エステ家の別荘
イタリア滞在最終日は、ティヴォリに行くことにした。ティヴォリはローマに隣接した小都市で、地下鉄とプルマンで行くことができる。
ティヴォリには世界遺産が二つある。ひとつは、ローマ帝国のハドリアヌス帝の別荘、ヴィッラ・アドリアーナ。もうひとつが、エステ家の別荘である、ヴィッラ・デステである。実は、2006年にヴィッラ・アドリアーナには訪れているのだが、エステ家の別荘は休館日に当たってしまい、今回そのリベンジをするのだ。
<建物内>K7/DA21
入口は教会に隣接したところにあり、ややもすると見落としてしまいそう。ここは、16世紀に建てられたもので、内部は天井画、壁画、数々の彫刻などで飾られている。部屋の数は無数。
もちろん建物も素晴らしいものだが、ここの庭園こそがすごいものなのである。ここには、地下水道により、水が引かれ、水とともに庭で癒されるというところなのである。それにしても、ヨーロッパ人はこういうものがとても好きである。
<巨大噴水>K7/DA21
ともあれ、大量の水を利用して作った噴水群。おそらく機械は使用してなくて、すべてが水のエネルギーを利用したもの。ヨーロッパのケーブルカーなどは水力を利用して運転するものがある。あのエッフェル塔のエレベーターもそうらしい。恐るべきヨーロッパ人の英知である。
ラオスのビエンチャンにも、ナンプというなかなか水の出ない噴水があるが、あれは何か動かすものがあって、やはり電力不足だろうから水が出ないんだろうなあ。ラオスですから、水はふんだんにあると思うけど。
<オルガンの噴水>K7/DA15
ここでは、水力を利用して奏でられるオルガン演奏のある噴水。2時間おきらしく、結構人だかりがしていました。演奏とともに、ちょっとした仕掛けが動くのですが、こういうものもまた、ヨーロッパ人は好きですねえ。
それにしても、天気が悪かった。ティヴォリは山あいにあるので、天気も変わりやすいです。行き方は、ローマの地下鉄B線、ポンテ・マンモーロからプルマン利用。ポンテ・マンモーロの改札を出たところにある、キオスクでチケットを販売しています。ティヴォリではチケット売り場が見つけづらいので、ポンテ・マンモーロで往復購入しておいた方が便利です。
さて、これで年末年始のトスカーナの旅の報告は終了。結局6月まで引っ張ってしまいましたね。これからしばらくは、古い写真などを眺めながら、何か考えてみたいと思います。
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