カテゴリー「Temple/Church」の231件の記事

2023年3月24日 (金)

坂戸の台湾

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<PENTAX KP/DA15mm>

ここは中華圏ではおなじみの道教の廟です。

とはいえ、埼玉県坂戸市にある「五千頭の龍が昇る聖天宮」というところですね。なんだか長ったらしい名称ですが、自らがそう名乗るので仕方ありません。ちなみに、聖天宮は「せいてんみや」と呼びます。

さて、入場するのですが、なんと拝観料が必要です。

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<KP/DA15mm>

パンフレットによると、こちらが本殿となります。呼び名も日本風ですが、そういうものでしょうか。

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<KP/DA15mm>

五千頭の龍と謳うくらいですから、あちこちに龍があります。

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<KP/DA15mm>

さて、ここは間違いなく中華圏の道教のお宮ではあるのですが、このような香炉があるにもかかわらず、線香の煙がほとんど立ち上っておりません。

つまり、この近辺に華人のコミュニティがあるというわけではなく、唐突に建てられたもので、やってくるのは日本人観光客ばかりのようです。線香自体は売られていますので、志のある方は是非に。

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<KP/DA15mm>

本殿の上部にはこのような渦巻き状の太極天井があります。この本殿の前には説明の人がいて、聖天宮の様々なことを教えてくれます。

しかし、この本殿前は聖域らしく本殿の屋根から下に入っての撮影はできないとのことです。なので、少し下がって撮りました。「しゃがむと撮りやすいですよ」などともアドバイスしてくれますので、単にこちらの決まりのようです。

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<KP/DA15mm>

鼓楼と鐘楼にも登ってみました。狭い螺旋状の階段を昇り降りします。平日でしたので、階段ですれ違いなどは一切ありませんでした。

確かに屋根にもたくさんの龍がありますね。

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<KP/DA15mm>

鐘楼からはこんな具合です。どういう具合かワタクシには鼓楼と鐘楼からの眺めが随分と異なるように映りました。

鼓楼と鐘楼は前殿を挟んで左右対称の位置にあるのですが。

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<CANON PowerShot SX730HS>

筏拝というものだそうです。以前台湾でおみくじを引く記事を書きました。結構大変なんでしょうが、物好きにも…もとい、興味深くこれにチャレンジした同行者がおりました。

筏拝が陰と陽、つまり表と裏が出なくてはならないのですが、結構大変です。こちらのものはやや簡略化されていたようです。

 

こちらの動画はタイで撮ったものですが、このように数字の書かれた木片を取り出し、さらにこれでよいか再び筏拝でお伺いを立てるそうですから、あちらのおみくじは結構根性がいりますね。

ちなみに、こちらのおみくじは日本語で書かれていたそうです。

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<PowerShot>

前殿の前面にある九龍柱だそうです。なんでも、ひとつの石柱から掘り出されたものだとか。

聖天宮ですが、わざわざ台湾から宮大工を呼んで建てられたとのことです。なんでも、台湾の創始者が不治の病だったそうですが、本尊の三清道祖と縁を持ったところ完治し、ご利益のためお宮を立てることを決意したところ、この坂戸に立てるようお告げを受け、現在に至りますね。。

中国や台湾の華人文化圏は一般的に仏教を信仰しているように思われていますが、寺院も僧侶もあまり見かけず、民間信仰ともいえる道教の廟やお宮の方が目立ちますね。

そこでのご本尊は関羽(関帝)だったり媽祖だったりしますが。

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<PowerShot>

内部のお休み処にはこのような台湾グッズを自販機で販売してました。とはいえ、台湾のカップ麺ひとつが丸亀の一番安いやつくらい…あるいはコンビニ価格のカップ麺2つ分くらいの値段です。

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<PowerShot>

実は横浜中華街を歩いていたらこのような道教の廟に差し掛かって、そういえば埼玉に何かあったなと思い出し、今回の坂戸行きに至ったわけです。

こんな酔狂な企画にお付き合いくださり、スクムビットさん、カルロスさん、ありがとうございました。

五千頭の龍が昇る聖天宮

入場料500円。障害者割引あり(介助者とも半額)。ウェブサイトにはプロの撮影、コスプレ撮影には許可がいるとか書いてあります。当日、コスプレイヤーがいてたいそうな撮影機材を持っていましたね。通常の撮影には何ら問題はありません。

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2023年1月10日 (火)

福王寺(薬師堂)の地蔵と白象

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<PENTAX KP/DA21mm>

新年あけまして、良好な天気が続いています。

そんな中、近所まで出かけてみました。成人の日を控え、晴れ着撮影もぽつぽつ行われておりました。

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<KP/DA21mm>

出かけた先は自宅から数km離れた「薬師池公園」です。

もともとはこの地を治めていた北条氏照(また出ましたね)が農業用のため池を作ることを許可し、それが薬師池となりました。でも、どうということのない泥水のたまった池だったんです(数回泥土で埋まっています)。

1970年代には公園になっていましたが、近年、だいぶ整備されてきたようです。灯台下暗し。長らく訪れていませんでした。

このような幟があるように、ネットで調べたらなかなか興味深いお堂があることがわかりました。最初は地域の地蔵などを調べていたのですけど。それで、やってきたわけです。

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<KP/DA21mm>

福王寺という寺院ですね。本堂には薬師如来像が鎮座しておりますが、普段は管理者がいないので、行事のある日以外はご開帳されておりません。Google Mapでは福王寺の名称。公園の案内では「薬師堂」となっています。

ロケーションは薬師池公園内にあるのですが、町田市の公園管理からは外れた独立した寺院のようです。また、鳥居もあり、神仏習合されたところのようです。賽銭箱もあり、おみくじはコインで出てくる簡単な自販機によるものでした。

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<KP/FA35mm>

梵字も併記されていることから、密教と関係するようです。薬師如来じたいが密教と関係するようですが。

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<KP/DA21mm>

本堂の手前におみくじを結びつけるところがありました。その上にあるのは絵馬に相当するものでしょうか。こういうものは初めて見ました。

これも梵字なのでしょうかね。これの販売は確認できませんでした。

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<KP/FA35mm>

俯瞰してみると、境内の中心に欅の大木があり、本堂がうまく収まりません。欅は町田市の木です。

その右側にはなにやら白いものが。

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<KP/FA35mm>

象でした。

なにやら、上座部仏教との関係性もあるような。この右側には福王寺の説明ビデオを流すモニターがありましたが、この時間帯は稼働してませんでした。

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<K-7/DA21mm>

いわゆる大乗仏教の寺院でこのような白い象を置いてあるのは、台湾の知本温泉にある清覚寺くらいしか知りません。

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<KP/DA21mm>

本堂の脇を少し上がったところにはこのようなお堂が。鳥居もあります。

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<KP/FA35mm>

本堂の近くにお地蔵さんが連なっています。

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<KP/DA21mm>

かなり見事だと思います。

薬師池公園

福王寺(薬師堂)は薬師池公園の敷地内にありますが、上記リンクでは紹介がありません。薬師池に行けば簡単な案内はありますが。

ともかく、絵になる被写体を求めてちょこちょこ出かけております。

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2023年1月 5日 (木)

初詣2023

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<PENTAX KP/DA15mm:以下すべて同じ>

三が日も過ぎましたが、天気も良かったので初詣に行ってきました。

昨年と同じく本町田の菅原神社です。三が日は近くを通りましたが、やっぱり混んでいてこの日が正解。暖かかったですし。

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自宅にたまっていた古い御守りなどを納めました。

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参拝をし。

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新しい御守りをゲット。

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おみくじを引いたら、大吉でした。良き年であることをキボンヌ。

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今年の干支、うさぎですね。昨年はここに虎が描かれておりました。

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かろうじて映り込む巫女さん。

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こちらは、神楽殿。

ホームページを見てみると、ここでいくつかの祭礼が行われるそうです。機会があったらまた来てみようか。

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愛宕社。ここでも、毎年5月25日に例祭があるとのこと。

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井出の沢古戦場だそうです。

1335年、南北朝時代、足利直義と北条時行の軍が戦ったという、古跡ですね。

菅原神社の境内や敷地はそれほど広くありませんが、結構いろいろなものがあります。

菅原神社

久々、単焦点レンズのDA15mm(35mm換算で23mm相当)を持ち出してみました。やっぱりコンデジとは写りが違うよな。


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2022年6月22日 (水)

三島大社

2022年6月6日(月)続き

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<三島大社>PowerShot

箱根から国道1号線で三島へ。すべてが下りのルートで、6~8%(100メートルで6~8メートルの勾配)などという表示の出るルートです。しかも相変わらずの豪雨です。

2020年にもこのルートで下っていますが、クルマを分不相応にも替えたので安心感はありました。カーナビもいちいちDVDなどを入れて更新するものではなく、随時更新できるタイプになったのでこちらもばっちりです。

ちなみに、この日は関東では梅雨入りしたとのことです。天気予報によれば、静岡県東部は午後から雨は上がるとのこと。

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<総門>PowerShot

ということで、無事に三島大社(正式名称は「三嶋大社」になります)の駐車場にクルマを止めます。1時間200円也。ただし、出るときのチェックはなかったので、空いているときはほぼずっと止められるのではないでしょうか。

それにしても、ここも雨は止まず。写真が撮りにくいです。

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<大河ドラマあやかり>KP/DA18-50mm

このあと、伊豆半島をぐるっと回ったのでこの幟は嫌になるほど見かけました。

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<腰掛石>KP/DA18-50mm

でも、いわれはあるようで。源頼朝が源氏再興を祈願した際腰かけたといわれた石です。この右側にも小さな石があり、そちらは北条政子が腰かけたといわれています。雨がひどいので、説明も詳しく読まず、撮り逃しました。

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<本殿>KP/DA18-50mm

ここで、お賽銭を。

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<授与所>KP/DA18-50mm

こちらで、交通安全のお守りを購入。500円です。

昨年鹿島神宮で交通安全のお守りを頂きましたが、そちらはクルマのグローブボックスに。三島大社のお守りはカバンに入れました。鹿島神宮のものはそろそろ返納しないといけないのですが、なかなか機会がありません。

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<舞殿>KP/DA18-50mm

本殿も舞殿も慶応年間の竣工でした。比較的新しいですね。ただ、建物は新しいものの、創建の時期は不明となってます。頼朝の名前が出ましたが、奈良・平安時代の古書にも三島大社の記録は残るとのこと。

境内にはいろいろなものがあります。

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<たたり石>PowerShot

2900年前の富士山の噴火で運ばれた石とのこと。それがどうして「たたり」なのか。

とにかく雨がひどくて、説明書きをゆっくり読むような状態ではありませんでした。カメラを濡らさないようにするのが精一杯です。

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<厳島神社へ>PowerShot

写真に収めただけになりました。

でも、三島といえば…。

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<うなぎ屋>PowerShot

これなんですよ。道の駅 箱根峠で我慢して、こちらでいただいてもよかったな。

またいつか、平日狙いでも。

さらに続きます。

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2022年6月12日 (日)

ラサ最終日、ジョカン寺など

西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(18)

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<ポタラ宮殿>P-30/SMC A28mm

ジャマリンカから文化宮へと移動しました。ラサ市民の憩いの場のようなところでしたが、ポタラ宮が目の前に見えます。

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<観光的記念撮影>P-30/SMC A28mm

市民の憩いの場と書きましたが、ほぼ漢民族向けのところであろうと思いました。このようなチベットの民族衣装は外国人観光客向けかもしれませんが、他の省からやってきた漢民族向けでもあるでしょう。

それにしても、お上りさん状態。ちなみに、ここで写っている人の中には体調を崩していた人も含まれますが、状態は回復しているようでした。

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<キオスクの売り子>P-30/SMC A28mm

売店の売り子も漢民族です。ここで社長とHさんがポラロイドを取り出し、彼女らを写して写真を進呈しているシーン。

もう30年経っていますが、「チェキ」などを使って現在も使える手段だなと思いました。ま、荷物になるので個人的にはやらないと思いますが。

この後、新華書店を見つけ、チベット自治区と青海省の地形図を購入することができました。これまた、現代では「スパイ行為」として摘発されちゃうかもしれません。でも、Google Mapでもラサの詳細は分かりますけど。ただし、中国国内ではGoogle Mapは通常の手段では閲覧不可です。

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<ジョカン寺>P-30/SMC A28mm

このあと、ジョカン寺に移動しました。これがラサでの最後の観光です。

こちらも寺院の破壊が目立ち、修復の大工仕事を僧侶が行っていたりしました。

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<少年僧>P-30/SMC A28mm

通りかかりの少年僧にモデルになってもらいました。

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<屋上より>P-30/SMC A28mm

ラサの寺院は個人的には内部よりも屋上の装飾が素晴らしく、当時のカメラではどうしても屋内よりも外を撮るようになります。

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<バルコルの眺め>P-30/SMC A28mm

夕刻ながらも人通りは多いです。ジョカン寺はバルコルの中心ですし。文化宮などとは違う、チベット人の世界ですね。

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<チベット音楽演奏者たち>P-30/SMC A28mm

このあと、バルコルを散歩してホテルに戻ることになります。

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<五体投地>P-30/SMC A28mm

こんな人物もいました。

五体投地と書きましたが、一方通行のバルコルで、人の進む方向とはなぜか逆を向いていました。


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2022年5月23日 (月)

八王子城跡に行ってみた・前編

2022年5月15日(日)

近場で行けるところを調べていました。すると、八王子にいくつかの城(または城址・城跡)があることを見つけました。とりあえずはその第1弾。

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<管理棟>PowerShot

ロケーションはJRおよび京王線高尾駅からバスということになります。自宅からはクルマで約1時間程度。駐車場は普通車50台のキャパです。日曜日でしたが、駐車場は8割程度の埋まり具合。

カーナビでは機種によっては名称では出ないようです(自分のがそう)。住所入力でたどり着きました。

ここでトイレを済ませ、パンフももらっておきます。

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<のぼり>PowerShot

ここは北条氏照の居城だったそうです。鎌倉時代の北条氏ではなく、豊臣の北条攻めのほうの北条氏で、三代・北条氏康の三男だそうです。

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<スタート>PowerShot

軽い気持ちで来てしまったのですが、ここから苦行が始まるのでした。

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<鳥居>PowerShot

どうやら、この先には神社もあるみたいです。まだ、このあたりは歩きやすかったのですが。

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<排水溝>PowerShot

「城跡」とあるので、建物自体は失われております。1590年の前田利家・上杉景勝による攻撃で焼け落ちたとも。

でも、ところどころこのような排水溝も残っているんですよね。

あの鳥居をくぐると本格的な山登りとなります。階段状になったところもありますが、土がむき出しになっていたり、草木に覆われたような狭い箇所もあります。

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<石段>PowerShot

終始こんな感じで、あたりは草いきれでムンムンしますね。入口の表示では「本丸まで800メートル(約40分)」なんてありますが、これは直線距離のことだろうと思いますね。

軽い気持ちで来ていて水分を持ち込みませんでした。これは失敗です。当然ながら登りだしたら自販機などはありません。

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<道しるべ>PowerShot

本丸までの道は尾根に作られているようでした。急坂が続いたと思うとちょっとだけ平坦な箇所にも出ます。そこは曲輪(くるわ)と呼ばれ、守備隊が詰めていたとのことです。

この七合目であと400メートルとか書いてあったような。でも、直線距離だよな。

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<展望>PowerShot

この日は午前中雨でこの時もやや霞がかったような状態です。晴れていれば結構遠くまで見えるんじゃないすかね。

結構登ってきました。

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<八王子神社>PowerShot

八王子権現を祀ったものだとか。当然社務所などはありません。無人の神社です。でも、建て替えを行うようで、資材はヘリで降ろすみたいなことが書いてありました。

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<天狗>PowerShot

こういう存在も信じたくなるようなひとけのなさです。さあ、あとちょっと。

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<本丸跡>PowerShot

ようやく到着しました。標高460メートルだそうですよ。

ここも重要な曲輪だったようです。ただし、天守閣を作るほどの広さはなかったといわれています。

写真を撮りながら、途中息も整えながらでしたが、画像のデータを見てみると30分で登り切ったようです。

足元はごく普通のスニーカー。むしろ、下りが急なので、登ったのと同じくらいの時間がかかったようです。

それにしても甘く見てました。出来たら足元はトレッキングシューズをお勧めしますし、トレッキングポール(杖)もあったほうがいいですね。水分もお忘れなく。

トレッカーは実に多かったです。

それにしても疲れましたです。続く。


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2022年2月 2日 (水)

惣宗寺と田中正造

2021年11月22日(月)

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<惣宗寺>PowerShot

11月のミニトリップのレポです。2021年最後のお出かけとなりました。

目指したのはまたしても北関東です。休日の合間の月曜日でしたが、自宅から圏央道、東北道と渋滞もなくすんなりとやってきました。ただし、天気は良くないです。これじゃあなと思い、カメラはコンデジだけ持参しました。あとで後悔するのですが(後述します)。

やってきたのは佐野でした。

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<佐野市のキャラ>PowerShot

佐野といえば佐野厄除け大師と佐野ラーメンですね。当初は栃木市の古い町並みも考慮に入れたのですが、この日の予定では結構走り回るので、佐野に絞りました。

佐野厄除け大師とは通称で、正式には惣宗寺といいます。休日にはかなり混雑するとききましたが、天気も雨模様で参拝客は少ないです。

佐野のキャラ、ラーメン丼を被り、腰にもうひとつの名物、「イモフライ」を差した袴姿です。フライドポテトではなくイモフライなんですね。「そんなん栃木じゃ常識だっぺよ」(by U字工事)

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<護摩札>PowerShot

本堂では祈願が行われていました。こちら、祈願料おいくらと(かなり高い)明示してありました。人間誰もが「厄」からは逃れたいという願望がありますので、これが人気を呼ぶのでしょうかね。

ま、自分の場合はとりあえず見学すればいいので、お賽銭を出した以外、写真を撮っていただけですけど。

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<グッズ自販機>PowerShot

ここで絵馬やらお守りなどを販売してます。寺院には珍しくやたらと自販機が目立つところです。おみくじも自販機で買えたと思います。

この寺院、口コミでは「がめつい」ところであると記されておりました。なるほど、このように自販機で乱売するというのはわかるような気がします。

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<なんでもアリか>PowerShot

こんな感じで、やたらと金額を示すものが多いんですね。

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<春日岡山東照宮>PowerShot

寺院を名乗っている割に、境内には東照宮があったりれいすい観音というものがあったりします。

盆栽の販売所もありました。結構よさげな建物なんですが、ここでもおみくじのPRは忘れてません。

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<あの人の墓>PowerShot

なんと、約1か月前に訪れた足尾にゆかりのある田中正造の墓がありました。これも何かの縁なのか。

田中翁は現在の佐野市で生まれ、国会議員となった後、天皇に足尾の鉱毒を直訴し、議員辞職しました。その後も鉱毒被害者の支援活動を続けましたが、最後は全財産を使い果たし佐野市の支援者宅で倒れ、亡くなったそうです。本葬がここで行われました。

ということで、墓所はここにありますが、分骨されたため墓はあと5か所あるそうです。いずれも、栃木・群馬にまたがる鉱毒被害地だそうです。

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<解読不可能な文字>PowerShot

こちらが田中翁の墓というわけではありませんが。卒塔婆の上部の文字が何やら意味ありげで。

寺という雰囲気には程遠いところでしたが。寒いのでラーメンで食べるか。

佐野厄除け大師

続きます。

 
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2022年1月 9日 (日)

初詣

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<鳥居>PowerShot

ワタクシにとって正月というものは長らく長期の休みが取れる期間であるため、日本にいないのが普通のことで、20年近く初詣というものはしたことがなかったです。

2021年は不思議スポットの藤滝不動尊や富士宮焼きそばのついでに富士山本宮浅間大社に立ち寄りましたが。

つうことで、こちらに元旦の午後立ち寄ってみたんです。比較的小さな神社ですけど、拝殿にたどり着くまで何時間かかるかわからないくらいの長蛇の列ができており、その日はいったん引き返しました。

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<淡島神社>PowerShot

こちら、同じく町田市内にある別の神社です。たまたまこの近くを通りかかると、「初詣は淡島神社へ」という手書きの看板がいくつかあり、訪れてみました。市内ではあるものの、まったく土地勘はなく予備知識も何もなくやってきたも同然。

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<拝殿>PowerShot

先客がひとりいるだけでした。賽銭箱に小銭を投入し拝んではきましたが、まるで商売っ気のない神社で、社務所が開いてなく、したがって御守りなども売っておりません。

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<わずかな列>PowerShot

ということで、再び菅原神社に出向きました。この石段の先が拝殿です。

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<そろそろ>PowerShot

名前の通り、菅原道真にゆかりのある神社です。もうひとつ、町田の中心地に菅原道真にゆかりのある町田天満宮というところがあり、こちらも通称では菅原神社と呼んでいたと思いますが、住み分けはできているのだろうか。ちなみに、天満宮のほうは高校の先輩がそちらの跡取りであることが分かったのですが、ちゃんと継いでいるのだろうか。来年でも行ってみっか。

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<拝殿その2>PowerShot

無事に参拝を終え、撮影モードに入ってしまいます。ちなみにこの奥には「中を撮影しないでください」という貼り紙がありました。

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<社務所>PowerShot

こちらで御守り2種を購入。おお、きちんと巫女さんも写り込んでますわ。

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<寅年>PowerShot

虎は1日で千里を行き、千里を戻るということで強靭な生命力であらゆる厄災を振り払うと考えられていますが、中国の十二支では最低ランクに位置づけられるとのことです。最高ランクは龍ですね。ま、どうでもいいことですわ。みんな一緒なんだし。

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<帰り道>PowerShot

こちらが順路だそうです。この中にも小さな社が点在しております。

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<出口>PowerShot

この石段、降り口が2つあることはあるのですが、「おとこ坂」はどこだかわからなかったですね。

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<行事>PowerShot

自宅からは歩いて程よい場所ですね。あの、雪の降った直後でしたが難儀はしませんでした。

ここ、なんたって交番が入口にあるので何かあっても安全かもよ。

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<ゲット>PowerShot

あと数か月は旅行もできませんけど、これがあればどこにでも行けるんじゃないすか?

交通安全の御守りは某所でゲットしたので、そのうち返納して新しいものを手に入れますかね。これまた、なかなか行けませんけど。

 
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2021年12月28日 (火)

諏訪大社下社春宮

9月のミニトリップの続きです。

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<春宮二之鳥居>KP/DA15mm

秋宮からクルマで10分もかからない移動ですね。

この鳥居の前に郵便局があり公衆トイレの間を抜けていくと、専用駐車場となります。入ってすぐは郵便局の駐車場と、大型バス駐車場、タクシー乗り場ですので、注意が必要です。

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<幣拝殿>KP/DA21mm

ここが一番奥になります。秋宮もそうなんですが幣拝殿とは「幣殿」と「拝殿」がひとつになったものだそうで。これを二重楼門造りというそうです。

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<角度を変えて>KP/DA15mm

もちろんここも4本の御柱に囲まれております。

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<神楽殿>KP/DA15mm

御神前にお神楽を奉納するための建物とのこと。江戸前期に落成したとありますが、建て替えられているのかは不明です。

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<下馬橋>KP/DA15mm

二之鳥居を出て、参道を下るとこのようなものがあります。

現在は一般道があるためわかりにくいですが、御手洗川にかけられた屋根付きの太鼓橋で、ここを渡るときは馬から降りて歩かなくてはならなかったそうです。

現在クルマでやってくると一般道のど真ん中にこちらがありまして、この右側だけすれ違いができません。対向車があった場合はどちらかが待つことになります。

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<大鳥居>KP/DA15mm

参道をさらに下ればこちらの鳥居に出ます。左に行けば秋宮方面。直進で諏訪湖方面ですね。信号待ちのスナップ。

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<ガラクタ市場>KP/DA15mm

下馬橋から戻り、郵便局のむかいにあったここが気になっていて、Google Mapで調べたら「ガラクタ市場」とのこと。

時間があったらじっくりと見ていったかも。

かなり駆け足でしたが、4社見て回りました。ここから再び、諏訪湖畔へ。

続きます。


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2021年12月21日 (火)

デプン寺でおっさん軍団と戦う

西寧~ラサ・高山病と戦う旅からのエピソード(16)

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<集まる犬>P-30/SMC A28mm

ラサ3日目。郊外にあるデプン寺へ足をのばしました。

当時は市内から結構離れたところにあると思っていましたが、wikiの記述によればラサ西郊5kmとのことです。

バスが到着するとともに犬が群れをなして集まってきました。昔作っていたHPの記述では「野良犬」としていましたが、寺院で餌をあげていることは間違いないでしょう。チベット仏教は日本と同じく大乗仏教の一派であると思いますが、上座部仏教と同じく殺生の禁を守っていますね。

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<斜面の建物>P-30/SMC A28mm

山の麓にある寺院ですが、決して平坦ということもなく、坂を上っていきます。

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<ようやく到着>P-30/SMC A28mm

本殿に到着です。しかし、かなりの距離を登ってきました。心拍数が高くなり息も切れるので、一休みですね。

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<岩絵>P-30/SMC A50mm

ここにも岩絵があることが確認できました。鳥葬場であるのかは未確認ですが、まあそうでしょうね。

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<記念撮影>P-30/SMC A28mm

ちなみに左端の人物は監視役のガイド、陳さんです。監視役といっても名目上のことであり、彼もしっかりとカメラを抱えてきてました。観光気分ということは表情に出しませんが、楽しんでいたはずです。また、陳さんは3人のガイドの中でも一番あか抜けていたので、ラサ市内のチベット人からの土産攻撃でも、外国人(日本人)と思われて、英語で話しかけられておりました。

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<建物内部の仏画>P-30/SMC A28mm

珍しく内部の写真が残ってました。例によって、社長とHさんが袖の下を渡し、それに乗ったのです。

残りのフィルムを計算して大丈夫と判断したのですね。また、この時点でデプン寺にいる外国人観光客が我々だけだったので、余計な気遣いなしとも判断したのでしょう。

ここ、デプン寺も文化大革命の影響によって、内部もかなり破壊されていたとのことです。修復中ということで、足場が組まれていました。

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<大工仕事>P-30/SMC A28mm

その通りで、修復作業の木材を加工する人がいました。作務衣のようなものを着てますが、ちらりとその下に特徴ある色の袈裟を着ているのが見えました。修復作業も僧侶が行うのでした。

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<こちらもお仕事中>P-30/SMC A28mm

さらに奥の部屋でもっと細かい修復作業を行っていた僧侶が手招きしました。すかさず社長が撮っていたビデオを送料に見せて歓迎されます。

いい雰囲気になっていたと思っていたら、いつの間にかやってきていた年配者の男性ばかりの日本人観光客集団がぞろぞろと入ってきては、部屋があふれかえってしまいました。「お前らは呼んでいない」ということなのか、さきほど手招きをしていた僧侶の機嫌が豹変してしまい、我々もあおりを食って追い出されてしまいました。なんとも残念です。

実はこの集団は同じ拉薩飯店(Holiday Inn)に泊まっていたのです。その日の朝、ロビーが人であふれ、座るところもあまりなかったのですが、席を譲ってあげても(相手は年上ですからね)、一切の礼はなく仲間内で好き勝手をやっているというのが見て取れたのでした。

ちなみに、ロビーに人があふれかえっていたのは、飛行機が飛ばなかったためのようです。

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<厨房のドンモ>P-30/SMC A50mm

デプン寺を出る前に厨房を通りかかり、撮らせてもらったものです。バター茶を作る撹拌機ですね。

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<絨毯づくり>P-30/SMC A50mm

観光が終わり、尹さんの土産攻撃の一環で寺の下にある絨毯工場に立ち寄ります。

すると、デプン寺にいたあの集団がまたしても現れたのでした。

Tb554

<糸紡ぎ>P-30/SMC A28mm

おっさんたちは時間があまり取れなかったのか、リーダーらしき男性が働く女性に飴玉をひとつずつ渡すと、さっさと出て行ったのでした。

まったく、同胞としても気分が悪いです。この集団にも中国側のガイドがいると思われますが、こういうことをやっているとガイドにリベートも入らず、相当印象が悪くなるはずですね。ともかく、不快をまき散らす連中でした。

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