。料金30バーツ。ヘルメットを被ってたのでわからなかったが、結構お年なんですね。

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<ワット・プラ・シー・ラタナー・マハタート>K7/DA15

バンコクに着いたら、メークロン線で水上マーケットにでも行ってみようかと思っていたが、起きたのが遅いし、前年にも行っているので、8年ぶりになるロッブリーに行き先を変更した。

ロッブリー駅前にあるのがこの遺跡。8年前にはアユタヤから列車で向かい、一番乗りしたのがこの遺跡でもある。見ておわかりかと思うが、プラーンと呼ばれる、ずんぐりした塔はクメール様式。つまりは、このあたりはかつてカンボジア領なのであった。ま、カンボジアといっても、近年のことではなくて、アンコール朝がこのあたりまで進出していたということ。同様の遺跡はアユタヤにもあります。

それにしても、この日が一番天気が良かったな。

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<俯瞰>K7/DA15

リバーサルフィルムを使わなくても、こんな感じ。条件が良ければいい色が出ます。遺跡内には、プルメリアの花が満開でした。

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<ボンネットトラック>K7/DA21

そして、遺跡内の傍らに、こんなトラックが。おそらく、半世紀は現役でいるシロモノと思われます。バンコクではたまにチャイナタウンで見かけます。

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2011年5月 4日 (水)

バンコク到着後日談

ボロバスに揺られて、8時間、ようやくバンコクの南バスターミナルに到着した。ここからタクシーでスクムビット通り近くにある宿に向かう。乗ったタクシーの運ちゃんは、なんと宿の場所を知らなかった。一応、団体客も多く比較的名の通った宿のはずなんだが。そういうこともあるのか。

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<バンコクの屋台>K7/DA21

ざっと荷物整理し、行きつけのローカル食堂に向かう。ところがなんと、更地になっていた。仕方がないので、近くにあった日系のラーメン店で遅い昼食とする。

行きつけの食堂がなくなってしまったことの理由はよくわからないが、こんなケースもある。チットロムにある、BIG C上階のやよい亭という、日本料理店にロッブリーから戻った時に行こうと思っていた。チットロムでBTSを降り、BIG Cに向かう。建物は見えている。だが、BIG Cは、閉店していた。全面改修中らしい。はじめは意味がわからなかったのだが、どうやら、昨年春のバンコクの騒動で建物がやられてしまったからのようだった。向かいに見えるセントラル・ワールドも建物の形は残しているが、ここはひどくやられ廃墟のようである。いつも通りだったら、ここの入口近くにはビール会社が競い合うようにしてビアガーデンを開いているというのに。

夜も更けゆく頃、遅い夕食に出かけた。

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<日本料理店>K7/DA21

宿の近くにある居酒屋うづき。今までにも何度か利用したことがある。スクムビット通り付近にかなりある日本料理店では、駐在員向けなのか、かなり高い値段設定のところがあるが、ここは、メニュー通りの値段でVATという税金が入っていない。

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<ビールをピッチャーで>GR DIGITAL

久しぶりの生ビール。ピッチャーで注文すると、ちょっとびっくりされた。アサヒスーパードライというのが難点だが、やはり美味い。うまく撮れていないが、お通しは豚の角煮。

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<たこ酢>GR DIGITAL

新鮮な海の幸に飢えていた。できるだけ生に近いものを食いたい。

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<揚げ出し豆腐>GR DIGITAL

もうほとんど食事というよりも、チャイヨーみたいな注文の仕方。マレーシアもタイも華人が多く、豆腐を食べる文化圏に入ると思うが、こうした豆腐料理はなかなか食べることはできないだろう。

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<ハンバーグ定食>GR DIGITAL

締めでやっと食事。大根おろしのたっぷりかかったハンバーグ。こういう定食屋のメニューもバンコクでは気軽に食べることができる。ご飯の上にごまがかかっているというのが、日本の定食屋とちょっと違うところか。これ、ボリュームたっぷりです。

久しぶりに満腹した。いや、かなりカロリーオーバーか。このあと、宿にたどり着いたものの、ビールのピッチャーが効いて、ベッドに倒れ込むと気づいたのは朝でした。総額530バーツ。

一応、この日食べたものを紹介しましたが、居酒屋うづきで是非食べてもらいたいものは、こちらです。

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<こってりネギラーメン>GR DIGITAL

脂たっぷりのスープ。やや太めの麺。ネギにチャーシュー。これだけですが、美味いし満腹しました。今回、値段を総額でしかメモしてきませんでしたので、単品価格は不明ですが、街のラーメン屋の単品価格より若干高いくらいじゃないでしょうか。ま、それとは別に飲み物代が加算されてしまいますが、これお勧めです。

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2011年4月21日 (木)

タイの長距離バスとロットゥ

タイのバスはかなりの忍耐を要するものである。この旅では長距離バスに2回乗った。1等エアコンバスだと思うが、かなりのオンボロである。

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<ハジャイ-チュムポーン>K7/FA35

ハジャイからチュムポーンまでは旅行社でチケットを購入した。料金500バーツ。マレーシアからタイに来て、通貨単位が変わったため、一瞬かなり高いなと思ってしまった。そして、チュムポーンに行く当日、チケットを購入した旅行社でピックアップのシーローに乗り、バスターミナルへ。バスはシーローの運ちゃんが案内してくれ、その場でチケットを渡された。

それによると正規運賃は340バーツとあり、160バーツが旅行社の取り分。かなりの手数料が上乗せされているが、まあ、シーローで送ってもらったことでもあり、このあたりは目をつぶる。

タイの道はマレーシアに比べかなり凹凸があり、ひどい音を立てた。特にこのバスにはトイレが付いていたのだが、タイ式のために水をためる桶のようなものがあって、凹凸を乗り越えるたびにこれがものすごい音を立てる。実際にはシートを通して振動などは伝わってこないのだが、ガラガラガッシャーンという音が鳴り響き、精神的に心地よいものではなかった。足下に置いていたカメラとパソコンを入れていたバッグが影響を受けてしまうのではないかと思ったほどである。

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<チュムポーン-バンコク>K7/FA35

前にも書いたが、チュムポーンからバンコクまでは、到着したバスターミナルでチケットを購入したものの、時間帯が合わず、あらためて別の旅行会社で早朝発のチケットを手に入れた。前に購入していた夜便のチケットは払い戻してもらう。

夜便のチケットは掛け値なしの347バーツ。早朝便は450バーツ。間違いなく旅行会社の方が手数料が上乗せされているはず。旅行会社に向かうと、ピックアップトラックで送迎された。この時はここでチケットを購入した外国人旅行者4人分がひとまとめのチケットだった(つまり、1枚しか手元に残らない)ため、正確な料金はわからない。

外観は良さそうに見えるバスだったが、乗り込むとかなり古びていた。今度のバスはトイレは付いていない。

ハジャイからのばすも、チュムポーンからのばすも、途中から空席がなくなっても、客がどんどん乗り込んできた。つまり、立って乗る客が多数いることになる。ほとんど効かないサスペンションと騒音以上にこれは辛かった。立ち客が辛そうなのもあるが、目のやり場もなく、車窓というものがなくなってしまうからでもある。

途中休憩はどちらもあったが、タイ語が話せない身としてはいつ出発するのかがよくわからず、ハジャイからのバスではドライブインのようなところで、カップラーメンを食べ、チュムポーンからのバスでは味の付いた乾パンのようなものを購入し、小腹を満たすだけであった。

タイは鉄道網があまり整備されてなく、便数が極端に少ないことから、長距離の移動はバスが主体となるが、そのような国で座席指定のバスに、立ち客を乗せるというシステムが存在するのは、インドに近いものがある。また、東南アジアでも、隣国マレーシアではこのようなことは絶対にない。快適なバス旅をするには、VIPバスしかないような気もする。

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<ロットゥの車内>K7/DA21

一方、200km程度の移動には、ロットゥが便利である。ほとんどが大型のミニバンで、客は最大11人まで。場合によってはトイレ休憩くらいはできる。エアコンも入っているし、バスよりも絶対に速い。今回は、チュムポーン-ラノーンとバンコク-ロッブリーの2区間で使った。いや、ハジャイ-ソンクラーを入れると3区間か。ただ、大きな荷物置き場がなく、持ち込めるかどうかは客の乗り具合によるだろう。

問題なのは、ガイドブックにあまり記載がなく、見つけるのが難しいこと。バンコクならば、戦勝記念塔から各地に向かう便がある。そのほかの地方都市では、聞くしかない。表記はすべてタイ語である。

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