イベリア&モロッコ、旅の終わり
宿から荷物を取ってきて、いよいよ空港に向かう。前日時刻を調べておいたので、列車で空港入りである。まずは、カサ・ポール駅まで徒歩。
<カサ・ポール駅>MZ3/35mm/E100VS
カサ・ポールとはフランス語でカサの港という意味。画像を見ればわかりますね。以前の記事にも書いたが、ここからはムハンマド5世行き列車は出ていない。ただし、接続列車が出ている。1時間に1本程度。アイン・セバー乗り換えで40分弱。料金35DH。
カサ・ポールはタンジェまたはフェズ方面のみで、マラケシュ方面への列車は止まらない。ローマのテルミニ駅のように行き止まりの構造のため、駅としての雰囲気はカサ・ヴォワジャー駅よりも上である。
ONCFでは、ホームに行くにはチケットに駅員からハサミを入れられる必要がある。イタリアなどではホームへの出入り自由。そのかわり、列車に乗るためにはチケットに刻印しておく必要があり、これを怠ると罰金が待っている。かつてはほとんどのヨーロッパで、このシステムではあったようだが、モロッコのかつての宗主国フランスも、近頃はテロ対策だろうか、刻印とともにホームへの入場は係のチェックが必要で、チケットなしでは入れないようになった。
<アイン・セバー>MZ3/50mm/E100VS
これがカサ・ポールから1駅のみ乗った車両。最新型で、2階建てである。中も綺麗で快適。これで行けたら楽々なんだけどな。
<ムハンマド5世空港駅>MZ3/50mm/E100VS
一方、空港への列車はこちら。かなりクラシックな感じです。空港の建物に入るには、手荷物チェックがあり、かなり時間がかかった。余裕を持って出た方がよさそう。
と、いうことで、ようやくイベリア&モロッコの旅レポ、終わらせていただきます。いやあ、長かった。3週間ちょっとの旅が、半年近くかかったことになる。自己最高記録。ここまで、たくさんのコメントありがとうございました。わずかではありますが、実際に旅で役立てたという話も聞いているので、ホントやりがいがありました。またいつかはこんな旅をしてみたいものですが、それはいつのことになるものか。
次回のエントリーからは、シンガポール&マレーシアのカテゴリーとなります。こちらも、長くかかりそうですが、まあこれほどではないでしょう。こちらもよろしくです。また、今回のエントリーで紹介しきれなかったものは、ポルトガル、スペイン、モロッコのカテゴリーで、いつかは取り上げてみたいと思います。
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