五輪都市
まったく憂鬱な国際イベントが始まろうとしております。一部の競技はすでに始まっているわけですが。
旅に出るようになってからは、休める時期がまるまるオリンピックと重なっていたわけで、特に今世紀に入ってからはリアルタイムで見てないことのほうが多いですね。
それでも、夏季オリンピックの開催都市にはいくつか訪れたことがあります。
<パリのカルーセル>K-7/DA16-50mm
第1回と28回の開催都市、アテネ。ま、第1回目は19世紀、1896年のことですが、28回目の2004年にはメキシコにおりました。日本の前評判はそれほど高くなかったと思いますが、連日の報道で大活躍というのはどうして知っていたのだろう。当時はPC持参ではないし、ネットカフェにも行くことはありませんでした。
カンクンの非ツーリスティックエリアにある日本料理屋でそこの女将が「体操男子団体が金を取りました」と伝えてきたのはよく覚えています。この年から女子レスリングが競技種目に入り、その後のメダル量産につながっておりますね。
ワタクシがアテネを訪れたのは2000年の年末から2001年の年始にかけてです。会場の建設など微塵も感じられませんでしたが。
第2回と8回の開催都市がパリです。これまた古い話で、当時の競技場などは現在も使われているような気もします。次回の第32回、2024年の時にはワタクシはどこの地にいることやら。また、コロナ禍で非常にリスクの大きいことが露呈されたわけで、次のオリンピックがこれまでのような形で行われるかもわかりませんね。
<ロンドンの街角>K-7/DA16-50mm
第4回と14回、30回と3回も開催しているのがロンドンです。2012年の時はタイにいて、タイのテレビではまずオリンピックの報道はありませんでした。なでしこジャパンがワールドカップに続く優勝かとちょっとだけ気になっていたのですが、タイとは関係ない外国の試合まではフォローしてないんだなと思いました。
この年、のちに行くことになるフランスからドーバー海峡を渡ってイギリスにというルートも頭をよぎったのですが、オリンピックで警戒が厳しくなるし、宿も取りにくくなるだろうと避けております。2014年に訪れることになりますが、「ロンドンアイ」と呼ばれる大観覧車がテムズ川近くにできていて、これがオリンピックの残していったものなのかと思いました。
<コロッセオ>K-7/FA35mm
第17回開催都市のローマ。こちらもオリンピック当時の建築物はどうなっているのか。おそらく今でも有効に使われていることでしょう。経済の破綻寸前といわれたこともあるイタリアですが、西ヨーロッパ諸国はサラエボのオリンピック遺構みたいなものは残していないような気もします。
また、マラソンのアベベが裸足で走った石畳の道は当時のままですね。
<先住民の踊り>MZ-3/FA28-105mm
第19回開催のメキシコ市。ここでは、開催に合わせて開通した地下鉄網が市民の足となっていました。でも、結構やばい乗り物なんですよね。
<擁和宮>P-30/SMC A50mm
第29回開催の北京。実はこの時は中国に足を踏み入れておりました。もちろん、オリンピックは関係なく。
開会式の日には雲南省の景洪にいたんです。夕食を取りに食堂に入ったものの、店員が全員テレビに注目していてこちらはそっちのけでしたね。ま、料理は食べることができましたが。
その後、ラオスに抜けウドムサイというところのゲストハウスではちょうど日本とどこかの国のサッカーの予選が行われているテレビ中継をやっておりました。確かオランダ戦で負けです。メンバーには吉田麻也、長友、香川、本田らがいましたが。
なんでラオスで中継を見れたかというと、中国の衛星放送を受信できたからです。テレビを見るということはラオスのローカル放送ではなく中国やタイの放送を見ることなのでした。
ま、こんな具合で。前回の東京大会の時は甲州街道に出て選手が走るのを見た記憶があります。もっとも幼稚園にも入ってない時でしたが、いくつかそんな記憶はあるんです。市川崑の映画「東京オリンピック」も見に連れていかれたと思います。
つうことで、今回どんなドラマが待っているのでしょうかね。すでに選手らに感染者も出ているようなので、対戦型の試合では中止なんてこともあり得ますね。
別の意味で筋書きのないドラマですぜ。
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